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中国リポート

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★★★ 2016中国卓球クラブスーパーリーグ 男子第1節 10.15 ★★★
※すべての試合で最終ゲームは7点先取/3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ

〈山東魏橋創業・向尚運動 3ー1 深圳宝安明金海〉

 馬龍 ー13、ー9、5、ー5 劉吉康○
○林高遠 9、5、ー10、7 崔慶磊
○閻安/林高遠 6、7 劉吉康/任浩
○馬龍 11、7、7 崔慶磊
(濱州オリンピック体育館)

〈八一大商 3ー1 江蘇中超電纜・利永〉
○周雨 12、2、ー7、8 鄭培峰
○樊振東 7、ー8、11、9 孔令軒
 周雨/徐晨皓 ー9、7、4ー7 孔令軒/蔡偉○
○樊振東 9、6、9 鄭培峰
(徐州市奥体センター体育館)

〈山東魯能 3ー1 天津豪安〉
○方博 4、4、7 房胤池
○張超 6、8、6 馬特
○張超/ハオ帥 ー4、6、10ー8 余心航/房胤池
(済南皇亭体育館)

〈覇州海潤 3ー0 安徽朗坤〉
○梁靖昆 ー7、ー9、10、7、7ー4 周啓豪
○范勝鵬 8、6、ー7、4 黄鎮廷
○范勝鵬/程靖チィ 6、7 于子洋/周啓豪
(安徽金種子体育館)

〈上海中星 3ー1 四川長虹佑康〉
○許シン 11、ー9、8、7 頼佳新
○尚坤 7、9、4 朱霖峰
 尚坤/鄭栄植 ー7、ー10 厳昇/許鋭鋒○
○許シン 8、6、11 朱霖峰
(上海青浦体育館)

 15日に開幕した2016年中国卓球クラブスーパーリーグ。平野美宇選手が参戦する女子に注目が集まっているが、先に行われた男子第1節の結果からお伝えします。
 男子第1節のサプライズは、昨シーズンの優勝クラブ・寧波海天塑機のリーグ撤退に伴い、山東魏橋創業・向尚運動に移籍した馬龍がいきなり敗れたこと。対戦相手の劉吉康はオーソドックスな右シェークドライブ型だが、国家チームに長く在籍し、女子チームの「培練(トレーナー)」を務めてきた選手。「クラブが変わり、ホームゲームでの最初の試合。ちょっと心理的にプレッシャーがあった」(馬龍)。体調を崩しており、前日に風邪薬を服用して戦いに臨んだという。リオ五輪という大仕事を終え、このシーズンをベストのコンディションで迎えろというのが無理というものだ。

 メンバーの移動がほとんどなかった昨年の準優勝チーム、八一はダブルスが敗れたものの、樊振東がきっちり2勝を挙げて江蘇に勝利。張継科がシーズンを欠場する山東魯能は、エース方博の脇をベテランの張超とハオ帥が固める布陣で、爆発力はないが大崩れすることもなさそうだ。覇州海潤の梁靖昆は、昨シーズンまで山東魏橋でチームメイトだった周啓豪にゲームオールで競り勝ち、チームも新規参入の安徽にストレート勝ちを収めている。そして、許シンの2点獲りで四川を下した上海は、ダブルスで韓国の鄭栄植が初出場。外国選手をダブルスに使うのは珍しいが、ダブルスがうまい韓国選手は、スーパーリーグでもダブルスに起用されることがしばしばある。

 男子第2節は明日18日に開催。これから12月24日の第18節(第1ステージ最終節)、そして12月29〜31日のプレーオフ準決勝・決勝まで、ほぼ休みなく1週間に2回のペースで試合が進んでいく。高給取りのトップ選手にとっては稼ぎ時だが、広い中国全土を転戦するのはあまりにハード。張継科ならずとも、休みがほしくなるだろう。