今年5月に行われる、世界選手権個人戦パリ大会の中国代表選考会「直通巴黎(パリ)」。その男子第2ステージに先駆け、1月14〜18日に「新浪」「捜狐」「網易」「騰訊」の4つのポータルサイトで行われた、中国男子チームの「世界選手権・代表選抜ネット投票」の結果が発表されている。
第2ステージ免除で3月の最終ステージに進出できる上位3選手は、1位:馬琳、2位:王皓、3位:ハオ帥の3名に決定した。現世界・五輪王者の張継科は、惜しくも4位で次点だった。10位の周雨までの得票数一覧は下記のとおり。
★「直通巴黎」男子最終ステージ出場資格・ネット投票
1位 馬琳 825,094票
2位 王皓 820,256票
3位 ハオ帥 770,988票
4位 張継科 616,746票
5位 許シン 216,010票
6位 馬龍 138,984票
7位 王励勤 19,075票
8位 陳杞 14,540票
9位 方博 5487票
10位 周雨 3441票
1位の馬琳と2位の王皓の票差は非常に僅差。そして、4位の張継科と5位の許シン、6位の馬龍と7位の王励勤の間にかなり票数の開きがある。日本のファンからすると、ハオ帥が馬龍の6倍近い得票というのはちょっと意外な気もする。
ちなみに4つの大手ポータルサイトのうち、「新浪」は王皓が断トツの1位、「捜狐」と「網易」は僅差でハオ帥が1位、「騰訊」は馬琳が大差で1位と、サイトによって選手の得票の割合が違うのも不思議だ。投票はひとり1日1回ということだったが、少し時間を空けたら普通に投票できたので、何台ものパソコンで1日何回も投票していた熱狂的ファンもいるかもしれない。
馬琳が得票数1位で張継科が4位というのも、単なる人気の反映ではなく、馬琳のファンは第2ステージでの馬琳の成績により危機感を抱いているのかもしれない。ちなみに下位を除いてみると、18位は呉家驥(724票)、19位は張超(443票)、そして最下位の20位は…中国リポート担当が3票を投じた徐晨皓クンでした。残念!
写真:得票数1位の馬琳。「パリ大会はぼくにとって最後の世界選手権であり、世界タイトルへの最後のチャンスだ。ぼく自身が思っているのと同じように、ファンのみんなもぼくに大満貫の夢を託しているのかもしれないね」とコメントしている(大満貫=五輪・世界選手権・ワールドカップで優勝すること)