スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート

 04年アテネ五輪ベスト16で、日本リーグの十六銀行でも活躍した柳絮飛(ラウ・スイフェイ)が中国・深セン(土+川)に「柳絮飛体育発展有限公司」を創立。29日に盛大な創立記念パーティを開催した。
 ちょうどこの日、深センでパナソニック中国オープンが大会初日を迎えたこともあり、会場には中国卓球協会会長の徐寅生、アジア卓球連盟会長の李富栄、国家体育総局副局長の蔡振華、国家女子チームの施之皓・孔令輝など、中国卓球界の重鎮が顔を揃えた。

 柳絮飛はパーティーの席上で、呉啓雄さんとの結婚も同時に発表。呉さんは建設業に携わる資産家で、熱烈な卓球ファンだそうだ。会社はこの新婚夫婦の共同経営という形になり、今後の目標は、「超級リーグで優勝を狙えるようなクラブチームを作ること」、そして「選手を育成する卓球センターの建設」とのこと。

 柳絮飛はもともと中国の江蘇省鎮江市の出身。右ペンホルダー両面裏ソフト攻撃型で、投げ上げサービスと打球点の早いドライブ速攻、要所で見せる裏面攻撃を武器に、中国香港チームの中心メンバーのひとりとして活躍した。今年も精力的にプロツアーに出場するなどいまだ現役だが、選手としてプレーするのは今年で最後になるかもしれない。

Photo:会社創立と結婚でダブルハッピネスの柳絮飛。ちなみに「柳絮」は、春先に風に舞う柳の種子の綿毛のことで、北京の春の風物詩。「柳絮飛」は「柳絮」が「飛」ぶという何とも面白い名前なのだ