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中国リポート

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 12月14〜16日、北京市にある国家体育総局の卓球場で、国家男子1・2軍チームの選手、計22名による入れ替えリーグ戦が開催。9月に江蘇省鎮江市で行われた第1次リーグの結果と合わせて、来年から1軍チームに昇格(もしくは残留)する13名と、2軍チームとなる9名が決定した。総合順位は下記のとおり。

★国家男子1・2軍チーム/入れ替えリーグ戦総合成績

1   林高遠(左シェーク裏裏ドライブ型・広東省)
1   劉丁碩(右シェーク裏裏ドライブ型・山東魯能)
3   周雨(左シェーク裏裏ドライブ型・八一解放軍)
3   周啓豪(右シェーク裏裏ドライブ型・広東省)
5   薛飛(右ペン裏裏ドライブ型・湖北省)
5   范勝鵬(右ペン裏裏ドライブ型・河北省)
7   鄭培鋒(右ペン裏裏ドライブ型・福建省)
8   呉ハオ(左シェーク裏裏ドライブ型・山東省)
9   劉吉康(右シェーク裏裏ドライブ型・遼寧省)
10  于子洋(左シェーク裏裏ドライブ型・黒龍江省)
11  王楚欽(左シェーク裏裏ドライブ型・北京市)
12  朱霖峰(左シェーク裏裏ドライブ型・四川省)
13  劉イ(右シェーク裏粒カット型・河北省)
↑↑↑ 以上13名は国家1軍チーム ↑↑↑

14  張煜東(右シェーク裏裏ドライブ型・江蘇省)
15  趙子豪(右ペン裏裏ドライブ型・上海市)
16  陳ジン(右シェーク裏裏ドライブ型・福建省)
17  馬特(右シェーク裏表カット型・天津市)
18  任浩(右シェーク裏裏ドライブ型・河南省)
19  尹航(右シェーク裏裏ドライブ型・八一解放軍)
20  呂翔(左シェーク裏裏ドライブ型・浙江省)
21  程靖チィ(左シェーク裏裏ドライブ型・河北省)
22  朱誠(左シェーク裏裏ドライブ型・江蘇省)

 ちなみに2回のリーグ戦は22人全員の総当たりではなく、A・Bふたつのグループに分け、それぞれで順位を決める形で行われている。
 この22名の中で唯一、世界選手権蘇州大会で代表に入っていた周雨は総合3位。今回のリーグ戦では右ペンドライブ型の鄭培鋒と薛飛にいずれも0ー4で敗れ、台上プレーという弱点を克服できていないことを露呈した。9月の中国スーパーリーグ・プレーオフでは、八一の王皓監督にシングルスのオーダーから外される場面もあり、相棒の樊振東との差はどんどん広がっている。プレーに華があり、ルックスを含めてスター性のある選手だけに、このまま終わってほしくない。

 今年の世界ジュニア代表組では、男子単優勝の劉丁碩や2位の薛飛、3位の王楚欽が1軍メンバーに入る一方、朱誠は最下位と不本意な結果に。ただ、総合11位の王楚欽は、鎮江での第1次リーグでは10戦全勝、全体で2位と大健闘しながら、今回は2勝8敗の惨憺たる成績で10位に沈んだ。国家2軍男子チームの劉国正監督からは「まだ安定して他の選手に勝てるだけの実力に達していない」と厳しい言葉を送られている。

 この2軍チームとの入れ替え戦に出場しなかった男子の1軍メンバーは、馬龍、張継科、樊振東、許昕、方博、ハオ帥、閻安、梁靖崑、徐晨皓、崔慶磊、尚坤といったところか。少々曖昧(あいまい)ですみませんが、上記の13名と合わせた24名ほどが、現時点での国家男子1軍チームのメンバーということになる。
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