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中国リポート

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 中国選手たちは国際大会と超級リーグで、違うブランドのウェアを着ていることをご存知だろうか?

 中国卓球チームのウェアのオフィシャルサプライヤーになっているのは、中国のスポーツブランドである「李寧(リィニン)」。創業者は1984年ロサンゼルス五輪・体操で3種目優勝を果たし、“体操王子”と呼ばれた李寧氏。1988年に現役を引退した後、1990年に「李寧公司」を創業、わずか10数年で全土に3,000店を超えるフランチャイズ店を持つ、中国最大のスポーツブランドに育て上げた。スウェーデン五輪代表チームとのオフィシャルサプライヤー契約、NBA(米プロバスケットボール)のトップ選手であるシャッキール・オニールとの契約などで、世界的にも知名度が上昇している。

 中国卓球チームは1998~99年にイタリアのフィラ(FILA)と契約していたが、2000年の世界選手権団体戦から李寧と契約を結び、来年の北京五輪でも李寧のウェアを着用する。
 李寧はインドアスポーツ事業部でウェアのデザイン革命に取り組んでいるそうで、その一例が女子選手の“スコート”。ザグレブ大会の予選会では、李寧と個人契約している張怡寧が李寧のスコートを着て登場、「中国卓球史上初めてスコートを着たトップ選手」として大きく報道された。やはりというべきか、郭炎や郭躍はあまり履きたくないようだが、北京五輪では中国女子チームのスコート姿が見られるかもしれない。
(「ロゴに注目! 中国選手のウェア事情-弐」に続きます)

Photo:張怡寧の襟元に注目!
Photo:拡大写真。どこかで見たようなロゴです