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欧州リポート

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ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループD
9/28 [フリッケンハオゼン 0-3 ニーダー・オーストリア]
9/28 [ピエーヴェ・エマヌエーレ 0-3 エヌボン]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループD第3戦は9月28日に行われた。
 第2戦でシュラガー、陳衛星(以上オーストリア)、韓陽(東京アート/日本)のメンバーで臨みながら、クレアンガ(エヌボン)の2点取りに屈したニーダー・オーストリア。今回は韓陽に代わり、柳承敏(韓国)が出場。柳承敏とシュラガーの2点使いで、フリッケンハオゼンと戦った。対するフリッケンハオゼンは馬文革(中国)、シュテガー(ドイツ)、トキッチ(スロベニア)と決して楽な相手とは言えないが、ニーダー・オーストリアは見事にストレートで勝利。戦績を2勝1敗とした。
 まだ勝ち星のないピエーヴェ・エマヌエーレ(イタリア)はエヌボン(フランス)と対戦したが、前回の金星で勢いに乗るエヌボンに全試合ストレート負けの完敗だった。ピエーヴェ・エマヌエーレはエースがモンデロ(世界ランク124位/イタリア)と他チームに比べると戦力的に見劣りする感は否めない。グループリーグ後半は助っ人中国籍選手の李科威がどこまで頑張れるかがカギになるだろう。
 グループDは1~3位が2勝1敗で並ぶ大混戦。しかし、現在2位に甘んじているニーダー・オーストリアが戦力的には一歩も二歩も抜け出している。柳承敏、シュラガー、陳衛星がいるこのチームを負かすのは困難だろう。となると、こちらもグループB同様に2位争いに注目が集まる。馬文革、シュテガー、トキッチとどこからでも点が取れそうなフリッケンハオゼンに対し、クレアンガで2点取りたいエヌボン。ややフリッケンハオゼンが有利とも思えるが、ニーダー・オーストリア戦でみせたクレアンガの爆発と、中国籍の白風田の出来次第では十分にチャンスがある。

写真:今季ECLに初参戦し、見事に勝利した柳承敏(07ジャパンオープン時)



9/28 フリッケンハオゼン 0-3 ニーダー・オーストリア
 馬文革 -4、7、-7、-6 シュラガー○
 シュテガー -7、-13、4、-6 柳承敏○
 トキッチ -6、-4、-3 陳衛星○


グループD 順位(9月28日終了時点)
1位:エヌボン(2勝1敗/フランス)
2位:ニーダー・オーストリア(2勝1敗/オーストリア)
3位:フリッケンハオゼン(2勝1敗/ドイツ)
4位:ピエーヴェ・エマヌエーレ(0勝3敗/イタリア)

 9個のヨーロッパタイトルを獲得し、ヨーロッパを代表する選手のひとりとして長く世界で活躍したチラ・バトルフィ(ハンガリー)が、ついに現役を引退。彼女の引退を記念して、10月9日にはブダペストでハンガリーと中国の特別親善マッチが行われ、国際卓球連盟のシャララ会長、ヨーロッパ卓球連合のボッシ会長、ハンガリー・オリンピック委員会のシュミット委員長らが顔を揃えた。

 バトルフィは1969年3月3日、ハンガリーの首都・ブダペスト生まれ。父の手ほどきで7歳から卓球を始め、85年世界選手権イエテボリ大会で、当時アジアチャンピオンだった何智麗(現:小山ちれ)を破って注目を浴びた。
 1986年には、わずか17歳にしてヨーロッパ選手権に優勝、その後もヨーロッパ選手権のダブルスで4回、混合ダブルスで1回、そして団体で3回優勝している。堂々たる体格で、非常に高く投げ上げるハイトスサービスから強烈な両ハンドドライブを放ち、アジアの強豪とも互角に渡り合った。

 92年からはドイツ・ブンデスリーガに参戦し、1部リーグのラングバイトに15年間所属。チームのエースとして活躍し、ラングバイトの街には彼女の名前をつけた通りが誕生するそうだ。一方では大学の体育学部に学び、卓球の教育と指導で学位も取得している。
 現在はイタリア女子チームのエースであるニコレッタ・ステファノバの個人コーチとして、イタリアに住んでいるというバトルフィ。ヨーロッパ女子の屋台骨を支えた女傑に、心からねぎらいの拍手を送りたい。
 
Photo上:アジアに対抗できる数少ない選手のひとりだった
Photo下:昨シーズンはラングバイトで梅村礼(現:イタリア・サンドナテーゼ)のチームメイト

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループC
9/30 [グレンツァオ 2-3 カジャグラナダ]
9/30 [エースローブ 3-1 セスタス]
※左側のチームがホーム


 9月30日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループC第3戦が行われた。ここまで2連勝中のカジャグラナダ(スペイン)は、荘智淵(世界ランク16位/チャイニーズ・タイペイ)、プリモラッツ(同19位/クロアチア)、何志文(同37位/スペイン)と今季3戦目にして初めてベストメンバーで臨んだ。対するは2連敗中と苦しいグレンツァオ(ドイツ)。
 1番、プリモラッツ対張ユク(世界ランク32位/中国香港)は競り合いを張ユクが制した。2番、荘智淵対ブラシュチック(同35位/ポーランド)はストレートでブラシュチックが勝利し、グレンツァオが念願の初勝利に王手をかけた。しかし、3番で何志文がフェイヤー-コナート(同75位/ドイツ)をシャットアウトすると大激戦がはじまった。
 4番荘智淵vs張ユクの試合は11本、6本で張ユクが2ゲーム連取。しかし、2番でブラシュチックにも負けている荘智淵は負けるわけにはいかない。8本、7本で奪い返すと、最終ゲームは初勝利を目指すグレンツァオ・張ユクの意地と、自身のプライドのためにも負けられない荘智淵の意地が激突。デュースにもつれた試合はわずかに荘智淵が上回った。ラストはプリモラッツ対ブラシュチック。4番の“アジア決戦”は荘智淵の勝利に終わったが、今度は“欧州決戦”だ。ともに1ゲーム目を奪い、1-1で迎えた第3ゲームをブラシュチックが10本で奪取。プリモラッツはここまでか…と思われたが、なんと第4ゲームを13本で奪い返し、勝負は最終ゲームへ。最終ゲームはプリモラッツが突き放し、7本でブラシュチックを抑え込んだ。これでカジャグラナダは無傷の3連勝。逆にグレンツァオは3連敗となった。メンバー的には首位争いをしてもおかしくないグレンツァオ。ファイナルラウンド進出にはもう一戦も落とせない崖っぷちに立たされた。
 なお、グループCのもう一戦はエースローブがセスタスを3-1で下し、エースローブがグループ2位に浮上した。

写真上:ラストで勝利を挙げたカジャグラナダ・プリモラッツ(07ジャパンオープン時)
写真中:大接戦をものにしたカジャグラナダ・荘智淵(07世界選手権ザグレブ大会時)
写真下:追いつめられた中で冷静な試合運びを見せたカジャグラナダの仕事人・何志文(07世界選手権ザグレブ大会時)



9/30 グレンツァオ 2-3 カジャグラナダ
○張ユク -9、8、9、9 プリモラッツ
○ブラシュチック 9、8、5 荘智淵
 フェイヤー-コナート -2、-6、-8 何志文○
 張ユク 11、6、-8、-7、-10 荘智淵○
 ブラシュチック 7、-9、10、-13、-7 プリモラッツ○


グループC 順位(9月30日終了時点)
1位:カジャグラナダ(3勝0敗/スペイン)
2位:エースローブ(2勝1敗/スウェーデン)
3位:セスタス(1勝2敗/フランス)
4位:グレンツァオ(0勝3敗/ドイツ)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループB
9/28 [ポントワーズ 0-3 デュッセルドルフ]
9/28 [ブダペスト 1-3 ザグレブ]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループA第3戦が行われた9月28日にはグループBの第3戦も行われた。ボル(ドイツ)が所属しているデュッセルドルフ(ドイツ)はアウェイでポントワーズ(フランス)と対戦。フランツ(ドイツ)がいるものの、シーラ、ローなどフランス人選手が主体のポントワーズに対し、デュッセルドルフはボル、ズース、オフチャロフと全員がドイツ人選手。この“フランス対ドイツ”の対戦はデュッセルドルフが3-0で勝利。それも、1番でオフチャロフがフランツ相手に1ゲームを落としただけの圧勝だった。また、今回も水谷隼(青森山田高)の出場はなかった。
 一方のブダペスト対ザグレブは3-1でザグレブが勝利した。ザグレブは、アジア選手権から戻ってきたエースの朱世赫(韓国)が2点を取り、3番ではコラレク(クロアチア)がズウィックル(ハンガリー)をゲームオールで下した。
 グループBは第3戦を終えて、2勝1敗が2チーム、1勝2敗が2チームと混戦模様。だが、ボルが出場してからのデュッセルドルフは2戦連続でストレート勝ちを収めており、これからも連勝街道をばく進しそうだ。逆に、ハンガリー若手主体のブダペストはやや苦しいか。ファイナルラウンドに進出できるのは上位2チーム。シーラ、フランツ擁するポントワーズか、朱世赫が引っ張るザグレブか。グループBは2位争いが熱い!

写真:ザグレブの勝利には朱世赫の2点取りが不可欠!(07世界選手権ザグレブ大会時)



9/28 ブダペスト 1-3 ザグレブ
○ヤカブ 1、4、2 ズブシッチ
 パジー -8、-4、9、-7 朱世赫○
 ズウィックル 3、-9、3、-2、-7 コラレク○
 ヤカブ 10、-6、-1、-9 朱世赫○



グループB 順位(9月28日終了時点)
1位:デュッセルドルフ(2勝1敗/ドイツ)
2位:ザグレブ(2勝1敗/クロアチア)
3位:ポントワーズ(1勝2敗/フランス)
4位:ブダペスト(1勝2敗/ハンガリー)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループA
9/28 [ルバロワ 1-3 シャルロワ]
9/28 [サン・セバスチャン 3-0 ヴュルツブルグ]

 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループA第3戦が9月28日に行われた。これまで2戦連続のストレート勝ちで首位に立っていたシャルロワ(ベルギー)はルバロワ(フランス)と対戦。ルバロワのホームで行われたこの試合はトップで呉尚垠(韓国)がメイス(デンマーク)に敗れるも、2番と4番でサムソノフがエロワ(フランス)とメイスをゲームオールで封じ込め、3番でスミルノフ(ロシア)も勝ち星を挙げ、3-1で勝利。3連勝を飾った。
 グループAのもう一戦は、サン・セバスチャン(スペイン)がホームでヴュルツブルグ(ドイツ)を迎え撃った。シャルロワとは逆に、これまで2戦連続でストレート負けを喫していたサン・セバスチャン。2番で世界ランク163位のカルネロス(スペイン)が同35位の譚瑞午(クロアチア)を破る活躍などで3-0のストレート勝ち。今季の初白星を挙げるとともに、ヴュルツブルグを抜いてグループ3位に浮上した。



9/28 サン・セバスチャン 3-0 ヴュルツブルグ
○セレダ 8、-7、-8、4、9 ステフェンセン
○カルネロス -6、-10、7、10、7 譚瑞午
○凌偉超 15、9、-9、9 チチェチニン



グループA 順位(9月28日終了時点)
1位:シャルロワ(3勝0敗/ベルギー)
2位:ルバロワ(1勝2敗/フランス)
3位:サン・セバスチャン(1勝2敗/スペイン)
4位:ヴュルツブルグ(1勝2敗/ドイツ)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループA
9/23 [ヴュルツブルグ 0-3 シャルロワ]
9/23 [ルバロワ 3-0 サン・セバスチャン]

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループC
9/21 [カジャグラナダ 3-0 セスタス]
9/21 [グレンツァオ 0-3 エースローブ]


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループAおよびCの第2戦の結果は以下の通り。
 グループAは9月23日に行われ、ヴュルツブルグ(ドイツ)と対戦したシャルロワ(ベルギー)は第1戦(サン・セバスチャン戦)に続いて3-0のストレートの快勝。呉尚垠をアジア選手権で欠いていたが、代わりに出場したスミルノフ(ロシア)が譚瑞午(クロアチア)にゲームオールで競り勝った。前回惜しくも敗戦したルバロワ(フランス)は、メイス(デンマーク)、エロワ(フランス)、カールソン(スウェーデン)がそれぞれ1点ずつ取りストレートでサン・セバスチャン(スペイン)に快勝。これによりグループAの2位に浮上した。

 グループA第2戦が行われる2日前の9月21日にはグループCの第2戦が行われた。荘智淵(チャイニーズ・タイペイ)と何志文(スペイン)を欠いたカジャグラナダだったが、プリモラッツが今季初参戦し、セスタス(フランス)にストレート勝ち。前回はカジャグラナダに2-3と悔しい敗戦を喫したエースローブ(スウェーデン)は3-0でグレンツァオ(ドイツ)を圧倒した。
 グループCで未だ勝ち星がないグレンツァオ。張ユク(世界ランク34位/中国香港)、ブラシュチック(世界ランク36位/ポーランド)、フェイヤー-コナート(世界ランク75位/ドイツ)がいるチームで、決して弱いチームではないのだが…。

写真:トップで格下のステフェンセンに敗れたブラシュチック(05世界選手権上海大会ベスト16時)。流れを作ることができなかった



9/21 グレンツァオ 0-3 エースローブ
 ブラシュチック -7、-8、6、-6 ステフェンセン○
 フェイヤー-コナート -8、8、-8、4、-8 チャオ・ペン○
 パベルカ 5、9、-6、8 アクセルクイスト○

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループD
9/23 [ニーダー・オーストリア 1-3 エヌボン]
9/23 [フリッケンハオゼン 3-0 ピエーヴェ・エマヌエーレ]


 9月23日にはECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループD第2戦も行われた。グループDでは昨季準優勝のニーダー・オーストリア(オーストリア)が一歩抜けた存在。侯英超(中国)が抜けたものの、柳承敏(韓国)、韓陽(東京アート/日本)を補強。今年も上位進出するだろうと目されている。そのニーダー・オーストリアの第2戦の相手はエヌボン(フランス)。世界ランク16位のクレアンガ(ギリシャ)がいるチームだが、2番手はゴラク(世界ランク99位/ポーランド)、3番手は中国籍のバイ・フォンティエンとECLで戦うにはやや苦しいメンバー。勝つためにはクレアンガの2点獲りが絶対条件となる。

 そして、この日はそれが見事に当たった。1番はニーダー・オーストリアのシュラガーがゴラク相手に貫禄勝ち。続く2番はクレアンガの豪打が陳衛星(オーストリア)のカットをぶち抜き、ストレートでの快勝。1-1となった3番はバイ・フォンティエンと韓陽の対決。この対決で韓陽はまさかの完敗。幸先よく第1ゲームを奪ったが、第2ゲーム以降は6点、6点、5点と一方的な試合となった。クレアンガを残して2-1となり、エヌボンの理想的な勝ちパターンになったが、相手は優勝候補のニーダー・オーストリア。シュラガーと陳衛星が控えており、エヌボンにはクレアンガ以外にはこの強力なオーストリアコンビに対抗できそうな選手はいない。4番クレアンガ対シュラガーで、クレアンガが勝てばそのままエヌボンの勝利だが、シュラガーが勝てばニーダー・オーストリアの勝利がほぼ決まる。
 この大事な場面でクレアンガが吼えた。第1ゲームを4点で奪うと、第2ゲームを9点で振り切り、第3ゲームも11点と競り合いながらもものにして、03年世界チャンピオンを相手にストレート勝ち。エヌボンの勝利を決めた。この勝利によって、エヌボンはグループ2位に浮上。次戦は9月28日に現在最下位のピエーヴェ・エマヌエーレと対戦。敗戦したニーダー・オーストリアは3位へと転落。次戦は同じく9月28日に現在首位のフリッケンハオゼンと対戦する。

写真:見事に優勝候補からの2点獲りをしたクレアンガ(世界選手権ザグレブ大会時)。日本でも人気が高いクレアンガは現在フランスでプレーしている



9/23 ニーダー・オーストリア 1-3 エヌボン
○シュラガー -8、4、5、8 ゴラク
 陳衛星 -6、-9、-5 クレアンガ○
 韓陽 9、-6、-6、-5 バイ・フォンティエン○
 シュラガー -4、-9、-11 クレアンガ○

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 女子グループA
9/21 [ヘーレン 3-0 サンドナテーゼ]
9/21 [クロッパッハ 3-0 モンペリエ]

 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)の女子グループA第2戦は9月21日に行われた。梅村礼が所属しているサンドナテーゼ(イタリア)はヘーレン(オランダ)と対戦。ヘーレンは世界選手権ザグレブ大会ベスト8の王晨、リー・ジャオ、倪夏蓮が主力のチーム。第1戦はモンペリエ(フランス)にストレート勝ちしており、ベテラン揃いだが非常に強力なメンバー構成だ。この強敵に対して、サンドナテーゼは梅村の代わりに張暁武を起用するまさかのオーダー。EU籍外選手は一人しか出場できないルールとなっているが、第1戦で唯一の得点を挙げた梅村を外すとは、彼女にとっても青天の霹靂(へきれき)だったであろう。ちなみに張暁武は今季は中国・超級リーグにも出場しており、0勝4敗という成績だった。
 この試合はヘーレンの2戦連続となるストレート勝ちで終わった。3番でバデスクが倪夏蓮との“超”ベテラン対決で熱戦を披露したが、1番ドデアン、梅村の代わりに出場した2番チャンはともに完敗した。

 サンドナテーゼはこれで予選2戦2敗。次戦は10月に同じく現在2戦2敗のモンペリエと対戦予定。どちらにとっても負けられない一戦となる。

写真:2番でチャンに勝利したリー・ジャオ(世界選手権ザグレブ大会時)



9/21 ヘーレン 3-0 サンドナテーゼ
○王晨 6、8、5 ドデアン
○リー・ジャオ 6、5、-8、5 張暁武
○倪夏蓮 -8、2、-6、2、9 バデスク

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループB
9/23 [デュッセルドルフ 3-0 ザグレブ]
9/23 [ポントワーズ 3-1 ブダペスト]


  9月23日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループBの第2戦が行われた。第1戦でブダペスト(ハンガリー)に敗れたデュッセルドルフ(ドイツ)はザグレブ(クロアチア)と対戦。ザグレブは韓国代表の朱世赫を擁するものの、他のメンバーはクロアチア国籍の選手で固めたほぼ純正チームだ。

 第1戦ではエースとして起用されながらも大事な4番で落としてしまったデュッセルドルフのオフチャロフ。しかし今回は1番でコラレク(05年ヨーロッパユース選手権複優勝)をストレートで下した。2番はズースがズブシッチを破り、2-0と早くも王手をかけたデュッセルドルフ。第1戦ではここから3点連取されてまさかの敗戦を喫したが、今回3番で出場したのはなんとボル。大エースのボルを3番で起用することで、前回の悪夢を払拭しようとする作戦だ。対するはシュルベク。世界選手権ザグレブ大会ではクロアチア代表として出場しているシュルベクだが、さすがにボルには手が出せず。デュッセルドルフはストレートでザグレブを下した。なお、水谷はアジア選手権に出場しているために、参戦していない。
 グループBのもう一戦はポントワーズ(フランス)対ブダペスト。アジア選手権に出場している蒋澎龍を欠き、戦力が落ちているポントワーズだが、3-1でブダペストに勝利した。第1戦で、デュッセルドルフを下しているブダペストは若手チームだけに波があるか。逆にポントワーズは3番でローが敗れたものの、フランツ、シーラというベテランがきっちり仕事をした。

 これにより、グループBは4チームすべてが1勝1敗で並ぶ混戦になった。

写真:3番で勝利したボル(世界選手権ザグレブ大会時)。やはりデュッセルドルフにはボルが不可欠だ



9/23 デュッセルドルフ 3-0 ザグレブ
○オフチャロフ 6、14、8 コラレク
○ズース 10、6、-8、-5、5 ズブシッチ
○ボル 5、7、4 シュルベク

9/15 [ホルスターハオゼン 0-6 ベルリン]
9/16 [バートドリブルグ 5-5 トステッド]

 ドイツ・ブンデスリーガ女子1部が9月15日に開幕した。開幕戦はバーテル(ドイツ)、コムウォン(タイ)擁するホルスターハオゼンとVe.パブロビッチ(ベラルーシ)、桑亜嬋(中国香港)ハインホフマン(ドイツ)らがいるベルリンの対戦。
 ホルスターハオゼンのホームで行われたこの試合だったが、地元の声援に応えることができずに手痛いストレートでの敗戦。チーム力の差がそのまま現れてしまった一戦だった。
 翌16日はバードドリブルグ対トステッドの対戦が組まれた。開幕戦とは打って変わってシーソーゲームに。お互いが2点ずつ取り合う展開になり、最終的に5-5の引き分けに終わった。

photo:ホルスターハオゼンの2番手・バーテル(07ジャパンオープン時)。エース格のコムウォンとともに2点落としては…



9/15 ホルターハオゼン 0-6 ベルリン
 バーテル/ナ・イン 9、-10、-3、-10 ハインホフマン/バオ・ディ○
 コムウォン/グオ・ペンペン 8、-6、9、-6、-10 桑亜嬋/Ve.パブロビッチ○
 コムウォン -18、6、-9、-6 Ve.パブロビッチ○
 バーテル 12、-6、-12、-7 桑亜嬋○
 ナ・イン 7、-13、10、-9、-7 ネクラ○
 グオ・ペンペン 4、-10、-9、-4 ハインホフマン○