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中国リポート

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 正式に孔令輝の監督就任が発表された中国女子チーム。これまで郭躍や劉詩ウェンの担当コーチだった孔令輝が監督になったことで、女子チーム内では5人のコーチが担当する選手の顔ぶれが新たに発表されている。

第一組:李隼コーチ(49歳・北京)
李暁霞・朱雨玲・盛丹丹・王シュアン・江越
第二組:陳彬コーチ(47歳・湖北)
丁寧・饒静文・趙岩
第三組:劉志強コーチ(31歳・河北)
劉詩ウェン・陳夢・文佳・顧若辰
第四組:喬暁衛コーチ(52歳・江蘇)
郭躍・曹臻・楊揚
第五組:任国強コーチ(58歳・広西)
郭炎・武楊・常晨晨

 孔令輝曰く、各グループとも重点強化選手、中堅選手、若手選手を組み合わせた顔ぶれだという。
 コーチ陣も最年長の58歳、80年代後半には国家男子チームのコーチとして陳志斌や張雷を指導した任国強に、働き盛りの李隼と陳彬、唯一の女子コーチである喬暁衛、そして最年少・31歳の劉志強とバランス重視。選手だけでなく、コーチ陣もじっくりと世代交代を進めていく。

 また、孔令輝は「直通巴黎(直通パリ)」の女子第1ステージを故障で棄権した郭躍と范瑛の状態についてもコメントしている。郭躍については、「春節の休暇があり、国家チームに戻ってからも治療を続けている。それほど大きな問題はない」とのこと。一方、右ひじの故障が悪化した范瑛については、回復のめどが立たず、実質的には国家チームからの引退に等しい状態だという。11年世界選手権ロッテルダム大会では、福原愛(ANA)と平野早矢香(ミキハウス)を連破してベスト8に入った范瑛だが、今年のパリ大会への出場は難しい状況だ。

photo:国家女子チームの屋台骨を支えるのはやはりこの人、李隼コーチ。抜群の経験と実績で、孔令輝監督の頼れる片腕になりそう