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中国リポート

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 2000年シドニー五輪ベスト4の実績を持つシンガポール女子の名プレーヤー、ジン・ジュンホン(中国名:井浚泓)が、シンガポール女子チームのコーチに就任することが発表された。任期は今年3月1日から2年間となる。

 シンガポール代表として3回の五輪に出場したジン・ジュンホンは、1968年10月13日生まれで現在40歳。スイングスピードが早いフォアドライブの連続攻撃と、バック表ソフトの安定したブロックで、前陣での球さばきのうまさに定評があった。上海市女子チーム出身で、上海市チームに練習に来ていたシンガポール男子チームの黎仕漢と知り合い、91年末にシンガポールに渡って結婚。93年世界選手権イエテボリ大会では、女子シングルス3回戦で世界チャンピオンのトウ亜萍(中国)をゲームオールで破る大金星を挙げている。2000年シドニー五輪では、孫晋(中国)、耿麗娟(カナダ)らを破ってベスト4入り。準決勝・3位決定戦で敗れたものの、シンガポール初の五輪メダル獲得にあと一歩まで迫った。96・97・00年とシンガポールの最優秀女子スポーツ選手にも選ばれている。

 05年上海大会ではシンガポール女子チームのベンチに入り、昨年末のドイツオープン、ポーランドオープンでは退任が濃厚となっていた劉国棟監督に代わってチームを率いていたジン・ジュンホン。「コーチ就任は1カ月近く考えた上で決めたこと。周樹森監督に学んでコーチとしての実力を高めたい」と地元のマスコミに意気込みを語っている。

Photo:04年アテネ五輪でのジン・ジュンホン