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中国リポート

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 少し前のニュースになるが、11月13日、遼寧省大連市にルイ・ヴィトン(LV)のフラッグシップ・ショップ(旗艦店)がオープン。オープニングセレモニーには芸能界やスポーツ界のスターが多数出席し、ヘアメイクもバッチリきめた張怡寧が姿を見せた。
 今年9月末に行われた、金メダルを獲得した中国選手への賞金授与式でもヴィトンのショルダーバックを提げて現れ、マスコミの注目を集めた張怡寧。担当コーチである李隼コーチの中学生の娘さんに、ヴィトンの靴をプレゼントしたこともあり、実は大ファンなのかもしれない。

 1992年に中国へ進出したルイ・ヴィトン。中国でも富裕層の間で人気のようだが、今年4月のチベット鎮圧の際にはルイ・ヴィトン社がチベット独立派に資金援助を行っているという報道(ヴィトン社は否定)から、製品の不買運動が発生。同社が大株主を務めるスーパーのカルフールも大規模な不買運動の対象になった。ちなみにルイ・ヴィトンは中国語で「路易・威登」。発音するとルーイー・ウェイダンという感じで、どうも字面にはあまり高級感がないが、単に「LV」と書くことも多い。

 張怡寧はこれまであまり派手な格好をしなかったようだが、収入の多いトップ選手にはブランド志向の強い人も多い。王楠がドルチェ&ガッバーナのコートに身を包み、中国の卓球雑誌『Pingpang世界』の表紙を飾ったこともある。卓球王国で某選手の取材を行った際、撮影用に用意した某ブランドのシャツ(Tシャツ)をそのままプレゼントしたところ、高級ブランドを愛する彼は、そのシャツを「寝巻」にしてしまったというエピソードも…。

Photo:張怡寧、五輪の金メダルは最強のブランド品?