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中国リポート

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 昨日、北京オリンピックの開会式までちょうど1年の8月8日を迎え、様々なイベントが行われた北京の街。「8」は中国人にとってとても縁起の良い数字なのだ。開会式は午後8時8分スタートだというのだから徹底している。お金を儲けるという意味の「發財」の「發(ファ-)」と、「8(パー)」の発音が似ているから、だそうだ。なんとも現実的な理由がいかにも中国らしい。

 大会開幕までに世界135の都市を巡る聖火のトーチ。中国国内では、早くも聖火台に点火する最終ランナーの人選に注目が集まっている。他の候補を大きくリードしているのが04年アテネ五輪110mハードル金メダリストの劉翔(リウ・シァン)。陸上のトラック系種目ではアフリカ系選手以外で唯一の世界記録保持者であり、中国スポーツ界で最も人気のある選手だ。
 2番手としてそれを追うのがNBA(アメリカ・プロバスケットボール)のヒューストン・ロケッツで活躍する姚明(ヤオ・ミン)。NBA最長身の226cm、今月6日に上海で同じバスケットボール選手の葉莉さん(身長190cm)と結婚し、「4mカップル」と言われて話題になっている。
 劉翔と姚明、ともに上海出身の2人が、最終ランナー争いの二大候補になっているようだ。ちなみに候補には挙がっていないが、この2人に同じく上海出身の王励勤を加えて、国際スポーツ界の“三剣客”と言われることもある。

 この2人以外はドングリの背比べ状態だが、中国が初参加した1984年ロサンゼルス五輪で金メダリスト第1号になった射撃の許海峰(シュ・ハイフォン)、以前にも紹介した“李寧”ブランドの元体操金メダリスト・李寧、そして92年バルセロナ五輪・96年アトランタ五輪で単複4枚の金メダルを獲得した卓球のトウ亜萍の名前も挙がっているようだ。

Photo:あまり関係ないですが…、五輪ということでアテネ五輪のマスコットキャラクター・アティナくんです