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中国リポート

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 中国の卓球雑誌『ピンパン世界』に掲載された、集合訓練での各選手の素顔をお送りしていた中国リポートですが、すでに終了している女子チームのエキシビションマッチの結果をお伝えしましょう。結果は下記のとおり。

◎中国女子チーム・エキシビションマッチ 7.12
〈奥運隊 5−0 非奥運隊〉

○李暁霞 6、−10、1、−6、7、7 任浩(男子・右シェークドライブ型)
○丁寧 −9、5、6、8、7 厳昇(男子・右ペン表速攻型)
○劉詩ウェン 11、7、9 木子
○李暁霞/丁寧 12、−7、11、6 木子/何卓佳
○朱雨玲 3−1 陳夢

◎中国女子チーム・エキシビションマッチ 7.14
〈非奥運隊 4−1 奥運隊〉

 木子 8、−8、−3、−8 李暁霞○
○陳夢 −9、−7、−8 劉詩ウェン
○陳夢/朱雨玲 6、11、11 丁寧/劉詩ウェン
○朱雨玲 6、−6、9、9 李暁霞
○木子 8、−7、7、8 丁寧

 2試合行われたエキシビションマッチ、第1試合は男子の「仮想選手(コピー選手)」ふたりを交えて行われ、オリンピックでのライバル選手たちのプレースタイルを意識した対戦カード。任浩はシンガポールの馮天薇やユ・モンユ、厳昇はシャン・シャオナ(ドイツ)のコピー選手だ。木子/何卓佳という右シェーク・バック表のダブルスは、言わずもがな、日本女子の福原/伊藤のコピーペア。何卓佳が福原、木子が伊藤を想定している。

 一方、第2試合は陳夢・朱雨玲・木子という実力者たちをぶつけた「ガチンコ勝負」の内容だ。「Pカード」の朱雨玲は、第1試合では五輪代表チーム、第2試合では代表外チームに回っている。

 超級リーグ(14年シーズン)で11勝を挙げた任浩を李暁霞が下すなど、男子選手をも破って5−0と完勝した五輪代表チーム。しかし、第2戦では李暁霞、丁寧、劉詩ウェンの3人がシングルスで敗れるなど、1−4で完敗を喫した。中国女子の孔令輝監督は、「日々の試合は選手を鍛えるためにあるものだし、オリンピックで勝ちさえすればいい。プレッシャーのない代表外の選手たちが、代表選手より良いプレーをするのは当たり前だよ」とコメント。結果にはこだわらない姿勢だが、果たして初の五輪での采配はいかに?
  • 李暁霞/丁寧のほうが、劉詩ウェン/丁寧より相性が良いようです(写真は16年荻村杯)

  • 仮想・愛ちゃんの何卓佳(写真は14年世界ジュニア)