★「直通横浜」男子第1ステージ/2日目終了時点での順位
1 王皓(9勝1敗)・許シン(9勝1敗)
3 陳杞(7勝2敗)・張超(6勝2敗)
5 王励勤(7勝3敗)・ハオ帥(7勝3敗)・李平(7勝3敗)
8 馬龍(6勝3敗)・侯英超(4勝5敗)
10 雷振華(3勝5敗)・張継科(3勝6敗)
12 徐輝(2勝6敗)・ジャク一鳴(2勝6敗)
14 許鋭鋒(2勝7敗)・邱貽可(2勝7敗)
16 方博(1勝8敗)・閻安(1勝8敗)
☆2日目までの主な対戦スコア
[1日目]
徐輝 4-1 馬龍 許シン 4-2 馬龍 許シン 4-3 陳杞
侯英超 4-1 王励勤 陳杞 4-2 ハオ帥 王励勤 4-3 張継科
[2日目]
陳杞 4-2 王励勤 馬龍 4-3 王励勤 張超 4-2 王皓
李平 4-2 許シン 閻安 4-1 張継科 ジャク一鳴 4-3 馬龍
「直通横浜」の男子第1ステージ、中間点となる2日目を終えた時点での暫定順位は上記のとおり。世界ランキング1位の王皓がトップなのは順当なところだが、許シンの9勝1敗というのは見事な成績。馬龍・陳杞・張継科・侯英超・張超と、強豪を次々と打ち破った。今回の「直通横浜」の結果に関わらず、シングルスの代表に抜擢される可能性はかなり高そうだ。
一方、第1ステージでここまで大きく出遅れているのが、昨年度の全中国チャンピオン・張継科。第1日目、1勝1敗で迎えた第3試合の許シン戦、ゲームカウント2-2の10-8から1点取られ、10-9となったところでベンチの鐘金勇コーチから「暫停(タイムアウト)」のジェスチャー。ところが張継科はこれを拒否し、結局このゲームを逆転されて落とすと、第6ゲームは一方的な内容で敗れた。この様子を見ていた劉国梁監督は「中国チームに未だかつてなかった事態」と怒り心頭に発し、試合終了後の集合で張継科を厳しく叱責したと伝えられている。
07年ザグレブ大会では、姚彦と組んだ混合ダブルスでズース/シャール(ドイツ)に敗れ、同大会で初めて敗れた中国選手になった張継科。今回の行為も、首脳陣の信頼を損なう結果になりそうだ。
Photo:全中国チャンピオンの張継科、なかなか順風満帆とはいかないようだ