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中国リポート

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 年越しの話題、しかも順番が前後してしまい、申し訳ありません。08超級リーグの女子最終順位とMVPを掲載いたします…。

☆☆☆ 2008中国卓球クラブ超級リーグ・女子最終順位 ☆☆☆

1.  魯能・路安集団
2.  遼寧鞍鋼
3.  山西大土河華東理工
4.  八一工商銀行
5.  北京時博国際
6.  北京北大方正
7.  江蘇中超電纜
8.  広東珠江怡景湾
9.  大同雲崗・雁北賓館
10.  冀中能源

★最佳運動員(女子MVP)
郭躍(遼寧鞍鋼)

 大激戦となった決勝戦を紙一重の差で制した魯能・路安集団が優勝。MVPには、王楠が抜けた穴を埋め、チームを決勝進出に導いた郭躍が選出された。
 3位以下のチームでは、張怡寧のいる北京時博国際が、北京北大方正との5位決定戦、北京ダービーを2試合ともストレートで制して5位。準決勝進出はならなかったが、張怡寧にとっては納得のシーズンだったのではないか。8位の広東珠江怡景湾は、エース劉詩ウェンが17勝5敗と及第点の成績を残したが、2番手の曹幸ニィが2勝8敗と不調なのが響いた。

 そして、何よりショッキングだったのが冀中能源の甲Aリーグ降格。7~10位のチームで争う第2ステージの順位決定戦では、まず江蘇中超電纜に2連敗して9位決定戦へ。9位決定戦は2試合で勝敗を決するのだが、冀中能源はまず第1戦で大同雲崗・雁北賓館に3-2で勝利。しかし、これが最後の抵抗だった。第2戦ではトップで賈君がカット主戦型の武楊に、2番で牛剣鋒が馮亜蘭にストレートで敗れ、一気に降格の崖っぷちに。今シーズン超級リーグの最多勝ペアとなった牛剣鋒/白楊が勝利して意地を見せたが、4番で賈君が馮亜蘭に敗れ、ついに自動降格が決定した。
 2000-2001年、2002年と2シーズン続けて(当時のチーム名は河北六通)、超級リーグを制した河北省チーム。ここ2シーズンほど中堅チームとして安定した成績を残していたが、主力である牛剣鋒と白楊のふたりが国家チームを引退。技術レベル、モチベーションともに維持しきれなかったようだ。世代交替もいまだ進んでおらず、再び昇格するまでには相当な時間を要するだろう。

 こちらも遅ればせながら、超級リーグの男女9位チームと甲Aリーグ2位チームの入れ替え戦の結果も続けて掲載いたします。

Photo上:優勝は逃したが、MVPの座を獲得した郭躍
Photo下:今シーズンはシングルス2勝11敗と惨憺(さんたん)たる成績に終わった牛剣鋒。かつての世界ランキング2位も、チームの凋落に歯止めをかけられず