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中国リポート

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☆☆☆ 2011中国卓球クラブ超級リーグ 女子第1節 5.29 ☆☆☆

[広州時代地産 3-1 山西大土河・華東理工]
○劉詩ウェン 7、9、8 饒静文
○福原愛 7、9、4 郭炎
 張瀟玉/周芳芳 -5、-9、6、-8 帖雅娜/饒静文○
○劉詩ウェン 6、11、11 郭炎
(呂梁大土河体育館)

[大同雲崗・金地鉱業 3-0 北京控股集団]
○武楊 -8、10、4、5 鄭詩暢
○李暁丹 6、10、6 丁寧
○劉娟/李暁丹 3、1、-8、9 リ・ジャウェイ/朱雨玲
(大同大学体育館)

[八一冀中能源 3-0 遼寧大連新衡業・上方]
○曹臻 11、7、-5、11 郭躍
○木子 9、-7、-7、6、11 文佳
○曹臻/李佳 10、-5、13、-7、6 李佳イ/常晨晨
(遼寧鞍山鞍鋼体育館)

[内蒙古銀行 3-1 山東魯能・中電装備]
○馮亜蘭 4、8、7 彭陸洋
○陳夢 8、7、-3、-7、9 李暁霞
 陳夢/姚彦 7、-1、15、-8、-8 彭陸洋/李茜○
○馮亜蘭 7、9、-9、10 李暁霞
(済南奥体センター体育館)

 超級リーグの女子開幕戦は、世界選手権ロッテルダム大会で上位を独占した代表選手たちが、軒並み敗れる波乱の幕開けとなった。
 ロッテルダム大会で新女王の称号を獲得した丁寧は、大同の李暁丹に完敗を喫した。昨シーズン2敗を喫している相手だったが、世界チャンピオンがストレート負けというのはあまりに意外な結果だ。
「丁寧は世界選手権で優勝したことで、試合での闘志がまだ足りていなかった。計画的な練習もしておらず、プレーも本調子とは言い難い。これからうまく調整していかなければならない」と北京の徐志崇監督。世界選手権で優勝して、2週間後の超級リーグでベストのプレーを求めるのは、20歳の丁寧には酷な話か。しかし、今シーズンも降格の危機と背中合わせの戦いが続く北京。丁寧も燃え尽き症候群に陥っている時間はない。

 世界選手権2位で、昨シーズンのプレーオフでは確実にシングルス2得点をたたき出した李暁霞も、内蒙古銀行の陳夢と馮亜蘭に敗れた。右シェークドライブ型の陳夢は、誰もがその才能を認める17歳のホープ。これ以上ない滑り出しで、今シーズンは大暴れの予感。また、新スポンサーを獲得した遼寧は、トップで郭躍が曹臻に敗れ、チームも完敗した。
「郭躍や文佳は今日飛行機で北京からやって来て、(空港のある)瀋陽から3時間以上かけて鞍山に入り、ミーティングと軽い食事をしてすぐ試合。郭躍などはもう半年近く実家には帰っていない。しかし、どんなに苦しくても我々遼寧チームは団結し、奮闘していきたい」(遼寧・宋良監督)

 そして、山西大土河・華東理工戦で2番シングルスに出場した福原愛(広州時代地産)は、郭炎に完勝して最高のスタートを切った。昨シーズンはシングルス1勝4敗だったが、この1勝は大きな自信になりそう。ロンドン五輪の推薦出場枠を獲得した今、超級リーグで中国選手との実戦経験を積んでいきたい。

Photo上:丁寧、今シーズンは世界チャンプという肩書きとの戦いでもある
Photo中:李暁霞にゲームオール9点で勝利した陳夢
Photo下:今まで何度も名勝負を繰り広げた郭炎を、ストレートで下した福原
(写真上・下は11年世界選手権、中は09年全中国運動会)

※写真を少しだけ大きくしてみました…