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欧州リポート

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ヨーロッパでは卓球をインターネットテレビがカバーしつつある。
ブンデスリーガの準決勝、決勝はドイツの地上波では放映されなかった。しかし、ブンデスリーガの新パートナーである「コンテントハウス」という会社によって全試合がインターネットで放映された。その会社の社長はドイツのテレビジャーナリストで有名なベンノ・ノイミューラーで、この会社がリーグの試合を無料でテレビと同じ画質でインターネットで配信した。そこではスローモーションを使ったり、ネットと台の下にカメラを取り付けたりと、卓球ファンが喜ぶような工夫があった。
来シーズンからは1試合に6.99ユーロ(1153円)で、全試合は72ユーロ(11880円)を払えば見ることができる。「我々は将来、世界中にブンデスリーガを放送したい。ITTF(国際卓球連盟)やETTU(ヨーロッパ卓球連合)と大きなイベントでの放送について協議し始めた」(ノイミューラー)。
ETTUはその間にも、すでにインターネットテレビをパートナーとして、ベオグラードのヨーロッパ選手権をカバーした。この時のインターネットテレビでは12000万人以上の人がアクセスした。
*写真はブンデスリーガで優勝したフリッケンハオゼン
2006~2007年のシーズンのブンデスリーガ1部の男子チャンピオンは6月24日に決まった。このリーグは世界でもっとも強い選手が集まると言われているプロリーグだ。今回、プレーオフの決勝は『フリッケンハオゼン』と『グレンツァオ』の対決で、第1戦で『フリッケンハオゼン』が6対3で『グレンツァオ』を破り、誰もが次の試合を待たずに、『フリッケンハオゼン』の優勝を確信した。ところが、第2戦では『グレンツァオ』がいきなり3-0でリードした。ここから『フリッケンハオゼン』の中国のベテラン馬文革、19歳のバウム、スロベニアのトキッチが3試合連続で勝利し、3-3に戻し、7番で馬文革がブラシュチックに敗れたものの、8番でシュテガーが張ユクに勝ち、4点目を叩き出した時点で『フリッケンハオゼン』が優勝を決めた。そのあとの2試合は棄権した。
「この第2戦が大変な試合になるのはわかっていたけど、まさかいきなり0-3でリードされるなんて想定外だった。あやうくタイトルを逃すところだった。でもそこで流れを変えることができた。今回のチームはまさにベストチームで、最高のチームスピリットを持っていた」とシュテガー。

ブンデスリーガ・男子ファイナル第1戦 6/17

 フリッケンハオゼン  6-3  グレンツァオ
 馬文革/バウム -4、8、8、-7、-7 フェイヤー-コナート/パベルカ○
○シュテガー/トキッチ 3、10、8    ブラシュチック/張ユク
○馬文革    6、8、10     張ユク
○シュテガー -3、-9、7、9、6 ブラシュチック
○トキッチ   9、9、5      パベルカ
 バウム   -9、-6、15、-7 フェイヤー-コナート○
○馬文革   -10、5、-13、8、3 ブラシュチック
 シュテガー -11、-9、-9   張ユク○
○トキッチ  -6、9、6、2    フェイヤー-コナート

ブンデスリーガ・男子ファイナル第2戦 6/24

 グレンツァオ  6-4  フリッケンハオゼン
○フェイヤー-コナート/パベルカ 7、10、-11、4 シュテガー/トキッチ
○ブラシュチック/張ユク     7、6、4     馬文革/バウム
○ブラシュチック  8、-7、5、-11、9   シュテガー
 張ユク     -9、-6、-2       馬文革○
 フェイヤー-コナート 8、-6、7、-13、-2 バウム○
 パベルカ    -4、7、-4、4、-6    トキッチ○
○ブラシュチック  8、-7、2、8       馬文革
 張ユク     -9、6、-6、-15     シュテガー○
○フェイヤー-コナート  キケン        トキッチ
○パベルカ     キケン          バウム

*写真は上はシュテガー。下は『フリッケンハオゼン』