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中国リポート

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★★★ 2011中国卓球クラブ超級リーグ 男子第2節 6.1 ★★★

[浙商銀行 3-2 寧波海天塑機]
○馬琳 -3、7、4、2 水谷
 張一博 -9、-2、-9 馬龍○
○ハオ帥/徐輝 4、-3、7、10 水谷/王建軍
 馬琳 -5、-4、-2 馬龍○
○ハオ帥 -10、-8、8、5、9 王建軍
(浙江寧波北侖訓練基地)

[八一熔盛重工 3-2 江蘇金山環保・中超電纜]
○王皓 1、9、7 雷振華
○閻安 -3、8、-8、4、9 陳杞
 閻安/周雨 -7、-6、8、7、-10 林晨/雷振華○
 王皓 -7、5、-8、6、-7 陳杞○
○周雨 6、9、8 林晨
(江蘇泰州市体育館)

[山東魯能・中電装備 3-1 錦州銀行・上海]
○張継科 10、7、6 尚坤
 方博 6、-13、-1、6、-7 王励勤○
○方博/張超 7、4、5 ジャイ一鳴/高礼澤
○張継科 9、6、8 王励勤
(遼寧錦州万通卓球館)

[覇州海潤冠軍園 3-1 四川長虹]
 崔慶磊 -8、3、-6、6、-6 邱貽可○
○許シン 9、7、5 許鋭鋒
○李平/崔慶磊 10、9、-10、7 張ユク/許鋭鋒
○許シン -8、7、7、5 邱貽可
(四川綿陽九州体育館)

 超級リーグ男子第2節、寧波海天塑機の水谷隼(明治大・スヴェンソン)と浙商銀行の張一博(東京アート)が今シーズン初出場。両選手とも、初陣を勝利で飾ることはできなかった。
 水谷は2月のUAEオープンで勝利していた馬琳から1ゲームを先取したものの、第2ゲーム以降は勝機をつかめず。ダブルスにも王建軍とのペアで起用され、ハオ帥/徐輝との「左シェーク・右ペン」ペア対決は接戦の末に競り負けた。ともにダブルス巧者とはいえ、ぶっつけ本番に近い形でのダブルス起用はさすがに難しかったか。水谷の超級リーグでの通算成績は、これでシングルス5勝11敗、ダブルス7勝11敗となった。

 2番ではこれが超級リーグデビュー戦となる張一博が、寧波のエース馬龍と対戦。このふたりの対戦というと、張が完勝した昨年9月のワールドチームカップ・クラシックを思い浮かべる方も多いかもしれないが、今回は馬龍がストレートで完勝した。馬龍は4番でも馬琳に完勝し、試合は2-2のラストへ。寧波の王建軍がハオ帥から2ゲームを先取するも、ここからミスが増え、逆転を許した。優勝候補同士の大一番は、第1節で敗れていた浙商銀行に軍配。
 ラストに配した第1節から一転して、第2節では水谷をトップとダブルスに起用した劉国棟監督は、次のようにコメントしている。「まだシーズンは始まったばかり。試合を通じていくつかのオーダーを試してみたい。新しいオーダーをテストできたのは今回の収穫だ」。

 ちなみにこの試合の後、寧波海天塑機の地元紙である『寧波晩報』に、こんなタイトルの記事が載っていた。「日本男子チームのエース、“ノーパン”であることを暴露される」。日本ではすでに周知の事実だが、中国でも卓球ファンの知るところとなったようだ。
 寧波海天塑機は第3節で四川長虹と対戦。水谷にとっては昨シーズン所属した古巣との対戦となる。戦力的には寧波がかなり上。今シーズンの初勝利が期待される。

Photo上:水谷、馬琳から第1ゲームを先取したが…
Photo中:世界選手権ベスト32の張一博が超級リーグデビュー
Photo下:ラストで勝利し、八一を勝利へ導いた周雨
(Photo上・中は11年世界選手権、下は10年世界ジュニア選手権)