スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート
 現在、北京体育大学の冠軍班(チャンピオン・コース)で、体育教育専攻の研究生(大学院生)として学んでいる張怡寧。2月3日から始まる春節(旧正月)の休み明けに、アメリカ・ウィスコンシン大学マディソン校に1年間留学することを、複数の新聞社が伝えている。冠軍班からは、張怡寧の他にも引退したスポーツ選手15名が渡米する予定だ。

 04年アテネ五輪、08年北京五輪で優勝し、現在五輪の女子シングルスでは2連覇中の張怡寧。前人未到の五輪シングルス3連覇への可能性を残していたが、留学中は原則的にアメリカを離れることはできず、「直通鹿特丹」やプロツアーへの出場もなくなる。張怡寧のロンドン五輪出場の可能性が、限りなくゼロに近いことは分かっていたが、やはり残念という思いもある。当たり前の話だが、五輪でもまず2連覇しなければ、3連覇への挑戦権は得られない。次に3連覇に挑戦する選手が現れるのは、何年先になるかわからない。

 アメリカでは語学の勉強をしたいという張怡寧。ウィスコンシン大学マディソン校があるマディソン市は、人口20万人ほどの美しい街で、中国のように街を歩くのも大変、ということはなさそうだ。英語の習得に励み、果たして次はどの道に進むのか。

Photo:張怡寧、英語の勉強をする場所は、ロンドンではなくアメリカだった