スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート
 1月6~11日に韓国で行われた、第62回全国総合卓球選手権。個人戦の結果をお伝えしましょう。

〈男子シングルス〉●準々決勝
柳承敏(三星生命) 4-2 徐賢徳(中央高校)
姜炯薫(KT&G) 4-3 尹在栄(KT&G)
呉尚垠(KT&G) 4-1 李鎮権(三星生命)
朱世赫(三星生命) 4-3 李廷佑(農心三多水)
●準決勝
柳承敏 10、7、-8、-11、10、-6、9 姜炯薫
朱世赫 -12、5、7、-9、-16、7、9 呉尚垠
●決勝
柳承敏 8、4、7、-7、6 朱世赫

 男子シングルスでは、第1シードの柳承敏が2連覇を決めた。膝の故障もあり、準々決勝で左シェークドライブ型の徐賢徳のバックハンドに苦しめられ、準決勝では姜炯薫(05年世界ジュニア混合複優勝)にゲームオール9点で辛勝。しかし、決勝ではチームメイトの朱世赫を相手に、対カットの強さを見せて4-1で勝利し、2年連続の2冠王となった。

〈女子シングルス〉●準々決勝
唐イェ序(大韓航空) 4-0 金キョン娥(大韓航空)
文玄晶(三星生命) 4-3 朴スンヒ(大韓航空)
兪允美(ソウル市役所) 4-3 金ジョンヒェン(大韓航空)
朴美英(三星生命) 4-2 石賀ジュン(大韓航空)
●準決勝
唐イェ序 8、6、-8、-10、9、-3、5 文玄晶
朴美英 4、8、4、8 兪允美
●決勝
唐イェ序 9、-3、9、6、8 朴美英

 女子シングルス優勝は北京五輪代表の唐イェ序。北京五輪以降の疲労の蓄積と、昨年12月に手術した中耳炎が再発したことで、大会後に入院するほど体調が悪かったようだが、準々決勝で金キョン娥、決勝で朴美英と韓国が誇るツインチョッパーに完勝。こちらも団体との2冠に輝いた。その他、男子ダブルスは呉尚垠/金延勲(KT&G)、女子ダブルスは石賀ジュン/高小美(大韓航空)、混合ダブルスはソ・ヨンギョン/イ・ヒョシム(大宇証券)が優勝した。

 韓国では全国総合卓球選手権に続き、江原道洪川総合体育館で、世界選手権横浜大会の第2次代表選抜戦(1月15~17日)と第3次代表選抜戦(1月19~22日)を続けて開催。男女それぞれ23名が参加した第3次選抜戦の上位8名と、世界ランキング10位以内の自動推薦枠として柳承敏と金キョン娥、協会推薦など男女各12名が世界選手権代表となる。
 第3次選抜戦の男子では朱世赫(三星生命)がトップ通過し、その他に呉尚垠/金延勲/尹在栄/李鎮権/李廷佑/趙彦来/ジョ・ジフンが上位8名までに入った。ジュニアで活躍する徐賢徳も推薦枠での出場が濃厚だ。女子は、選抜戦の3日前まで入院し、出場さえ危ぶまれたという唐イェ序が根性のトップ通過、同じく帰化選手の石賀ジュンも代表に決まった。全出場メンバーが確定した時点でまたお伝えしたい。

Photo上:07年世界選手権3位の柳承敏。横浜での戦いぶりはいかに?
Photo下:選抜戦終了後、春節を迎えた故郷の吉林省長春市で静養した唐イェ序。世界選手権個人戦は初の代表となる