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☆☆☆ 2012中国卓球クラブ超級リーグ 女子プレーオフ準決勝 1.5〜9 ☆☆☆
※1・2・4番は5ゲームズマッチ、3・5番は3ゲームズマッチ。すべて第5ゲームは7点先取で行う

●準決勝第1戦
〈山東魯能 3−1 八一冀中能源〉
 陳夢 6、−8、−11、−3 曹臻○
○李暁霞 5、−8、4、−5、8−6 郭躍
○陳夢/顧玉ティン 8、9 郭躍/劉曦
○李暁霞 −11、9、8、−5、9 曹臻
(河北科技大学体育館)

〈山西大土河・華東理工 3−1 北京控股集団〉
 馮亜蘭 −9、−9、8、−2 丁寧○
○劉詩ウェン −7、9、8、10 郭炎
○饒静文/車暁曦 −5、8、7−5 郭炎/盛丹丹
○劉詩ウェン −9、9、−5、7、7−5 丁寧
(北京広安体育館)

●準決勝第2戦
〈山西大土河・華東理工 3−1 北京控股集団〉
○馮亜蘭 2、9、3 丁寧
○劉詩ウェン 9、3、6 盛丹丹
 范瑛/鄭詩暢 −8、5、1−7 盛丹丹/李天一○
○劉詩ウェン 11、−7、6、6 丁寧
(山西大土河体育館)

〈八一冀中能源 3−2 山東魯能〉
○郭躍 −7、4、6、11 李暁霞
○曹臻 10、8、6 陳夢
 郭躍/劉曦 −3、−8 陳夢/顧玉ティン○
 曹臻 −10、−12、8、−1 李暁霞○
○劉曦 −11、3、7−2 顧玉ティン
(山東大学体育館)

●準決勝第3戦
〈八一冀中能源 3−2 山東魯能〉
○曹臻 −7、4、6、11 陳夢
○郭躍 10、8、6 李暁霞
 郭躍/劉曦 −3、−8 陳夢/顧玉ティン○
 曹臻 −10、−12、8、−1 李暁霞○
○劉曦 −11、3、7−2 顧若辰
(山東大学体育館)

 2012中国卓球クラブ超級リーグの女子プレーオフ準決勝は上記のような結果となった。
 第1ステージ1位でプレーオフに進んだ山西と、丁寧を擁する北京の一戦は、山西が2連勝。北京は2番手・郭炎が急性胃腸炎のために第2戦を欠場し、戦力ダウンを余儀なくされたが、エース対決で丁寧が劉詩ウェンに2連敗しては勝ち目は薄い。
 超級リーグを終え、『新京報』の取材に対して「この一年はとても長く、とてもひと言で総括することはできない。本当にいろいろなことがありました」と語った丁寧。「いろいろなこと」というのが、ロンドン五輪決勝での4本のサービスフォールトを指していることは言うまでもない。「(中略)ロンドン五輪の決勝が、あのような形で終わってしまって、当時はとても受け入れられなかった。完全に“崩壊”してしまった」(丁寧)。今シーズンは18勝5敗と及第点の成績を残した丁寧だが、チームに復帰した郭炎の調子が上がらず、思いのほか苦しいシーズンになってしまった。

 準決勝のもうひと試合は、第3戦のラストまでもつれ込む激戦の末、八一冀中能源が決勝進出。第2・3戦と郭躍が李暁霞を破り、山東の三連覇の夢を阻んだ。第2戦の終了後に胃けいれんに襲われ、ほとんど食べ物を口にしない状態で第3戦に臨んだ郭躍、新境地の八一で意地を見せた形だ。「チームはとても団結力がある。今日の試合に勝てて決勝に行けるのは本当にうれしい。決勝は一試合、一試合頑張って、八一(解放軍)の軍人としての誇りを見せたい。山西とは実力は接近していると思う」(郭躍)。
 超級プレーオフ女子決勝は、1月21日に第1戦、24日に第2戦が行われ、1−1のタイになった場合は25日の第3戦で雌雄を決する。

下写真:波瀾万丈の1年を振り返った丁寧(左)と、久々に元世界女王の存在感を見せた郭躍