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中国リポート

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 12月4日、現世界チャンピオンの王皓の27歳の誕生日を祝うファンの集いが、北京市宣武門の繁星戯劇村で行われた。
 王皓は数十人の熱狂的な「皓迷(王皓ファン)」を前に、「2012年のロンドン五輪が近づいてきました。ロンドン五輪で優勝して、大満貫(五輪・世界選手権・ワールドカップでの優勝)を達成できるよう頑張ります」とコメント。写真を見ていつの大会かを当てるクイズや、お絵描き当てクイズなどで楽しい時間を過ごした。大会当てクイズでは、王皓自身も大会名を間違え、課せられた罰ゲームは片手腕立て伏せ10回。ダイエットとリバウンドをくり返しているが、さすが世界チャンピオン、難なくクリアした。

 2008年から誕生日を祝うファンの集いに参加している王皓だが、2008年の誕生日会の席上で、ファンとともに慈善基金を設立する意志を表明した。その後、「皓令天下」慈善基金が設立され、王皓は世界選手権やワールドカップなどのビッグゲームで1勝をあげるたび、基金に2000元(約25,000円)を寄付。世界選手権横浜大会やワールドカップで勝ち星を重ねたことで、この「1勝募金」の総額はすでに48,000元(約60万円)を突破し、基金全体の総額も10万元(約125万円)に達している。

 さて、ここで大きな疑問がひとつある。27歳になった王皓だが、誕生日が12月1日(水)で平日だったため、同じ週の週末である4日に誕生日パーティーが設定されている。「ん、王皓の誕生日は12月15日ではなかったか?」と気づいた方はかなりの王皓ファン。実は王皓、中国国内でも誕生日が「12月1日」説と「12月15日」説でまっぷたつに割れているのだ。
 …人の誕生日に説も何もないものだが、中国の質問箱のようなサイトにも「王皓の誕生日は12月1日ですか、それとも15日ですか」という質問がいくつも投稿されている。その投稿に対しても、「1日に決まっている」「テレビ番組では15日と紹介していた」「私は1日だと思ってたけど…」と答えが定まらない。全中国運動会予選の登録表に「1983.12.1」と記されているので、どうやら1日が本命のようだが…。ぜひ本人に尋ねてみたいが、実のところ本人にもよくわからないのかもしれない。

Photo:はや27歳になった王皓。28歳で迎えるロンドン五輪はラストチャンスか?