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中国リポート

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★★★ 2011中国卓球クラブ超級リーグ 男子第6節 6.26 ★★★

[浙商銀行 3-0 山東魯能・中電装備]
○ボル -9、7、-9、3、10 方博
○馬琳 6、3、12 張継科
○馬琳/ハオ帥 13、5、-2、10 張超/方博
(杭州市蕭山区義蓬体育館)

[八一熔盛重工 3-0 寧波海天塑機]
○閻安 -8、8、-9、6、4 馬龍
○王皓 1、10、10 吉田
○閻安/周雨 9、-10、12、5 王建軍/呉ハオ
(海南屯昌体育館)

[覇州海潤冠軍園 3-1 錦州銀行・上海]
○崔慶磊 6、-6、11、-4、10 王励勤
○許シン -7、-5、5、9、9 尚坤
 李平/崔慶磊 11、-14、-7、5、-8 尚坤/ジャイ一鳴○
○許シン 8、-9、7、-7、7 王励勤
(内蒙古赤峰市体育館)

[四川長虹 3-1 江蘇金山環保・中超電纜]
 許鋭鋒 -6、8、-12、5、-4 陳杞○
○邱貽可 -11、3、6、13 雷振華
○許鋭鋒/張ユク 5、4、8 雷振華/林晨
○邱貽可 8、-5、7、-5、4 陳杞
(湖北宜城体育館)

 2週間の中断を経て、6月26日に再開された超級リーグ。男子第6節で、ボル(浙商銀行/ドイツ)が今シーズン初出場。09年世界ジュニア4冠の方博をゲームオールジュースで下し、初出場・初勝利を挙げた。

 チームメイトの馬琳とともに、試合前日に上海で行われた「2011フォルクスワーゲン中国vs世界選抜チャレンジ」に出場し、すぐに超級リーグが行われる杭州へ移動したボル。中国男子チームの劉国梁監督をして「ぼくを不眠症にさせる男」「13億人のライバル」と言わしめる男が、ついに超級の舞台に立った。方博との一戦はゲームカウント2-2の第5ゲーム、9-3からプレーが守りに入り、10-10に追いつかれる苦しい展開だったが、積極性を取り戻して振り切った。

 「方博は若手の中では非常に優れた選手だし、ボルは方博とは初めての対戦だが、非常に良いプレーができていた。時差による調整の遅れを取り戻せれば、もっと良いプレーができると思う」(浙商銀行・陳健監督)。ドイツでは中国語の個人レッスンを受け、中国でも浙商銀行の胡衛健マネージャーから中国語を習っているというボル。「中国語を勉強しないと、中国では効率の良い練習ができないし、中国に対抗していく手段を探す上でも、彼らとの交流を深めることが重要なんだ」(ボル/出典『銭江晩報』)。
 トップでのボルの勝利に勢いづいた浙商銀行は、2番で馬琳が張継科に完勝。持ち味である強烈な3球目攻撃を連発し、陳健監督に「馬琳の超級リーグでのベストゲームのひとつ」と言わしめた。浙商はダブルスにも馬琳/ハオ帥を起用して一気に勝負を賭け、山東に今シーズン初めて土をつけた。

 その他の試合では、吉田海偉(寧波海天塑機)が八一熔盛重工戦に出場。2番で王皓にストレートで敗れ、第5節の張超戦に続いて2連敗となった。江蘇金山環保・中超電纜は四川長虹に競り負け、開幕から6連敗。昨シーズン辛うじて超級リーグに残留した四川だが、今季は3勝3敗と健闘している。

Photo上:超級リーグでは通算12勝目を挙げたボル
Photo中:中国オープン優勝の馬琳は、超級リーグでも健在ぶりをアピール
Photo下:馬龍を破った閻安(八一熔盛重工)
(Photoはすべて11年世界選手権)