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中国リポート

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 現在、超級リーグでウェアのサプライヤーになっているのは「安踏(アンタァ)」。1993年、創業者の丁志忠が福建省晋江市で始めたスポーツシューズの工場が、自社ブランド「安踏」の発売をきっかけに急成長。「安踏体育用品有限公司」はスポーツシューズのシェアでは中国ナンバーワンを誇り、「アディダス」「リーボック」などの代理販売も行う総合スポーツメーカーへと成長した。
 1999年には孔令輝と「形象代言人(イメージキャラクター)」の契約を結んでいるが、これが中国のスポーツメーカーが起用した「形象代言人」の第1号。そして2000年シドニー五輪で孔令輝は優勝し、安踏のイメージアップに大いに貢献することになる。現在も急成長を続ける安踏は、まるで李寧の足跡をたどるようにして李寧を猛追している。

 超級リーグでも、2005年に福原愛が参戦した遼寧本鋼がミズノと契約を結ぶなど、各クラブによってどのブランドのウェアを着てもOKだった。しかし、2006年のシーズン開幕前に公布された『2006中国Pingpang球倶楽部超級聯賽競賽指南』には、安踏公司との契約が明記されており、このシーズンから超級リーグのウェアは安踏で統一されたようだ。

 中国リポートでは超級リーグの最新画像がなかなか入手できないため、李寧のウェアを着た国際大会の写真を掲載することも多いが、実際には、選手たちは超級リーグでは必ず安踏のウェアを着用する(紛らわしくてゴメンナサイ)。そしてこのふたつのライバルメーカー、ロゴがよく似ているのだ。実は筆者もしばらくは同じブランドだと思っていた。どちらもナ○キにソックリなのだが、どこか中華風なのがポイント。
 「ナ○キのロゴ」というお題で、李寧→安踏とお絵描き伝言ゲームをやっていったような感じだ。

Photo上:昨シーズン、広東佐川急便のエースとしてプレーした福原愛。上下とも安踏で統一されている
Photo中:ロゴの拡大写真。李寧とちょっと角度が違う
Photo下:う、上が安踏で、下が…李寧?? こうなるとなかなか見分けがつかない。05年のシーズンはまだこんな組み合わせでもOKだった(超級リーグ岡山大会での劉娟のプレー)