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 ドイツ・ブンデスリーガは新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていたプレーオフが昨日よりスタート。準決勝のザールブリュッケン(レギュラーシーズン1位)とブレーメン(同4位)の試合が行われた。

 準決勝は本来、先に2勝したチームが決勝へ進む最大3試合制の予定だったが、今回は1試合での開催。試合方式も通常は5番にダブルスが行われていたが、感染予防の観点から5番もシングルスで行われる。また、ゲームごとのコートチェンジ、5ゲーム目のチェンジエンドもなし、というルールのもとで試合が進められた。


【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ プレーオフ準決勝】
<ザールブリュッケン 3-0 ブレーメン>
○尚坤 -4、8、6、1 ゲラシメンコ
○フランチスカ 5、9、7 ファルク
○ヨルジッチ -5、9、9、3 アギーレ

 決勝進出を決めたのはレギュラーシーズンを1位で通過したザールブリュッケン。レギュラーシーズンでは0勝2敗と苦戦したブレーメンを相手にストレートで勝利を収めた。
 ザールブリュッケンはトップで今シーズン個人成績1位に輝いた尚坤(中国)がゲラシメンコ(カザフスタン)から勝利をあげると、フランチスカ(ドイツ)がブレーメンのエース・ファルク(スウェーデン)を完封。3番でもヨルジッチ(スロベニア)が1ゲームを先行されながら、アギーレ(パラグアイ)を下して昨シーズンに続き決勝へと勝ち進んだ。
 今シーズンより加入した元中国代表の尚坤が期待どおり白星を重ね、フランチスカとともにツインエースとして活躍。21歳のヨルジッチも着実に力をつけており、この選手が3番手に控えて確実にポイントを奪えることは大きい。今回のプレーオフではダブルスがないため、尚坤とフランチスカの2人をシングルスで2点器用できることも、ザールブリュッケンには追い風となりそうだ。

 準決勝もうひと試合、ボルシア・デュッセルドルフ(レギュラーシーズン2位)とオクセンハウゼン(同3位)の対戦は現地時間本日13時からスタート。決勝は6月14日に開催される。
  • ファルクを完封したフランチスカ(写真は2019年ワールドツアー・グランドファイナル)