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中国リポート

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 国家男子1軍チームでは、「直通横浜」の期間中、選手たちの体重測定が行われた。
 春節(中国の旧正月)前の休暇前、選手たちはすでに体重を一度測定している。選手たちがそれぞれの故郷で春節を迎え、飲み過ぎ食べ過ぎで体重が増えていないかチェックするのが目的だ。体重が1キロ以上増えていた選手にはペナルティがあり、劉国梁監督曰く「有銭的、罰?万米;没銭的、就罰銭」、つまりお金のある選手にはランニング、お金のない選手には罰金が待っている。

 今年は10月に全中国運動会を控えており、故郷に戻っても省チームの練習に駆り出された選手が少なくない。しかし、集合訓練で絞り込まれた体だけに、春節のご馳走を食べてのんびりしていると、1キロくらい簡単に増えてしまうだろう。体重計を前に靴下やシャツを脱ぎ捨て、最後の抵抗を試みた者もいたそうだが、彼らが心の中で「監督、あんたはどうなんだ!」と叫んでいたかどうかは、定かではない。

 ちなみに国家男子チームの「Mr.ダイエット」と言えば馬琳。17歳で初出場した97年世界マンチェスター大会ではスリムだったが、膨らんだり萎(しぼ)んだりしながら徐々に体重が増加。04年アテネ五輪でワルドナーに敗れた直後、ついに呉敬平コーチから「ダイエット指令」が出てしまった。3カ月で12キロ落としたと呉コーチがインタビューで語っているが、よく頑張ったというか、ずいぶん蓄えていたというか…。引退した後が心配だ。

Photo:引退後、あっという間に顔の輪郭まで変わってしまった劉国梁監督。日本のペン表ファンのためにも、少しダイエットしてほしいが…