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中国リポート

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 郭炎が代表獲得第1号となった「直通鹿特丹」。その陰で、国家女子2軍チームへ降格となる2名を決める戦いが、1月3~4日に行われていた。男子「直通鹿特丹」第1ステージの結果をお伝えする前に、まずはこちらの入れ替えリーグ戦の結果を紹介したい。女子「直通鹿特丹」の4つの予選グループで、下位2名が総当たりで17~24位の順位を決定するこの入れ替えリーグ戦。その結果は以下のとおりだ。

☆国家女子1・2軍チーム入れ替えリーグ戦(17~24位決定戦) 1.3~4

■最終順位 ※5ゲームズマッチで開催
17位:曹臻(6勝1敗)
18位:王シュアン(5勝2敗)
19位:姚彦(5勝2敗)
20位:朱雨玲(3勝4敗)
21位:趙岩(3勝4敗)
22位:顧玉ティン(2勝5敗)

↓以下の2名は国家2軍チームへ降格
23位:易芳賢(2勝5敗)
24位:李佳イ(火×4)(2勝5敗)

■主な対戦結果
[王シュアン  3-2 曹臻][王シュアン 3-2  姚彦]
[曹臻  3-2 王シュアン][曹臻   3-1   姚彦]
[李佳イ 3-2 王シュアン][易芳賢  3-1   趙岩]
[顧玉ティン 3-1 易芳賢][易芳賢  3-2  李佳イ]

 意外にも05年世界選手権ベスト16の曹臻、07年世界選手権ベスト16の姚彦もこの入れ替えリーグ戦に回った。さすがに曹臻は6勝、姚彦は5勝を挙げて1軍チームに踏みとどまったが、このままではロッテルダム大会出場の道はかなり険しい。プロツアーでデビュー戦から2大会連続優勝した曹臻は24歳、175cmの長身で「大器」と期待された姚彦は22歳、中国代表としては働き盛りの年齢だが、早くも世代交代の波に呑まれようとしている。

 そして、残酷な結末が待っていたのは22~24位の3名。顧玉ティン、易芳賢、李佳イの3名が2勝5敗で並び、勝率計算で顧玉ティンが22位となり、辛くも1軍チーム残留。易芳賢と李佳イが2軍チーム行きとなった。易芳賢は昨年1月の入れ替えリーグ戦で1軍昇格を決め、国際大会でも一定の成績を残していたのだが、1年で再び2軍チームに降格。世界ジュニア代表組4名の中で、ひとりだけ辛酸をなめる結果となった。もうひとりの李佳イはもともと2軍チームの所属で、朱雨玲と趙岩とともに2軍チームの優秀選手として「直通鹿特丹」に出場した選手。他の2名が1軍チームへの昇格を果たす中で、李佳イは易芳賢戦の2-2ラスト、6-1のリードから痛恨の逆転負けを喫して2軍チームへ逆戻りとなった。

Photo上:易芳賢、曹臻にもゲームオールまで食い下がったが…
Photo下:李佳イは24名中最下位で2軍チームへ逆戻り