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中国リポート

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 中国の三大ポータルサイトのひとつである『捜狐(sohu.com)』には、多くの人が様々なテーマについて書き込みをする『捜狐社区』というページがある。巨大な掲示板のようなもので、「中国のネットで対日批判が続出」などと報道されるのは、たいていこんなサイトの書き込み。内容もかなりブロークンだし、過激なものも多い。

 そんな『捜狐社区』で昔からよく語られる卓球のテーマに、「八大ピン壇美女(卓球界の八大美女)」がある。世界の卓球界から八人の美人選手を選出するもので、メンバーは語る人によって違うし、時代によって入れ替わりもある。異論のある方もいるかもしれないが、張怡寧、白楊、リ・ジャウェイ、Vi.パブロビッチはここしばらく固定メンバーだ。日本の柏木有希(元全日本ランカー/現東京電力)がメンバー入りしていたこともあるから、中国の卓球ファンもなかなか目ざとい。

 そんな捜狐社区に、またこんな書き込みがあった。『八大ピン壇美女誰是適合ピン球裙(八大美女で最もスコートが似合うのは誰か)』。「多くの卓球ファンにとって、選手がどのようなスコートを履くのかは大した問題ではない。最も大事なのは、どんな選手がスコートを履くのかということだ」と、妙に納得してしまう一文で始まる。
 選ばれた8人は、張怡寧、姚彦、劉詩ブン、白楊、リ・ジャウェイ、Vi.パブロビッチ、四元奈生美、石川佳純。特にナンバーワンを選ぶということもなく、どの選手にも「似合うに違いない」「きっとクールだ」とベタ誉め。身長175cmでボーイッシュな姚彦などは、どうもスコートが似合う感じではないのだが…。どうやら書き込みの主は、典型的な女子選手マニアのようだ。
 ちなみに日本の四元選手には「生まれつきの美貌だけでなく、人の心を動かす艶(あで)やかさがある」、石川選手には「日本卓球界の新星。彼女がスコートを履いて試合に出ればきっと大反響を呼ぶだろう」とのこと。

 張怡寧や彭陸洋が試合でスコートを着用するなど、北京五輪に向けてウェアの革新が進む中国女子卓球界。9月に四川省・成都で行われる女子ワールドカップでは、ウェアのデザインコンテストの入選作をモデルが着て、ファションショーも行われる。

Photo上:ザグレブ大会でスコート姿を披露した彭陸洋。残念ながら八大美女には選ばれなかった
Photo下:やっぱり一番似合うのはこの人? 超級リーグの北京チームでプレーした経験もある四元奈生美