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欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 レギュラーシーズンも佳境のドイツ・ブンデスリーガ。昨日は第20節が行われ、ザールブリュッケンに続き2チームがプレーオフ進出を決めた。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
<オクセンハウゼン 3-1 ノイ・ウルム>
○ディヤス 13、-6、8、4 ツボイ
 カルデラノ -7、-7、-9 サリフ○
○ゴーズィ -8、5、8、-8、4 シュトゥンパー
○ディヤス -8、-9、5、9、7 サリフ

<ケーニヒスホーフェン 3-0 ミュールハウゼン>
○及川 7、-10、7、-6、10 ヤンカリク
○シュテガー 4、5、3 Da.ハベソーン
○オルト 7、4、-5、10 イオネスク
★及川瑞基通算成績:単11勝6敗/複1勝2敗

<ブレーメン 3-1 ザールブリュッケン>
○ファルク 8、6、3 プレテア
 アギーレ -7、-8、-6 尚坤○
○ゲラシメンコ 6、-7、-7、8、10 フランチスカ
○ファルク 6、-7、12、-9、3 尚坤

<グリュンヴェッターズバッハ 3-2 フルダ・マーバーツェル>
○王熹 8、11、7 カイナート
 チウ・ダン -10、-3、5、9、-9 プツァル○
○グナナセカラン -6、7、7、7 ムン・ファンボー
 王熹 4、8、-7、-8、-8 プツァル○
○チウ・ダン/ラスムッセン -7、9、4、3 カイナート/ムン・ファンボー

<グレンツァオ 3-0 ユーリッヒ>
○ジャー 6、10、6 クレイン
○ボボチーカ -12、-12、6、7、3 コズル
○スゴウロポウロス 3、4、11 R.デヴォス

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ベルクノイシュタッド>
○ワルサー 6、6、9 ドリンコール
○ボル 9、5、6 ミノ
○シェルベリ 9、6、5 ロブレス

◆順位表(第20節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(16勝4敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(16勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(15勝5敗)
4位:ブレーメン(14勝6敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ミュールハウゼン(12勝8敗)
6位:ベルクノイシュタッド(11勝9敗)
7位:ケーニヒスホーフェン(9勝11敗)
8位:グリュンヴェッターズバッハ(9勝11敗)
9位:ノイ・ウルム(8勝12敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(6勝14敗)
11位:グレンツァオ(3勝17敗)
12位:ユーリッヒ(1勝19敗)


 ケーニヒスホーフェンの及川瑞基(専修大)は今シーズン11勝目。すでにプレーオフ進出を決めていたザールブリュッケンに続き、ボルシア・デュッセルドルフ、オクセンハウゼンも今節の勝利でプレーオフのチケットを手にした。3チームが競り合う4位争いもブレーメンがザールブリュッケンから大きな勝利でプレーオフ進出に向けて前進。5位のミュールハウゼンはケーニヒスホーフェンに手痛い1敗を喫した。
 シーズン途中だが、来シーズンに向けた移籍情報もチラホラと流れているブンデスリーガ。オクセンハウゼンのフェガール(オーストリア)はベルクノイシュタッドに移籍。そのベルクノイシュタッドはドリンコール(イングランド)がチームを去る。現在10位に低迷するフルダ・マーバーツェルは欧州若手有望株のひとり、プツァル(クロアチア)が抜けるが、ポルトガルのスポルティングからアルナ(ナイジェリア)が加入。アルナは初のブンデスリーガでのプレーとなる。そしてドイツカップでサプライズVを果たしたグリュンヴェッターズバッハからはグナナセカラン(インド)が来季はTリーグの岡山リベッツでプレーするとの報道が出ている。まだシーズンは続くが、各チームとも来シーズンに向けた編成を着々と進めている。
  • Tリーグ参戦との情報が出ているグナナセカラン(写真は2019年アジアカップ)

 2019/2020シーズンのドイツ・ブンデスリーガがおよそ1カ月ぶりに再開。第19節に及川瑞基(専修大)が出場した。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
<グレンツァオ 3-2 ノイ・ウルム>
○ジャー 5、7、4 ブロッド
 ボボチーカ -4、-7、-7 ツボイ○
 スゴウロポウロス -9、-13、-7 サリフ○
○ジャー -10、6、5、5 ツボイ
○スゴウロポウロス -4、-7、9、9、6 サリフ

<フルダ・マーバーツェル 3-1 ユーリッヒ>
○プツァル 8、6、5 オーストワウダー
○ムン・ファンボー 9、-7、4、-11、5 R.デヴォス
 カイナート -3、-6、8、-6 コズル○
○プツァル 5、-11、5、-5、4 R.デヴォス

<ザールブリュッケン 3-0 グリュンヴェッターズバッハ>
○尚坤 3、2、-3、5 ラスムッセン
○フランチスカ 7、-3、4、-3、9 王熹
○ヨルジッチ 6、-10、4、-5、4 グナナセカラン

<ミュールハウゼン 3-0 ブレーメン>
○メンゲル 6、キケン アギーレ
○Da.ハベソーン 9、12、-2、-10、8 ファルク
○イオネスク 10、7、10 ゲラシメンコ

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ケーニヒスホーフェン>
○ボル 8、-6、5、8 及川
 K.カールソン -6、-8、9、-3 シュテガー○
○ワルサー -8、2、9、10 オルト
○ボル 9、-10、13、6 シュテガー
★及川瑞基通算成績:単10勝6敗/複1勝2敗

<オクセンハウゼン 3-0 ベルクノイシュタッド>
○ゴーズィ 3、9、8 ミノ
○カルデラノ 8、8、8 ドゥダ
○ディヤス 4、-10、8、5 ロブレス

◆順位表(第19節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(16勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(15勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(14勝5敗)
4位:ブレーメン(13勝6敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ミュールハウゼン(12勝7敗)
6位:ベルクノイシュタッド(11勝8敗)
7位:ノイ・ウルム(8勝11敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(8勝11敗)
9位:グリュンヴェッターズバッハ(8勝11敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝13敗)
11位:グレンツァオ(2勝17敗)
12位:ユーリッヒ(1勝18敗)

 及川はボル(ドイツ)に敗れて6敗目。チームもボルシア・デュッセルドルフに敗れた。ここまで1勝と苦しい戦いが続いていた若手主体のグレンツァオは、ノイ・ウルムを下して今シーズン2勝目をあげている。
 レギュラーシーズンは残り3試合。現在首位のザールブリュッケンはプレーオフ進出が確定済み。2位のボルシア・デュッセルドルフ、3位のオクセンハウゼンもプレーオフ進出はほぼ確実な状況だ。最終戦までもつれそうなのが4位争い。ブレーメン、ミュールハウゼン、ベルクノイシュタッドの3チームは13、12、11勝で競り合っている。第21、22節と下位チームと対戦するブレーメンがやや有利に見えるが、結末やいかに。
  • グレンツァオに今季2勝目をもたらしたジャー(写真は2019年チームワールドカップ)

 2月13〜16日にかけて2019/2020シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)、準々決勝第2戦が行われ、準決勝進出チームが決定した。

【2019/2020 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆男子準々決勝第2戦
<ボルシア・デュッセルドルフ(ロシア) 3-2 ロスキレ(デンマーク)>
○ワルサー 9、7、2 メイス
 シェルベリ -10、-5、-10 ツァイ・ユージア○
○ボル 7、6、5 トキッチ
 K.カールソン -4、-4、-9 ツァイ・ユージア○
○シェルベリ 10、12、-3、10 メイス
★ボルシア・デュッセルドルフが2勝0敗で準決勝進出

<オレンブルク(ロシア) 3-1 エンヌボン(フランス)>
 サムソノフ -7、-9、-8 ファン・シェンペン○
○リヴェンツォフ -2、9、-6、10、10 ニュイティンク
○オフチャロフ 10、7、-7、8 Q.ロビノ
○サムソノフ -9、7、5、2 ニュイティンク
★オレンブルクが2勝0敗で準決勝進出

<UMMC(ロシア) 3-1 ボゴリア(ポーランド)>
○ガチーナ 10、8、5 シルチェク
 シバエフ -5、-8、8、-10 ギオニス○
○グルーツ -9、7、-10、9、5 バドフスキー
○ガチーナ 11、4、9 ギオニス
★UMMCが2勝0敗で準決勝進出

<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-1 ミュールハウゼン(ドイツ)>
○尚坤 6、7、6 メンゲル
 フランチスカ 9、-8、-9、-10 イオネスク○
○ヨルジッチ -10、5、8、-3、5 ヤンカリク
○尚坤 11、8、-10、10 イオネスク
★ザールブリュッケンが2勝0敗で準決勝進出

 男子は準々決勝第1戦で勝利した4チームが連勝で準決勝進出。ドイツ、ロシアから2チームずつがベスト4入りとなった。準々決勝のカードはオレンブルクとザールブリュッケン、ボルシア・デュッセルドルフとUMMC。前回王者のオレンブルクだが、エースのフランチスカ(中国)、勝利を計算できる仕事人・尚坤(中国)、成長著しいヨルジッチ(スロベニア)が揃うザールブリュッケンは手強い相手。オレンブルクは準々決勝第2戦に出場したオフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)の他、フレイタス(ポルトガル)、Tリーグでも好調の荘智淵(チャイニーズタイペイ)を擁しており、ベストメンバー同士の対戦となれば、接戦となるだろう。準決勝第1戦は世界選手権終了後の4月に開催される。


◆女子準々決勝第2戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-1 ホドーニン(チェコ)>
○サマラ -9、8、9、8 ブラテェイコ
○ハン・イン -7、4、5、3 チ・ミンヒュン
 Vi.パブロビッチ 12、-11、-7、9、-6 パルティカ○
○サマラ 6、9、-12、4 チ・ミンヒュン
★タルノブジェクが2勝0敗で準決勝進出

<カルタヘナ(スペイン) 3-2 ベルリン・イーストサイド(ドイツ)>
○リュウ・シン -8、8、9、-7、9 ミッテルハム
 ガルシア-モンテロ -9、-7、-7 スッチ○
○エルデリー 9、-9、4、10 ミュールバッハ
 ガルシア-モンテロ -6、8、-2、9、-5 ミッテルハム○
○リュウ・シン -9、9、8、9 スッチ
★ベルリン・イーストサイドが1勝1敗、得失点差で準決勝進出

<セント・クエンティン(フランス) 3-1 ギルバウ・ヴィック(スペイン)>
○チャン・モー 3、8、4 キャレイ
○P.ミハイロワ 10、5、-9、-14、5 チャン・シュアン
 O.ミハイロワ 7、-7、-6、13、-4 フェヘル○
○チャン・モー 6、5、4 チャン・シュアン
★セント・クエンティンが2勝0敗で準決勝進出

<リンツ・フロシュベルク(オーストリア) 3-1 メス(フランス)>
○ポルカノバ 6、8、13 モンテイロ-ドデアン
○蘇慧音 6、12、7 グルンディシュ
 バルトゥシテ 11、-9、-4、-1 ディアコヌ○
○ポルカノバ 10、8、8 グルンディシュ
★リンツ・フロシュベルクが2勝0敗で準決勝進出

 女子はベルリン・イーストサイドが1敗を喫したものの、波乱はなく上位候補が準決勝へ。準決勝はベルリン・イーストサイドとタルノブジェク、セント・クエンティンとリンツ・フロシュベルクの対戦。前回女王のタルノブジェクは顧若辰(中国)、リー・チェン(ポーランド)、ウー・ユエ(アメリカ)も控えており、3シーズンぶりのVを目指すベルリン・イーストサイドはエクホルム(スウェーデン)、ユ・フ(ポルトガル)、シャン・シャオナ(ドイツ)ら充実のメンバー。事実上の決勝ともいえるカードとなりそうだ。
  • 2連覇を狙うタルノブジェク、サマラが2得点の活躍(写真はTリーグでのプレー時)

 ヨーロッパのトップランカー16人で争われる2020ヨーロッパトップ16がスイス・モントルーで開催。男子はボル(ドイツ)が2年ぶり通算7度目の優勝。女子はP.ゾルヤ(ドイツ)が2連覇を達成し、ドイツが2年連続でアベック優勝(昨年はオフチャロフが男子優勝)を果たした。

【男子】
◆準々決勝
ガルドス 8、-9、-6、9、5、8 ファルク
ボル 4、7、8、7 ピッチフォード
ヨルジッチ 7、8、10、-6、20 ワン・ヤン
プツァル -4、9、-7、6、14、12 フレイタス
◆準決勝
ボル 10、8、-7、6、5 ガルドス
ヨルジッチ -4、1、11、13、8 プツァル
◆3位決定戦
ガルドス -9、9、9、-2、-8、4、9 プツァル
◆決勝
ボル -8、10、5、7、9 ヨルジッチ

 ボルは1回戦から決勝までの4試合で、わずか3ゲームを失ったのみという抜群の安定感を見せて優勝でワルドナー(スウェーデン)の持つ最多優勝記録に並んだ。決勝ではヨルジッチにゲームを先行されたが、そこからはさすがの試合を見せて頂点に立った。2002年の初優勝から18年、3月には39歳
になるボルだが、まだまだ欧州の帝王の座は譲らない。
 準優勝のヨルジッチは1回戦でサムソノフ(ベラルーシ)、準々決勝でフレイタスを破るなど躍進。バック主体のスタイルで、ブンデスリーガで揉まれて力をつけている21歳だが、今後ヨーロッパを背負って立つひとりとして注目される。3位決定戦では41歳・ガルドスが24歳・プツァルに勝利。ガルドスは今大会トップランカーのファルクに勝利するなど、健在ぶりをアピールした。

【女子】
◆準々決勝
ポルカノバ 5、9、13、11 バラゾバ
エーラント 11、-6、5、-5、7、5 倪夏蓮
ペソツカ -16、9、9、8、-6、-11、8 ハン・イン
P.ゾルヤ 9、6、11、-9、-9、9 サマラ
◆準決勝
エーラント 6、7、-6、8、9 ポルカノバ
P.ゾルヤ 3、-10、6、14、7 ペソツカ
◆3位決定戦
ポルカノバ -8、-9、7、6、8、5 ペソツカ
◆決勝
P.ゾルヤ -8、-6、9、5、8、7 エーラント

 女子は前回大会で初優勝を果たしたP.ゾルヤが連覇。決勝では伏兵・エーラントにいきなり2ゲームを連取されたが、そこから挽回。昨年の決勝も0-3のビハインドから試合を引っくり返しての優勝だったが、2年連続の逆転勝利でタイトルを守った。
 準優勝のエーラントはP.ゾルヤと同じ25歳。初戦でスッチ(ルーマニア)を破ると、続く準々決勝では大ベテランの倪夏蓮、準決勝で今大会第1シードのポルカノバと、名だたる強豪を退けるセンセーショナルな活躍を見せた。

写真提供:ITTF
  • 7度目の優勝のボル。ワルドナーの持つ最多V記録に並んだ

  • 昨年に続き逆転で決勝を制したP.ゾルヤ

  • 21歳、躍進の準優勝となったヨルジッチ

  • サプライズの決勝進出を果たしたエーラント

  • ドイツが2年連続アベック優勝達成

 全日本期間もあり、掲載が遅くなりましたが、1月13日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第18節に及川瑞基(専修大)が出場。全日本を直前に控える中での出場となったが、ゴーズィ(フランス)を下す金星を上げた。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ノイ・ウルム 3-2 ベルクノイシュタッド>
○アポロニア 6、5、-6、5 ドリンコール
 シュトゥンパー -7、-8、-5 ドゥダ○
 サリフ 7、10、-5、-7、-9 ロブレス○
○アポロニア 7、5、5 ドゥダ
○サリフ/ツボイ 9、6、-9、10 ロブレス/ドリンコール

<オクセンハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン>
○シドレンコ -6、8、-7、6、11 シュテガー
○ディヤス -4、7、8、-9、9 オルト
 ゴーズィ -9、-7、9、6、-9 及川○
○ディヤス -8、-6、8、6、9 シュテガー
★及川瑞基通算成績:単10勝5敗/複1勝2敗

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ブレーメン>
 O.アサール 7、8、-10、-9、-9 ファルク○
○シェルベリ 10、10、10 ゲラシメンコ
○ワルサー 10、7、-8、9 スッチ
○シェルベリ 8、-1、-8、4、8 ファルク

<ミュールハウゼン 3-0 グリュンヴェッターズバッハ>
○メンゲル 8、-8、2、8 王熹
○イオネスク 9、-3、9、-3、5 グナナセカラン
○Da.ハベソーン 5、-8、6、8 ラスムッセン

<ザールブリュッケン 3-0 ユーリッヒ>
○尚坤 7、6、3 コズル
○プレテア -8、-15、3、4、10 R.デヴォス
○ポランスキー 9、8、10 クレイン

<グレンツァオ 3-0 フルダ・マーバーツェル>
○ジャー 1、7、11 プツァル
○スゴウロポウロス 18、9、-7、9 フィルス
○リンド 5、9、2 ムン・ファンボー

◆順位表(第18節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(15勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(14勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(13勝5敗)
4位:ブレーメン(13勝5敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ミュールハウゼン(11勝7敗)
6位:ベルクノイシュタッド(11勝7敗)
7位:ノイ・ウルム(8勝10敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(8勝10敗)
9位:グリュンヴェッターズバッハ(8勝10敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝13敗)
11位:グレンツァオ(1勝17敗)
12位:ユーリッヒ(1勝17敗)


 及川はゴーズィに勝利し今シーズン10勝目。この勝利で気分良く大会に臨めたか、直後の全日本選手権で男子ダブルス優勝、男子シングルスでベスト16入りと活躍を見せた。しかしシュテガー(ドイツ)がシドレンコ(ロシア)に敗れるなど2失点を喫し、チームは敗れ、8位に沈んでいる。そして開幕から勝利のなかったグレンツァオは第18節にして初勝利。若手3人が奮闘し、ストレートでフルダ・マーバーツェルを下した。レギュラーシーズンは残すところ4節。各種国際大会が重なっており、第18節から少し間が開き、次節は2月16日に開催される。
  • ゴーズィに勝利し10勝目の及川(写真は2020年全日本選手権)

 日本では全日本選手権が開催される中、2019/2020ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は準々決勝がスタート。準々決勝はホーム&アウェイの2試合制で行われ、準決勝進出チームが決定する。試合の結果は下記のとおり。

【2019/2020 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
★男子準々決勝第1戦
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-0 ロスキレ(デンマーク)>
○ワルサー 4、-10、4、7 トキッチ
○ボル -7、9、14、9 メイス
○シェルベリ 6、7、-10、7 ツァイ・ユージア

<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-2 ミュールハウゼン(ドイツ)>
○尚坤 7、9、2 イオネスク
○フランチスカ -8、10、4、-9、10 ヤンカリク
 ヨルジッチ -8、6、12、-9、-8 メンゲル○
 フランチスカ -3、-4、5、9、-6 イオネスク○
○尚坤 8、4、6 ヤンカリク

<オレンブルク(ロシア) 3-1 エンヌボン(フランス)>
 フレイタス -11、-8、-8 ニュイティンク○
○オフチャロフ -8、7、8、7 Q.ロビノ
○荘智淵 15、6、5 ウォーカー
○オフチャロフ -8、7、-11、7、2 ニュイティンク

<ボゴリア(ポーランド) 3-1 UMMC(ロシア)>
 ギオニス 6、-5、6、-4、-8 シバエフ○
○バドフスキー -11、-9、9、9、6 グルーツ
○シルチェク -9、-6、10、4、6 ガチーナ
○ギオニス -9、-6、5、9、9 グルーツ

 準々決勝第1戦は、ボルシア・デュッセルドルフ、ザールブリュッケン、オレンブルクとグループ1位通過の3チームが勝利を収めたが、UMMCはグループ2位通過のボゴリアに敗戦。エースのグルーツ(デンマーク)が2番で世界ランキング83位のバドフスキー(ポーランド)に敗れ、4番でギオニス(ギリシャ)にも2-0のリードを守れず2失点で黒星スタートを喫した。準々決勝第2戦は五輪団体戦世界予選、ドイツオープン、スペインオープン、ヨーロッパトップ16などが終了した後の2月13、14日に開催される。
  • チームの勝利を決めたギオニス(写真はTリーグでのプレー時)

 東京五輪が控える2020年、ドイツでは年明け早々の1月4、5日にドイツカップの準決勝、決勝が行われ、男子はグリューンヴェッターズバッハがサプライズの初優勝を果たした。

【2019/2020 男子ドイツカップ】
●準決勝
<オクセンハウゼン 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
○カルデラノ 9、8、11 K.カールソン
 ディヤス -9、8、-9、-11 ボル○
○ゴーズィ 15、7、-8、8 シェルベリ
 カルデラノ -5、キケン ボル○
○ゴーズィ/フェガール 9、10、-5、8 K.カールソン/シェルベリ

<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 ザールブリュッケン>
○グナナセカラン 8、-7、9、-6、9 尚坤
 チウ・ダン -8、-5、-8 フランチスカ○
○王熹 7、7、6 ヨルジッチ
 グナナセカラン -8、-9、-4 フランチスカ○
○チウ・ダン/ラスムッセン 11、13、9 ヨルジッチ/ポランスキー

●決勝
<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 オクセンハウゼン>
 グナナセカラン -4、-1、9、-5 ディヤス○
○チウ・ダン 5、9、-7、7 ゴーズィ
○王熹 6、5、7 フェガール
 グナナセカラン -7、-5、7、-10 ゴーズィ○
○チウ・ダン/ラスムッセン -8、4、4、7 ディヤス/フェガール

 男子は現在ブンデスリーガでは12チーム中7位のグリューンヴェッターズバッハがザールブリュッケン、オクセンハウゼンという強豪を下して初のドイツカップ制覇。グリューンヴェッターズバッハは準決勝のザールブリュッケン戦でグナナセカラン(インド)が尚坤(中国)を破る殊勲の星をあげると、王熹(ドイツ)がブンデスリーガで好成績を残すヨルジッチ(スロベニア)を完封。ラストのダブルスも勝利を収めて決勝へ。オクセンハウゼンとの決勝でも、チウ・ダン(ドイツ)がゴーズィ(フランス)に勝利すると、王熹、ラストのダブルスも続き、劇的な初優勝を決めた。
 オクセンハウゼンはカルデラノ(ブラジル)が準決勝で腰を傷めてキケン。決勝は頼みのゴーズィが金星を献上し、ドイツカップ2連覇を逃した。

【2019/2020 女子ドイツカップ】
●準決勝
<ベルリン・イーストサイド 3-0 ビュッセンバッハ>
○ユ・フ 2、7、-10、7 ゲーベル
○エクホルム 8、6、-5、5 クレイマー
○ミッテルハム 4、13、5 グロフマン

<コルバーモア 3-1 ラングシュタッド>
○ディン・ヤピン 6、6、8 メシュレフ
 ラング -9、14、-9、-5 P.ゾルヤ○
○リリー・チャン 8、7、8 ケメラー
○ディン・ヤピン -9、10、7、-6、5 P.ゾルヤ

●決勝
<ベルリン・イーストサイド 3-0 コルバーモア>
○ユ・フ -8、5、17、-10、7 ラング
○シャン・シャオナ 5、-6、8、9 リリー・チャン
○ミッテルハム 7、11、8 ディン・ヤピン

 女子は圧倒的な選手層を誇るベルリン・イーストサイドが6度目のドイツカップのタイトル獲得。スッチ(ルーマニア)、ポータ(ハンガリー)が欠場する中でも、4選手の実力は頭ひとつ抜けており、準決勝、決勝とストレート勝ち。決勝はユ・フ(ポルトガル)がラング(ドイツ・旧姓:ジルベライゼン)をフルゲームで下すと、2番ではベテランのシャン・シャオナ(ドイツ)がリリー・チャン(アメリカ)を退けて王手。最後は23歳のミッテルハム(ドイツ)が52歳の大ベテラン、ディン・ヤピン(ドイツ)に勝利して優勝を決めた。
 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部は年内最終戦となる第16節が終了。及川瑞基(専修大)は日本で開催された世界選手権代表選考会出場のため欠場となった。今節もザールブリュッケンが首位をキープ。2位以下は3チームが12勝4敗で並んでいるが、今節でブレーメンを下したベルクノイシュタッドはこれで5連勝となり、プレーオフ出場圏内の4位目前に迫ってきている。レギュラーシーズンも残すところあと6節となり、現実的にプレーオフを目指せる位置にいるのはベルクノイシュタッドまでの上位5チームといったところか。
 2109年はやや駆け足で試合を消化してきたが、2020年は1月に2試合、2月に2試合、3月に1試合、4月に1試合というゆったりとした日程で開催される。
 
【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ノイ・ウルム 3-0 ケーニヒスホーフェン>
○アポロニア -10、2、-6、6、8 オルト
○サリフ 5、-6、-4、12、9 シュテガー
○安宰賢 -6、10、5、9 ゼリコ

<ベルクノイシュタッド 3-1 ブレーメン>
 ドリンコール -6、-6、-6 ファルク○
○ドゥダ -5、7、8、6 ゲラシメンコ
○ロブレス 9、4、-9、6 アギーレ
○ドゥダ -1、9、7、-7、7 ファルク

<オクセンハウゼン 3-0 グリューンヴェッターズバッハ>
○フェガール -9、9、10、9 チウ・ダン
○ゴーズィ 7、5、3 ラスムッセン
○ディヤス -8、-2、9、8、9 王熹

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ユーリッヒ>
○ワルサー 4、10、-8、4 R.デヴォス
○シェルベリ 7、6、8 オーストワウダー
○O.アサール 9、-9、12、-2、5 コズル

<ミュールハウゼン 3-1 グレンツァオ>
○メンゲル 11、-10、-6、10、9 ジャー
 Da.ハベソーン -7、7、-6、-8 ボボチーカ○
○イオネスク -9、-9、4、8、7 スゴウロポウロス
○Da,ハベソーン 10、5、-8、7 ジャー

<ザールブリュッケン 3-1 フルダ・マーバーツェル>
 ポランスキー -8、-11、-10 フィルス○
○尚坤 7、9、17 プツァル
○ヨルジッチ 4、7、2 ムン・ファンボー
○尚坤 3、9、12 フィルス

◆順位表(第16節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(13勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(12勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(12勝4敗)
4位:ブレーメン(12勝4敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(11勝5敗)
6位:ミュールハウゼン(9勝7敗)
7位:グリューンヴェッターズバッハ(8勝8敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(7勝9敗)
9位:ノイ・ウルム(6勝10敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝11敗)
11位:ユーリッヒ(1勝15敗)
12位:グレンツァオ(0勝16敗)
 ブンデスリーガ男子1部は第14節が終了。ケーニヒスホーフェン所属の及川瑞基(専修大)は今節は欠場。及川は12月21日から始まるジャパントップ12(兼2020年世界選手権日本代表選考会)に出場するが、ドイツで磨いた実力を披露するか。
 第13節を終えて3チームが10勝3敗で並んでいたが、今節ではザールブリュッケンが尚坤(中国)の2得点などで勝利、ブレーメンも劣勢からノイ・ウルムに逆転勝ちでともに11勝目をあげた。一方でボルシア・デュッセルドルフはフルダ・マーバーツェルに競り負け、今シーズン4敗目を喫し、オクセンハウゼンに勝敗で並ばれた。上位4チームはここから数試合は格下との対戦だけに負けられない試合が続く。
 開幕から勝ち星なしのグレンツァオはこの日もオクセンハウゼンに敗れ14連敗。ジャー(アメリカ)、リンド(デンマーク)、スゴウロポウロス(ギリシャ)と若手主体のメンバーで戦っているが、1勝が遠い。チームの勝ち頭がリンドで4勝(11敗)、続いてジャーの3勝(9敗)、ボボチーカ(イタリア)とスゴウロポウロスが1勝ずつでシーズン計9勝と苦戦が続いている。
 現在の個人成績トップはブレーメンのファルク(スウェーデン)で15勝5敗。2位がボルシア・デュッセルドルフのボル(ドイツ)で10勝0敗、3位はノイ・ウルムのアポロニア(ポルトガル)で14勝5敗となっている。及川は8勝5敗の18位。ここからの巻き返しに期待したい。


【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<オクセンハウゼン 3-1 グレンツァオ>
 ディヤス 5、-9、6、-9、-11 ジャー○
○ゴーズィ 8、-9、8、-8、9 リンド
○フェガール -5、9、8、-9、10 ボボチーカ
○ゴーズィ 9、9、2 ジャー

<フルダ・マーバーツェル 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
 ムン・ファンボー -3、-8、-7 K.カールソン○
 フィルス -1、-8、-8 シェルベリ○
○プツァル -5、7、10、7 ワルサー
○フィルス -8、6、11、3 K.カールソン
○プツァル/ムン・ファンボー -5、9、6、-4、13 ワルサー/シェルベリ

<ザールブリュッケン 3-1 ミュールハウゼン>
○尚坤 6、7、4 シュレイヤー
○ポランスキー 9、8、10 ヤンカリク
 ヨルジッチ -8、-13、-3 イオネスク○
○尚坤 8、-9、10、9 ヤンカリク

<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 ケーニヒスホーフェン>
○チウ・ダン 6、-9、7、-11、9 ゼリコ
 ラスムッセン 12、9、-9、-5、-10 シュテガー○
○王熹 10、キケン オルト
 チウ・ダン 9、-2、-5、-10 シュテガー○
○ラスムッセン/王熹 3、-7、11、10 オルト/ゼリコ

<ベルクノイシュタッド 3-2 ユーリッヒ>
○ロブレス 4、7、5 R.デヴォス
 ミノ -9、8、-3、-6 オーストワウダー○
○ドリンコール 6、-10、9、6 コズル
 ドゥダ -7、-9、7、-7 R.デヴォス○
○ロブレス/ドリンコール -7、8、-7、5、2 コズル/オーストワウダー

<ブレーメン 3-2 ノイ・ウルム>
 ファルク 8、4、-5、-2、-9 サリフ○
○ゲラシメンコ 9、5、7 安宰賢
 アギーレ -9、-9、-9 アポロニア○
○ファルク -7、6、-9、8、9 安宰賢
○アギーレ/スッチ -3、9、12、7 アポロニア/ブロッド

◆順位表(第14節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(11勝3敗)
2位:ブレーメン(11勝3敗)
3位:ボルシア・デュッセルドルフ(10勝4敗)
4位:オクセンハウゼン(10勝4敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(9勝5敗)
6位:ケーニヒスホーフェン(8勝6敗)
7位:ミュールハウゼン(7勝7敗)
8位:グリューンヴェッターズバッハ(7勝7敗)
9位:ノイ・ウルム(5勝9敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝9敗)
11位:ユーリッヒ(1勝13敗)
12位:グレンツァオ(0勝14敗)
 ドイツ・ブンデスリーガ1部でプレーする及川瑞基(専修大)だけでなく、欧州各国のリーグに日本選手が参戦。各選手のここまでの成績と、あまり触れることのなかった各国リーグの所属選手について紹介していこう。

 ドイツ・ブンデスリーガ2部には世界ジュニア代表の曽根翔(愛工大名電高)が参戦。所属は1部の強豪・ザールブリュッケンのセカンドチームである「ザールブリュッケンⅡ」。1部でも試合に出場しているプレテア(ルーマニア)、ポランスキー(チェコ)はじめ、欧州の若手有望株が揃うチームだ。曽根は12月8日の試合で初めてザールブリュッケンⅡのメンバーとして出場。シングルス2勝、2017年世界ジュニアベスト8のクヌーデ(ベルギー)とのダブルスでも1勝をあげた。また、ヨーロッパチャンピオンズリーグでもトップチームの一員としてグループリーグ最終戦に出場。こちらでも勝利をあげた。
 ブンデスリーガは2部といえ、プラトノフ(ベラルーシ)、デサイ(インド)など各国代表クラスがプレー。カツマン、グレブネフ(ともにロシア)、シポス(ルーマニア)、チャン・カイ(アメリカ)とトップランカーを目指す若手の鍛錬の場にもなっている。そんな中、元フランス代表のエロワもプレー。50歳の大ベテランだが、ケルンのエース格として8勝10敗の成績を残している。

 ドイツのお隣、オーストリアでは今シーズン金光宏暢(日本大)がザルツブルクでプレーしており、12月15日の試合を終えた時点でシングルス9勝4敗の成績。ドイツと同じくオーストリアリーグも「ブンデスリーガ」と呼ばれる。また、レギュラーシーズンは現状では1試合のみの出場となっているがクローバー歯科カスピッズの江藤慧もシュトッケラウに所属。9月に行われたシーズンのオープニングトーナメントではチームを優勝に導く活躍を見せた。江藤と同じチームには陳衛星(オーストリア)も所属。こちらも47歳の大ベテラン、今シーズンはここまで2勝4敗の成績で、11月22日のゲームでは金光とも対戦し、3-2で金光に軍配が上がっている。
 オーストリア・ブンデスリーガではスディ(ハンガリー)、ピスチェイ(スロバキア)、コネツニー(チェコ)、ペレイラ(キューバ)などがプレー。Tリーグ・琉球アスティーダでもプレー中の朱世爀(韓国)もウィーナー・ノイシュタッドでエントリーされている。
 女子でも浜本由惟がオーストリアのチャンピオンチームであるリンツ・フロシュベルクでプレー。同僚には地元オーストリアのエース・ポルカノバ、ヨーロッパ競技大会ベスト8のカットマン・ベリストロム(スウェーデン)、世界ランキング28位の蘇慧音(香港)らが揃い、ヨーロッパチャンピオンズリーグでも優勝が狙える強豪だ。

 そして今シーズン、もっとも多くの日本選手がプレーしているのがポーランド・スーパーリーグ。ここまで11勝3敗の成績を残している町飛鳥(鹿児島県体育協会)はじめ男女8名がエントリー。現時点で出場のあった日本選手の成績は吉田雅己(FPC)が6勝0敗、有延大夢(リコー)が3勝0敗、平野友樹(協和キリン)が2勝1敗。11月10日の試合では町vs.吉田、11月28日の試合では吉田vs.平野など、日本人対決も行われた。
 ポーランド・スーパーリーグは年内の試合をすべて消化しており、男子の個人成績1位はコウ・レイ(ウクライナ)。町は3位につけている。日本と縁のある選手も多く、Tリーグにも参戦のワン・ヤン(スロバキア)、ギオニス(ギリシャ)もスーパーリーグでプレー。女子でも日本リーグ・広島日野自動車の馬文婷(ノルウェー)が出場している。
 香港、韓国、シンガポールなどアジアから若手の参戦が多いのも特徴で今シーズンは林兆恒、呉柏男(ともに香港)、朴廷宇(韓国)らがプレー。昨シーズンまでは黄鎮廷(香港)もこのリーグを戦っていた。

 スウェーデン・エリートリーグでは今シーズン日本人3選手が出場。スウェーデンで3シーズンを迎えた英田理志(愛媛県競技力向上対策本部)は王者・エースレーブに移籍。ここまで7戦全勝と首位を走るチームを支える。このチームにはモーレゴード(スウェーデン)も所属しており、12月11日の試合を終えて5勝0敗。ソーダハムには神巧也(T.T彩たま)と坪井勇磨(東京アート)の2人が所属。5シーズンぶりに参戦中の神はここまで3勝1敗。坪井は1勝0敗という成績。
 ちなみに神に1敗を浴びせたのはバック粒高のオーケストロム(スウェーデン)。2005年世界ジュニアでは高木和卓(現・東京アート)を破って3位に入り、かつてはドイツ・ブンデスリーガ1部でもプレーした31歳。反転も交えた巧みな変化プレーでここまで8勝1敗の成績を残すなどクセ者ぶりは健在だ。