★[直通横浜]女子第2ステージ・最終順位 3/2~5
1. 丁寧(11勝4敗)
2. 張怡寧(11勝4敗)
3. 劉詩ウェン(11勝4敗)
4. 李暁霞(11勝4敗)
5. 郭躍(10勝5敗)
6. 郭炎(10勝5敗)
7. 曹臻(9勝6敗)
8. 彭陸洋(8勝7敗)
9. 姚彦(7勝8敗)
10. 范瑛(7勝8敗)
11. 常晨晨(7勝8敗)
12. 李暁丹(5勝10敗)
13. 饒静文(5勝10敗)
14. 文佳(4勝11敗)
15. 木子(3勝12敗)
16. 王シュアン(1勝14敗)
★主な対戦記録
[2日]丁寧 3-1 范瑛 郭躍 3-1 郭炎 劉詩ウェン 3-1 李暁霞
彭陸洋 3-1 李暁霞 郭躍 3-0 張怡寧 李暁霞 3-2 丁寧
[3日]曹臻 3-1 張怡寧 郭炎 3-2 彭陸洋 劉詩ウェン 3-1 郭躍
丁寧 3-1 郭炎 彭陸洋 3-1 郭躍 張怡寧 3-0 劉詩ウェン
[4日]張怡寧 3-0 李暁霞 郭躍 3-2 丁寧 常晨晨 3-2 郭炎
曹臻 3-2 丁寧 范瑛 3-1 郭躍 丁寧 3-1 劉詩ウェン
[5日]李暁霞 3-1 郭炎 木子 3-1 郭躍 丁寧 3-2 張怡寧
郭炎 3-2 張怡寧 李暁霞 3-2 曹臻 李暁霞 3-1 郭躍
[直通横浜]の女子第2ステージ、こちらは第1ステージに続いて5ゲームズマッチ・11点制での開催。結果は上記のとおりとなった。上位4人が11勝4敗で並ぶ混戦になったが、第1ステージで3位と健闘した丁寧が、国際大会での活躍を裏付けるように見事首位の座を獲得した。
今や中国卓球界の「時の人」になりつつある丁寧。北京市チームの先輩である張怡寧は「私が18、9歳の時には、もう世界選手権で上位に進出していたし、丁寧の好成績はちっとも意外じゃない。これまでベテランの選手たちが多くいて、実力を発揮する場がなかっただけ」とその実力を認めるコメント。2年前のザグレブ大会では雷振華との混合ダブルスのみのエントリーで、経験を積むだけの出場だった丁寧だが、横浜大会ではシングルスでのデビューが決まった。
ボーイッシュなルックスから、どこのマスコミが言い出したものか、中国では「スポーツ界の十大中性美女」のひとりに数えられている丁寧。他に陸上やバレーボール、スピードスケートなどから選手が選ばれる中、卓球界から丁寧と郭躍のふたりが選出されている。納得の人選だが、「女子選手の男子化」では、卓球が他競技に先んじているということか…。
2位以下の選手では、張怡寧が第1ステージに続いて2位に入り、余裕を持ってシングルスの出場権を獲得。故障を抱え、成績が伸び悩んだ馬琳とは違い、こちらの五輪金メダリストの仕上がりは順調だ。3位の劉詩ウェンは世界ランキングもいつの間にか12位まで上昇、横浜大会でシングルスへの出場が決まれば有力なダークホースのひとり。そして4位の李暁霞は、第1ステージでの低迷を払拭するとまではいかないものの、最低限の成績を首脳陣に示すことができた。3月4日には試合がすべて終わった後で、李隼コーチとともに居残りの特訓を行い、最終日に郭炎や郭躍を破っている。今回の「直通横浜」では、シングルスの出場権を獲得できるのは上位3名のみ。李暁霞は残る出場権を賭けて、部内での代表決定戦に臨むことになる。
Photo上:これから女性ファンが増えそうな丁寧
Photo下:及第点は出した李暁霞。中国女子の主軸になるためには、ここからが正念場