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中国リポート

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★甲Aリーグ第1ステージ・Bブロック
日本人選手の結果

◎女子
[MIKIHOUSE]  →13チーム中10位
平野早矢香(ミキハウス) …シングルス3勝4敗/ダブルス2勝2敗 ※ダブルス2棄権
 13、-10、-4、4、-9 麦楽楽(05年全中国ベスト8)
 8、6、-9、6 鄭詩暢(09年全国優秀青少年大会3位)
樋浦令子(ミキハウス) …シングルス2勝6敗/ダブルス4勝5敗
 -7、9、-2、-6 石賀浄(韓国/09年モロッコオープン2位)
 9、-5、9、-7、-6 李聖潔(09年全中国複ベスト8)
石川佳純(ミキハウスJSC) …シングルス5勝10敗/ダブルス2勝2敗
 6、9、-7、-7、-2 陳晴(06年アジア競技大会複3位)
 -7、-5、-13 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
 -4、-3、13、9、6 劉曦(09年全国優秀青少年大会4位)

[三起商行] →13チーム中13位
高橋真梨子(ミキハウスsJSC) …シングルス2勝13敗/ダブルス1勝2敗
 4、7、-6、8 劉園園
 -7、-5、-4 石川
俵美幸(ミキハウスJSC) …シングルス0勝12敗/ダブルス0勝9敗
 8、-5、-4、-4 李佳■(09年全中国運動会複ベスト4)
 -5、-5、-5 楊飛飛(09年全中国団体ベスト8)

 甲Aリーグ女子第1ステージのBブロックには、ミキハウス&ミキハウスJSCから5選手が参戦。モスクワ大会を終えたばかりの平野、石川にとってはあまりにハードな戦いとなった。オープン参加のMIKIHOUSEは4勝8敗で13チーム中10位だが、Bブロックで1位になった僕(さんずいが付く)陽晨光実験中学を3-1で破っている。また、ミキハウスJSCの高橋と俵に、昨シーズン河北冀中能源で平野のチームメイトだった王磊が加わった三起商行は、13チーム中13位に終わった。しかし、08年全国中学校大会優勝の高橋がシングルス2勝を挙げたのは、大健闘と言えそうだ。

 MIKIHOUSEとともに、甲Aリーグ女子Aブロックにオープン参加したシンガポール卓球協会チームはリーグ5位。馮天薇と王越古は結局超級リーグに参戦したが、3番手のスン・ベイベイと4番手のユ・モンユが甲Aに出場。スン・ベイベイは13勝4敗、ユ・モンユは12勝8敗の成績だが、初戦の上海農商銀行戦ではユ・モンユが4番で右ペン表速攻の王大琴に敗れ、いきなり黒星を喫している。シンガポールは馮天薇と王越古が加わっても確実に優勝できる保証はないし、超級ではプレーオフ進出の4位以内が現実的な目標か。

 また、日本女子がモスクワ大会で大苦戦したチャイニーズタイペイからは、黄怡樺と鄭怡静が甲Aリーグに参戦。甲Aの四川川威で長くプレーしている黄怡樺はシングルス9勝6敗、鄭怡静は激戦の代償か、平野と同じシングルス3勝4敗に終わっている。他の外国籍選手では、開幕前に甲Aへの参戦を希望していたドイツ女子チーム6人の中から、こちらもモスクワ大会で活躍したジルベライゼンが黒龍江斉魯中州から出場。シングルス3勝3敗、ダブルス1勝2敗の成績だった。

 その他に女子で活躍が目立った選手では、09年全中国運動会女子複ベスト4の右シェークドライブ型・李佳イ(火が4つ/16歳)が16勝4敗、左シェークドライブ型の羅ユエ(18歳)が14勝5敗、右ペン表速攻型の王大琴(20歳)が15勝8敗。国家2軍チームの選手たちが順当に成績を残しているが、同年代の武楊、陳夢、車暁曦らは超級リーグへ戦いの場を移している。希少なペン表の王大琴などはぜひ国家1軍チームに上がってほしいが、中国女子のトップへの道は限りなく厳しそうだ。

Photo上:鄭詩暢、張聡聡を破り、カット主戦型にはやはり強さを見せた平野早矢香(写真は09年世界選手権)
Photo下:16勝4敗と高い勝率を残した李佳イ(写真は09年全中国運動会)