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中国リポート

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★★★ 2011全中国卓球選手権 10.5~13/江蘇省張家港市 ★★★

〈男子団体〉●準決勝
[上海市 3-2 広東市]

 許シン 2-3 張超○
 王励勤 1-3 馬琳○
○王励勤/肖坤 3-0 張超/林高遠
○肖坤 3-2 馬琳
○許シン 3-0 林高遠
[北京市 3-0 解放軍]
○侯英超 3-0 陳杞
○馬龍 3-0 王皓
○侯英超/閻安 3-1 王皓/周雨

●決勝
[北京市 3-1 上海市]

○馬龍 6、-6、-8、12、8 許シン
 侯英超 8、9、-9、-5、-6 肖坤○
○閻安/侯英超 8、8、8 王励勤/肖坤
○馬龍 11、4、-12、1 王励勤

〈女子団体〉●準決勝
[山東省 3-2 遼寧省]

 顧玉ティン 1-3 文佳○
○李暁霞 3-2 郭躍
○顧玉ティン/陳夢 3-2 文佳/常晨晨
 陳夢 1-3 郭躍○
○李暁霞 W/L 常晨晨
[北京市 3-1 広東省]
 郭炎 0-3 劉詩ウェン○
○丁寧 3-0 周芳芳
○丁寧/盛丹丹 3-0 周芳芳/呉海チィ
○郭炎 3-0 呉海チィ

●決勝
[山東省 3-1 北京市]

 陳夢 -9、8、-6、6、-7 郭炎○
○李暁霞 3、-6、7、-3、9 丁寧
○陳夢/顧玉ティン -9、5、7、7 丁寧/盛丹丹
○李暁霞 5、-8、7、9 盛丹丹

 全中国選手権団体、準決勝・決勝の結果は上記のとおり。不完全な記録でスミマセン。
 男子団体優勝は北京市。エース馬龍が準決勝で王皓、決勝で許シンと王励勤を破り、エースとして存分の働き。決勝トップの許シン戦は、第4ゲーム7-10でマッチポイントを握られてからの逆転勝ちと、精神面の成長もアピールした。国際大会への参戦が相次ぎ、40日以上休みなしで移動とプレーを続けてきたが、全中国選手権での団体・シングルスの2冠は申し分のない成績だ。

 そして、北京市チームの陰の殊勲者はカットの侯英超。決勝こそ尚坤に逆転負けを喫したものの、単複でチームの勝利に貢献した。「決勝ではシングルスでどうしても勝ちたかった。2000年の全中国選手権では、団体決勝でぼくが2点落として、チームも遼寧省に負けてしまったからね。ゲームカウント2-0から逆転されるのは、ぼくのようなベテランにはあるまじきことだけど、本当に勝ちたかったんだ」(侯英超)。北京市の男子団体優勝は1988年大会以来、実に23年ぶり。当時の主力選手だったコワモテの張雷監督も、「ダブルスが良い結果を残せたのは嬉しい誤算。オーダーも当たったし、我々に運気が来ていたね」と顔をほころばせた。

 女子団体は山東省が超級リーグに続いて優勝。準決勝・決勝でシングルス2点を挙げた李暁霞の勝負強さは、まさに優勝請負人。「今大会はロンドン五輪を戦うつもりで準備を進めた。だから団体で優勝することができたのだと思う。ロンドン五輪まであと1年、1試合たりとも途中で諦めるわけにはいきません」(李暁霞)。ダブルスで勝利を重ね、李暁霞の負担を軽くした顧玉ティン/陳夢は、これから山東省チームの主力になっていくだろう。
 3連覇を狙った北京市は、丁寧/盛丹丹のダブルスが決勝で敗れたのが大きく響いた。世界チャンプ丁寧は、団体・シングルスともに準優勝という成績に終わった。

Photo上・中:北京市を優勝に導いた馬龍(上)と侯英超(中)
Photo下:団体戦での強さはすばらしい李暁霞