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中国リポート

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☆☆☆ 2011中国卓球クラブ超級リーグ 女子第2ステージ ☆☆☆

●決勝第1戦 9.3
[山東魯能・中電装備 3-2 大連新衡業・上方]
 顧若辰 9、-10、-10、-5 郭躍○
○李暁霞 7、8、4 文佳
 顧若辰/李茜 -10、-4、-7 文佳/常晨晨○
○李暁霞 8、-6、6、-11、3 郭躍
○金キョン娥 -10、4、5、-6、4 常晨晨
[済南奥体センター体育館]

●決勝第2戦 9.6
[山東魯能・中電装備 3-1 大連新衡業・上方]
○李暁霞 10、2、7 文佳
 顧若辰 -10、-3、9、-7 郭躍○
○顧若辰/李茜 2、4、9 文佳/常晨晨
○李暁霞 -7、5、10、9 郭躍
(大連海事大学体育館)

 中国リポート、間隔が空いてしまい、誠に申し訳ありません。遅ればせながらではありますが、ユニバーシアードや中国オープン(蘇州大会)の開催により、1カ月お休みしていた超級リーグプレーオフの結果をお伝えします。

 超級リーグ女子は9月3日に決勝第1戦、6日に第2戦が行われ、山東魯能・中電装備が2連勝。クラブ史上初の2連覇を達成した。
 戦力的には、確実に昨シーズンよりダウンしていた山東。2番手の彭陸洋が病気(病状は不明)でシーズン途中から離脱し、大同から移籍した馮天薇がシングルス0勝7敗と全くの誤算。2連覇への道のりが厳しさを増す中で、優勝の立役者となったのは、やはり李暁霞だった。プレーオフ準決勝・決勝の4試合ですべてシングルス2得点をあげ、エースとして申し分のない働きを見せた。

 「大連はホームでの戦いだったので、むしろプレッシャーがかかったんだと思います。彼女たちは超級リーグのタイトルを渇望していた。だけど私たちはもう3回優勝しているから、余裕を持って戦えるし、彼女たちにプレッシャーをかけていくことができた」(李暁霞)。
 李暁霞のこの言葉どおり、大連(遼寧省チーム)にとっては是が非でも手にしたいタイトルだった。97年、超級リーグ移行前の全国クラブ大会時代に遼寧本鋼(当時)が優勝して以来、超級リーグでも屈指の選手層の厚さを誇るこのチームが、一度も優勝トロフィーを掲げていない。「地元出身の選手だけで決勝まで勝ち上がれたのは素晴らしいこと。無念さはなく、感動と感謝があるだけ。コーチの方々の尽力やファンの声援のおかげで、ここまでやってこれた」とは郭躍のコメント。決勝では2戦とも李暁霞に競り負け、ライバルに差をつけられた形だ。

 2005・2008・2010年シーズンに優勝している山東魯能。超級リーグ2連覇は、牛剣鋒・白楊・王ティンティンらを擁して00~01・02年シーズンを制した河北六通、張怡寧・郭炎・丁寧という圧倒的な戦力で06・07年シーズンに優勝した北京首創以来だ。

Photo上:李暁霞、プレーオフでの強さはまさに優勝請負人
Photo中:決勝第1戦ラストで殊勲の星をあげた金キョン娥
Photo下:郭躍、なんと遠い超級のタイトルか
(photoはすべて11年世界選手権)