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中国リポート

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 中国超級リーグの下には、甲A・B・C・D、乙A・Bと6つの下部リーグがある。9月11日、超級リーグのひとつ下のリーグである中国甲Aリーグが湖北省仙桃市で閉幕した。
 甲Aリーグは男女とも全16チームが、年3回に分けて26試合を行い、優勝チームが超級リーグの最下位チームと入れ替え。準優勝チームが超級リーグの9位のチームと入れ替え戦を行う仕組みになっている。

 男子で優勝したのは上海聖雪絨。かつては上海出身のエース王励勤を主軸として、超級リーグの上位で活躍した古豪チームだが、2004年のシーズンを最後に甲Aリーグに降格していた。今回の超級リーグ昇格で、王励勤が再び上海聖雪絨に復帰する可能性もある。チームのエースは8月のユニバーシアードで優勝した王欣。2位は八一工商銀行で、こちらは若手中心の2軍チームだ。
 これで超級リーグ最下位の江蘇華都琥珀に替わって上海聖雪絨が昇格。超級リーグ9位はまだ確定していないが、江蘇江南電纜と魯能中超電纜のうちどちらかと八一工商銀行が入れ替え戦を戦う。

 女子で優勝したのは黒龍江省女子チーム。王セン(王+旋)・張瀟玉という若手ふたりは、国家1軍チームの一番下くらいの実力。現在日本リーグ女子の日本生命で活躍する李佳の加入がものを言って大差で優勝を決めた。2位は山西省女子チーム。伝統的にカット主戦型の多いチームだが、今回も06年世界ジュニア3位のカット主戦型・武楊らがチームの中心。
 女子は江蘇麗華快餐と入れ替わりで、黒龍江省女子チームが初の超級リーグ入り。超級リーグ9位の重慶康徳遠景は山西省女子チームとの入れ替え戦だが、すんなり残留を決めそうだ。

Photo:急激に力をつけている王欣、上海聖雪絨優勝の原動力となった
Photo:中国では美人選手と言われている張瀟玉。今年2月のザグレブ大会予選1次リーグでは21選手中21位だった。仮想・福原愛選手の王セン(王+旋)はなかなか面白い選手なので、また次の機会に紹介したい