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欧州リポート

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 ヨーロッパのトップランカー16人で争われる2020ヨーロッパトップ16がスイス・モントルーで開催。男子はボル(ドイツ)が2年ぶり通算7度目の優勝。女子はP.ゾルヤ(ドイツ)が2連覇を達成し、ドイツが2年連続でアベック優勝(昨年はオフチャロフが男子優勝)を果たした。

【男子】
◆準々決勝
ガルドス 8、-9、-6、9、5、8 ファルク
ボル 4、7、8、7 ピッチフォード
ヨルジッチ 7、8、10、-6、20 ワン・ヤン
プツァル -4、9、-7、6、14、12 フレイタス
◆準決勝
ボル 10、8、-7、6、5 ガルドス
ヨルジッチ -4、1、11、13、8 プツァル
◆3位決定戦
ガルドス -9、9、9、-2、-8、4、9 プツァル
◆決勝
ボル -8、10、5、7、9 ヨルジッチ

 ボルは1回戦から決勝までの4試合で、わずか3ゲームを失ったのみという抜群の安定感を見せて優勝でワルドナー(スウェーデン)の持つ最多優勝記録に並んだ。決勝ではヨルジッチにゲームを先行されたが、そこからはさすがの試合を見せて頂点に立った。2002年の初優勝から18年、3月には39歳
になるボルだが、まだまだ欧州の帝王の座は譲らない。
 準優勝のヨルジッチは1回戦でサムソノフ(ベラルーシ)、準々決勝でフレイタスを破るなど躍進。バック主体のスタイルで、ブンデスリーガで揉まれて力をつけている21歳だが、今後ヨーロッパを背負って立つひとりとして注目される。3位決定戦では41歳・ガルドスが24歳・プツァルに勝利。ガルドスは今大会トップランカーのファルクに勝利するなど、健在ぶりをアピールした。

【女子】
◆準々決勝
ポルカノバ 5、9、13、11 バラゾバ
エーラント 11、-6、5、-5、7、5 倪夏蓮
ペソツカ -16、9、9、8、-6、-11、8 ハン・イン
P.ゾルヤ 9、6、11、-9、-9、9 サマラ
◆準決勝
エーラント 6、7、-6、8、9 ポルカノバ
P.ゾルヤ 3、-10、6、14、7 ペソツカ
◆3位決定戦
ポルカノバ -8、-9、7、6、8、5 ペソツカ
◆決勝
P.ゾルヤ -8、-6、9、5、8、7 エーラント

 女子は前回大会で初優勝を果たしたP.ゾルヤが連覇。決勝では伏兵・エーラントにいきなり2ゲームを連取されたが、そこから挽回。昨年の決勝も0-3のビハインドから試合を引っくり返しての優勝だったが、2年連続の逆転勝利でタイトルを守った。
 準優勝のエーラントはP.ゾルヤと同じ25歳。初戦でスッチ(ルーマニア)を破ると、続く準々決勝では大ベテランの倪夏蓮、準決勝で今大会第1シードのポルカノバと、名だたる強豪を退けるセンセーショナルな活躍を見せた。

写真提供:ITTF
  • 7度目の優勝のボル。ワルドナーの持つ最多V記録に並んだ

  • 昨年に続き逆転で決勝を制したP.ゾルヤ

  • 21歳、躍進の準優勝となったヨルジッチ

  • サプライズの決勝進出を果たしたエーラント

  • ドイツが2年連続アベック優勝達成