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中国リポート

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 張継科と劉詩ウェンの交際報道に続き、春めいたニュースをひとつ。4月4日、現在は国家男子2軍チームのコーチを務めている劉国正が、北京市で結婚式を挙げた。2001年の世界選手権大阪大会・男子団体準決勝の韓国戦ラストで、金擇洙に7回のマッチポイントを奪われながら逆転勝ちし、「奇跡の男」と称賛された中国卓球界の英雄。当時はその人気ゆえに「嫁人要嫁劉国正(お嫁に行くなら劉国正)」とまで言われたが、9歳年下の花嫁さんはさすがに美人だった。

 お相手は北京市女子チームのメンバーで、今年20歳の芦ルー(王+路)さん。昨年9月の全中国運動会では張怡寧・郭炎・丁寧・朱虹とともに、女子団体優勝チームとして表彰台に上がっている。ヘアバンドで髪を止め、笑顔を絶やさないその容姿は、まさに「美しい玉」を意味する「ルー(王+路)」の名前そのもの。K編集長も全中国運動会のイチオシに挙げる美人プレーヤーだったのだ。もっとも、ボーイッシュな張怡寧や丁寧、男勝りの郭炎と並んでいたからかもしれないが…。結婚式に出席した北京市女子チームの徐志崇コーチ曰く「北京市女子チームで一番美人で、一番気だての良い子をつかまえたな!」(出典:『楚天都市報』)。

  ちなみに芦ルーさんは現在北京体育大学の3年生、劉国正とは大学の同窓生だ。プレーヤーとしてのキャリアは北京市で積んでいるが、出身は河北省保定市。卓球選手では73年世界チャンピオンのシ(希+β)恩庭をはじめ、斉宝香、王浩とそうそうたる顔ぶれを輩出している。07年に国家女子チームを引退した牛剣鋒や、水泳飛込み競技の女王と言われた郭晶晶も同市の出身で、保定は美人を多く生む地なのかもしれない。
 世界でもトップクラスの実力を誇りながら、その豪快なプレースタイルゆえに現役後半はケガに泣いた劉国正。05年12月の右膝蓋骨の骨折が、手術のミスなどもあり、結果的に引退を早めることになってしまった。愛嬌のある丸っこい体つきとガッツあふれるプレーが記憶に残るプレーヤーだが、良きパートナーを得て、指導者として大成することを祈りたい。

Photo上:今年3月に30歳になったばかりの劉国正。おめでとうございます!
Photo下:芦ルーさん、戦型は右ペンホルダードライブ型です