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中国リポート

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 中国が男子団体優勝を決めた直後、選手たちと抱き合う劉国梁監督の口には「結婚指輪」がくわえられていた。この男子団体決勝が行われた8月18日が、劉国梁監督と妻の王瑾さんの結婚記念日で、2006年の結婚からちょうど10周年。右手と左手で「1」と「0」を作っていましたね。

 「私に大きなプレゼントをくれた選手たちに感謝しているよ!」とミックスゾーンでの劉国梁監督。監督の結婚記念日に、勝利をプレゼントしたかった人は誰もいなかったはずだが、まあ結果オーライか。ちなみに08年北京五輪でも、やっぱり劉国梁監督は指輪を口に加えていた。今回、某編集部では「そのまま飲み込んじゃえ」という暴言を吐いた人がいたとか……。

 劉国梁監督と王瑾さんが、16歳の時に国家ジュニアチームの集合訓練で知り合い、14年の交際を経てゴールインしたのは有名な話。2010年に王瑾さんは双子の女の子、劉宇婕ちゃんと劉宇彤ちゃんを出産。大きな大会にはよく娘さんふたりを帯同し、子煩悩ぶりを発揮している。

 そして「愛情故事」、ラブストーリーをもうひとつ。男子団体表彰後のミックスゾーンで、許シンと熱い抱擁を交わした女性がいた。07・09年世界選手権の中国代表で、175cmの長身で「女・王励勤」と言われた元中国女子チームの姚彦(ヤオ・イェン)。上海チームの先輩である姚彦が3歳年上。ふたりの交際は公然の事実だったが、公(おおやけ)の場でのツーショットはこれが初めてかもしれない。

 姚彦は自らの微博(マイクロブログ)で、「4年後、必ず巻き返すその時まで、私はずっとあなたの側にいます」と許シンにメッセージを送っている。今回はシングルスの出場権を獲得できず、団体でも決勝で水谷に白星を献上した許シンだが、強力な援軍とともに4年後の東京での金メダルを目指す。
  • 08年北京五輪で指輪にキスをする劉国梁監督

  • 小さくてすみませんが、姚彦の微博に掲載されたふたりのツーショット