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中国リポート

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 世界選手権開幕を目前に控えた4月25日、シンガポール女子チームのエースであるリ・ジャウェイが、故郷である北京市で盛大な結婚式を挙げる。世界ランキング7位で、中国女子と互角の勝負ができる数少ない選手のひとりだったが、残念ながら世界選手権横浜大会は欠場。膝の故障の影響が大きいようだが、シンガポール国内では「結婚式に専念するため、ドイツオープンと横浜大会を欠場」と報道されている。

 中国リポートでも、リ・ジャウェイのプライベートを取り巻く報道について、何度かお伝えしてきた。リポート2008/04/09「シンガポールの国民的カップルが破局」では、シンガポールのバドミントン男子チームのエースで、リ・ジャウェイの婚約者だったスシロとの破局と、財産分割を巡るトラブル。そしてリポート2008/10/16「リ・ジャウェイ、大誤報で困惑…」では、“宝石王”の異名を取る李厚霖氏とリ・ジャウェイが結婚するという誤報を流した新聞社が、謝罪文を出すという一幕もあった。それだけリ・ジャウェイは注目を集める存在なのだ。

 昨年10月に流された誤報は、「9月にリ・ジャウェイが李厚霖氏と北京で入籍した」という報道内容。実はこの誤報、李厚霖氏の名前以外は間違いではなかった。リ・ジャウェイは確かに昨年9月26日、北京で「李」さんと入籍を済ませていたのだ。お相手は37歳のビジネスマン、李超氏。共通の友人を介して昨年3月に知り合い、交際6カ月でのスピード婚だった。さすがの速攻である。
 また、CNA(Channel News Asia)のシンガポールニュースによれば、リ・ジャウェイはすでにシンガポール卓球協会と「家族計画」に関する協定を締結。リ・ジャウェイが子どもを産む場合、来年2010年いっぱいまでか、あるいは2012年のロンドン五輪が終わってからにしなければならない。ロンドン五輪を戦う上で、なくてはならない戦力だからだ。この「家族計画」協定には前例があり、現シンガポール女子チームコーチのジン・ジュンホンも1998年に男児を出産、2年後のシドニー五輪に出場して堂々ベスト4の成績を残している。

 ちなみに、リ・ジャウェイが用意するウェディングドレスはなんと13セット。それだけで費用は総額600万円以上とか…。13歳で祖国を離れ、成功を収めたリ・ジャウェイ。故郷へのド派手な凱旋になりそうだ。

Photo上:北京五輪団体戦、表彰式で手を振るリ・ジャウェイ
Photo下:念願のメダルをしげしげと眺めてます