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 8月29日〜9月1日に新潟・新発田カルチャーセンターで2019世界ジュニア選手権コラート大会の代表選手1次選考会が開催。男女各16選手が参加し総当りのリーグ戦で行われた1次選考会。男子は濵田一輝(愛工大名電高)が14勝1敗、女子は中森帆南(四天王寺高)が13勝2敗でそれぞれ1位通過を決めた。男子は1〜6位、女子は1〜5位までが9月15〜16日に千葉・旭市総合体育館で行われる最終選考会への参加資格を獲得した。

 2019世界ジュニア選手権の本戦は11月24日〜12月1日にタイ・コラートで開催される。1次選考会の結果は以下のとおり。

★男子
1位:濵田一輝(愛工大名電高) 14勝1敗
2位:宮川昌大(野田学園高) 13勝2敗
3位:横谷晟(愛工大名電高) 13勝2敗
4位:谷垣佑真(愛工大名電高) 11勝4敗
5位:徳田幹太(野田学園中) 10勝5敗
6位:手塚崚馬(明徳義塾高) 10勝5敗
7位:柏竹琉(JOCエリートアカデミー/帝京) 8勝7敗
8位:三浦裕大(遊学館高) 7勝8敗
9位:飯村悠太(野田学園中) 7勝8敗
10位:高橋航太郎(実践学園中) 6勝9敗
11位:中村煌和(愛工大名電中) 6勝9敗
12位:原田春輝(希望が丘高) 6勝9敗
13位:新名亮太(明徳義塾高) 4勝11敗
14位:今泉蓮(野田学園高) 3勝12敗
15位:芝拓人(野田学園中) 2勝13敗
16位:吉山和希(TC中原) 0勝15敗

☆女子
1位:中森帆南(四天王寺高) 13勝2敗
2位:浅井一恵(桜丘高) 12勝3敗
3位:菅澤柚花里(四天王寺高) 12勝3敗
4位:白山亜美(明徳義塾中) 11勝4敗
5位:木塚陽菜(済美高) 11勝4敗
6位:青木優佳(横浜隼人高) 10勝5敗
7位:大藤沙月(ミキハウスJSC) 10勝5敗
8位:岡田琴菜(明徳義塾高) 9勝6敗
9位:面田采巳(ミキハウスJSC) 8勝7敗
10位:大久保ひかり(札幌大谷中) 6勝9敗
11位:篠原夢空(貝塚第二中) 5勝10敗
12位:東川陽菜(貝塚第二中) 4勝11敗
13位:山﨑唯愛(益田中) 4勝11敗
14位:小塩悠菜(石田卓球クラブ) 3勝12敗
15位:青木咲智(石田卓球クラブ) 1勝14敗
16位:庄易(富田高) 1勝14敗


詳細は日本卓球協会HPをご覧ください↓
http://www.jtta.or.jp/tournament/tabid/122/rptid/576/Default.aspx

 2013年世界選手権の男子ダブルス優勝、2002年ITTFグランドファイナル優勝など、20年近く長く世界のトップで活躍してきたチャイニーズタイペイの荘智淵(38歳)が今後、国際大会の代表としてプレーしないことを自身のSNSで発表し、ITTF(国際卓球連盟)もサイトで公表した。

 本人はSNSのコメントでこう書き記している。
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 2020年東京五輪を目指して、9月のアジア選手権のシングルスとパラグアイオープンに出場する予定だったが、アジア選手権でのシングルスのみの出場を利己的と非難されたために、アジア選手権とパラグアイオープンに出場しないことを発表する。これによってポイントを獲得することが困難になるため、東京五輪に出場しない。
 そして、今後チャイニーズタイペイの代表として国際大会には出ない。他の選手のエントリーに影響を与えないように、協会の予算を使わずにイベントには出場したい。
 トラブルになってすいません。理解してくれることに感謝します。そして選手を取り巻く環境が良くなることを願っています。
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 もともとSNSで協会を批判した荘智淵はすぐにコメントを削除して、上のようなコメントを発表した。チャイニーズタイペイのレジェンドは東京五輪を目指していたのだが、協会との間で選手派遣をめぐるトラブルがあったようだ。先週の土曜日も敗れはしたものの、日本のTリーグで元気なプレーを見せていた荘智淵。もしこのまま引退となれば残念な最後となる。しかし、個人で参加するTリーグにはこれからも参戦する見込みだ。
  • SNSで国際大会からの引退を表明した荘智淵

 渋谷の複合型卓球施設『T4 TOKYO』を運営するスヴェンソンスポーツマーケティングが、大阪の難波に『T4 CAFE NAMBA』を出店。8月20日からオープンした。

 『T4 CAFE NAMBA』は、Tリーグの女子開幕戦が行われたエディオンアリーナ(大阪府立体育館)の直ぐ側にあり、Tリーグ取材の合間を縫ってオープンしたての店に行ってみた。

 開放感のあるオシャレな空間の真ん中には特性の卓球台が置かれていて、誰でも手軽に卓球を楽しみことができる。大阪の中心地という立地の良さにあり、カフェタイムからディナーまで、オシャレな卓球をコンセプトに大阪の新たなコミュニケーションを創出する空間として、注目されている。

■T4 CAFE NAMBA
住所:大阪府大阪市浪速区難波中3丁目6-3 T4 BUILDING OSAKA 1F
開業日:2019年8月20日(火)
営業時間:10:00〜23:00
定休日:日曜・祝日
席数:35席
  • オシャレで開放感のある店内に卓球台がマッチしている

  • テーブル席もあるので仲間で来るのもあり

  • オフィスビルをリノベーション

ITTF(国際卓球連盟)より、2019年9月の世界ランキングが発表された。
日本男子のトップは今月も張本智和で、先月と同じ5位をキープ。11位丹羽孝希、13位水谷隼と続く。
日本女子のトップは、伊藤美誠で7位だった。先月までトップだった石川佳純は順位を2つ落として8位。そして9位に平野美宇が入った。東京五輪代表が決まるまでは、熾烈な順位争いが続きそうだ。

その他の気になる選手の結果は↓ をクリック
http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php
 すでにマレーシア大会を行い、今年3大会が発表されていた卓球のT2ダイヤモンドの中国大会(9月)が中止になったことが今日発表された。
 この大会は男女のトップ16人ずつを集め、ワールドツアーとは別のボーナスポイントを与える特別処置を施した大会で、マレーシア大会ではT2の独自ルールはもちろんだが、エンターテイメントとしての卓球の新しい見せ方を提示していた。3大会の賞金総額も1億6千万円と通常のワールドツアーとは破格の賞金だった。

 ところが、9月に予定されていた中国大会(海南島)だが、「中国当局の多くの許可を必要としていたが、イベント開催の最終的な合意に達することができなかった」とT2のジェフ・チューCEOは述べ、開催予定まであと4週間というところで中国大会を断念した。
 そもそもワールドツアーなどで過密な日程となっているITTF(国際卓球連盟)の大会カレンダーにねじ込む形でT2ダイヤモンドを開催する予定だったが、マレーシア大会の時から「素晴らしい見せ方」の割に、その運営を疑問視する声はあったが、中国大会の中止やむなしという形で今回見送られた。

 当初予定していたシンガポール大会は予定通り、11月21日から24日に開催される予定だ。
  • 新しい見せ方を提示したT2の試合だったが、中国大会は見送られた

 8月20〜25日にチェコ・オロモウツでITTFワールドツアー・チェコオープンが開催され、女子シングルスで平野美宇(日本生命)が準優勝、石川佳純(全農)が3位に入った。

 女子シングルス準々決勝で平野は劉瑋珊(中国)にゲームカウント0-3から4ゲームを連取し大逆転勝利で準決勝へ進出。準決勝では石川との同士討ちを4-1で制し決勝進出を決めた。前週のブルガリアオープンでストレートで敗れた陳幸同(中国)との決勝では、陳に再び3ゲームを連取される苦しい展開も、第4ゲームから平野の逆襲が始まり3ゲームを奪い返し3-3に追いつく。しかし、最終ゲームは8点で陳が奪い、ゲームオーバー。平野は惜しくも準優勝に終わった。石川は準決勝で平野に敗れたものの3位入賞。ブルガリアオープン3位の伊藤美誠(スターツ)は陳に上位進出を阻まれ、2回戦敗退となった。優勝の陳はブルガリアオープンに続きツアー2連覇を達成した。

 男子シングルスでは張本智和(木下グループ)がブルガリアオープンに続き2連覇を狙うも、1回戦でプレテア(ルーマニア)に3-1のリードからまさかの逆転負け。丹羽も前週に続き1回戦でフレイタス(ポルトガル)に敗れ初戦敗退。水谷隼(木下グループ)も2回戦でフランチスカ(ドイツ)に逆転で敗退と上位進出はならなかった。日本男子では準々決勝でチャイニーズのホープ、林昀儒(チャイニーズタイペイ)に敗れた平野友樹(協和発キリン)のベスト8が最高成績となった。男子の優勝はその平野を破った林昀儒。準決勝でボル(ドイツ)にゲームオールで勝利すると、決勝でもオフチャロフ(ドイツ)を4-1で破り優勝を決めた。

 また、混合ダブルスでは水谷/伊藤美誠(/スターツ)が初戦で前週に続き張本/石川にストレートで勝利。1ゲームも落とさず決勝まで進出したが、第2ゲームから第5ゲームまで全てジュースという趙大成/シン・ユビン(韓国)との激戦に、ゲームオールジュースで敗れ、惜しくもツアー2連覇を逃した。また、女ダブルスでは平野美宇/芝田沙季(/ミキハウス)が決勝に進出も、前週に続き顧玉婷/木子(中国)に敗れ2位に終わった。
 
 各種目の優勝記録と日本選手の上位記録は以下のとおり。

ITTFワールドツアー・チェコオープン記録
● 男子シングルス優勝:林昀儒(チャイニーズタイペイ)  
● 女子シングルス優勝:陳幸同(中国) 2位:平野美宇、3位:石川佳純
●男子ダブルス優勝:趙大成/李尚洙(韓国)  
● 女子ダブルス優勝:顧玉婷/木子(中国) 2位:平野美宇/芝田沙季
●混合ダブルス優勝:趙大成/シン・ユビン(韓国) 2位:水谷隼/伊藤美誠 

【男子シングルス】
優勝:吉山僚一(愛工大名電・愛知)
準優勝:鈴木颯(愛工大名電・愛知)
3位:高橋航太郎(実践学園・東京)、徳田幹太(野田学園・山口)
ベスト8:前出陸杜(東観・三重)、芝拓人(野田学園・山口)、道広晴貴(中間東・福岡)、藤元駿(明徳義塾・高知)

★準決勝
鈴木 8、8、8 高橋
吉山 -8、5、4、9 徳田
★決勝
吉山 8、-9、-9、8、4 鈴木

 男子決勝は団体戦を制した愛工大名電3年生の同士打ち。試合序盤からサービス、レシーブで厳しい台上の攻防が展開され、短いラリーで得点する展開が続く。1ゲーム目は吉山が奪取したが、2、3ゲーム目は鈴木が序盤リードし、吉山が追いつくも9-9から勝負強さを見せた鈴木が奪って2-1と優勝まで1ゲームに迫る。第4ゲームも終盤まで両者一歩も譲らぬ展開で8-8となったが、今度は吉山がここからきっちり決めて勝負は最終ゲームへ。
 4-4までは点差が離れなかったが、ここから吉山が3本連取で7-4。鈴木がたまらずタイムアウトを取るも、勢いは止まらず、吉山が4-4から7本連取で一気に鈴木を振り切った。1年生でベスト8、昨年は第3シードながらも初戦の2回戦で敗れた吉山。最終学年でライバルの鈴木を下して全中のタイトル獲得となった。

●吉山コメント
 「決勝が一番苦しかった。自分が劣勢だった場面もあったけど、自分の武器のチキータをうまく使って逆転することができた。鈴木とは普段の練習ではけっこう負けている。今回はサービス、レシーブの組み立てが勝因だと思います。(愛工大名電に転校して)雰囲気には慣れてきました。チーム内ではいじられキャラです。特に後輩の中村に(笑)。今後はメンタル面を鍛えていきたいと思います」


【女子シングルス】
優勝:小塩遥菜(稲付・東京)
準優勝:白山亜美(明徳義塾・高知)
3位:大藤沙月、横井咲桜(ともに四天王寺・大阪)
ベスト8:山﨑唯愛(益田・島根)、面田采巳(四天王寺・大阪)、東川陽菜、赤江夏星(ともに貝塚第二・大阪)

★準決勝
白山 7、9、-8、5 大藤
小塩 6、-7、5、9 横井
★決勝
小塩 4、-6、2、6 白山

 昨年のチャンピオン、大藤は準決勝で白山との打撃戦で敗退。決勝は白山と昨年準優勝の小塩のカードとなった。「正直、大藤さんじゃなくてラッキーだと思った」という小塩。ツッツキとループドライブで揺さぶりをかける白山に対し、ミスのないカットで対応。横回転を入れたツッツキも織り交ぜながら試合を優位に運ぶ。白山は2ゲーム目こそ奪うも、カット攻略に決め手を欠き、3ゲーム目を小塩が取って王手。4ゲーム目も序盤からリードを奪って逃げ切った小塩が昨年逃した全中タイトルを獲得した。JOCエリートアカデミー勢の女子シングルス優勝は長﨑美柚、木原美悠に続き3人目。

●小塩コメント
 「風邪気味だったんですけど、それで良い具合に力が抜けたかなと(笑)。3回戦で対戦した原さん(四天王寺)戦はじめ、対策は練られているなと感じていた。その中で優勝できたのは良かったと思います。この後、アジアジュニア選手権があって、カデットでなくジュニアに出させてもらうので、足を引っ張らないように頑張りたい」
  • 男子シングルス優勝:吉山僚一

  • 女子シングルス優勝:小塩遥菜

  • パワフルな両ハンドだけでなく、台上プレーの精度も高い吉山

  • 昨年逃した優勝を手にした小塩

  • 鈴木、優勝はならずも1年生から3年連続入賞は立派

  • 白山は昨年の全中で激戦の末敗れた大藤にリベンジ

  • 打ち合いで強さを見せた高橋。実践学園久々のシングルス表彰台

  • 大本命・大藤は白山に苦杯を喫し、2連覇ならず

  • 徳田はアグレッシブな両ハンドを封じられた

  • 団体戦に続き赤江を下した横井だが、小塩のカットを打ち抜けず

 第50回全国中学校卓球大会、団体戦の優勝は愛工大名電と四天王寺。愛工大名電は2年ぶりの優勝、四天王寺は3連覇となった。

【男子団体】
★準決勝
〈愛工大名電(愛知) 3-1 明徳義塾(高知)〉
 萩原 -7、9、-6、6、-13 横部○
○鈴木 5、-7、7、9 藤元
○中村/菅沼 7、-10、4、-4、10 吉本/加藤
○吉山 5、9、3 梅村

〈野田学園(山口) 3-1 安田学園(東京)〉
○徳田 5、8、3 上村
 木方 4、9、-9、-4、-8 丸山○
○玉井/岩井田 6、-9、-7、4、8 中田/林
○飯村 9、4、7 廣田

★決勝
〈愛工大名電 3-1 野田学園〉
○鈴木 -7、4、7、9 徳田
 萩原 9、-5、-3、6、-8 飯村○
○中村/菅沼 7、10、13 玉井/岩井田
○吉山 7、6、8 芝

 準決勝の明徳義塾戦、ダブルス次第では勝敗がどちらに転んでもおかしくない試合を制して決勝へ勝ち進んだ愛工大名電。決勝では今年の選抜で敗れた野田学園と対戦となった。
 前半に3年生2人を並べた野田学園に対し、愛工大名電はトップで主将の鈴木が意地の勝利をあげる。2番萩原も飯村の鋭い両ハンドに柔らかなボールさばきで対応し、フルゲームまでもつれたが飯村が逃げ切り、前半は1-1のタイ。
 同時進行で始まったダブルスと4番。愛工大名電は4番で吉山が完璧なプレー。大人びた台上プレーから、広いコースを突くドライブ、カウンターがズバズバ決まり、芝を圧倒した。ダブルスも2-0とリードした3ゲーム目、相手にゲームポイントを握られながらも追いつき、最後は中村が会心の回り込み強打でゲームセット。再び王座に返り咲いた。
 「愛工大名電中」に校名変更後は初の優勝。そして愛工大はこれで中学、高校、大学とこの夏3つのカテゴリーの団体タイトルを獲得となった。今大会もインターハイ学校対抗優勝メンバーの曽根、横谷、篠塚、谷垣らが会場に駆けつけ、観客席から後輩たちに声援を送った。先輩たちのエールにプレーで、気迫で応えた愛工大名電、素晴らしい戦いぶりだった。


【女子団体】
★準決勝
〈四天王寺(大阪) 3-0 明徳義塾(高知)〉
○大藤 2、11、-9、8 上澤依
○横井 -10、8、-4、8、6 青井
○栗山/兼吉 7、3、4 上田/瀬島

〈貝塚第二(大阪) 3-0 横浜隼人(神奈川)〉
○赤江 4、-6、5、3 岩木
○東川 -11、7、9、-7、5 藤田
○司/上澤 -9、9、6、9 竹内/宮内

★決勝
〈四天王寺 3-0 貝塚第二〉
○大藤 4、8、9 司
○横井 -10、6、9、5 赤江
○栗山/兼吉 4、2、6 篠原/上澤

 女子は2強と目された四天王寺、貝塚第二が2年連続決勝での対戦。今年は大阪府大会、近畿大会と貝塚第二が勝利していたが、全中決勝の舞台で四天王寺が鮮やかなストレート勝ち。全中3連覇を成し遂げた。
 四天王寺はスーパーエースの大藤が司を寄せ付けずに先取点。貝塚第二は2番にエースの赤江を起用したが、四天王寺のポイントゲッター・横井が打ち破る。準決勝でも劣勢を跳ね返した横井が相手エースを撃沈、一気に試合を優位に運ぶ。
 そして圧巻のプレーを見せたのが四天王寺の1年生ペア。サウスポーの栗山とカットの兼吉の異質ペアだがコンビネーション抜群。運動量抱負な栗山がボールに食らいつき、兼吉もカットにミスがなく、攻撃も随所で得点に結びつける。同じ1年生ペアの篠原/上澤に付け入るスキを全く見せない試合運びで、完勝を収めた。
 これまで2連敗の貝塚第二に対し、全中決勝の舞台でリベンジ。全中最多、17回の優勝を誇る名門中の名門が、その強さを見せつけて18回目の栄冠を手にした。
  • 決勝1番を任された鈴木は冷静に、そして熱く先取点

  • 野田学園ペアを振り切って優勝を決めた中村(右)/菅沼

  • インハイを制したばかりの曽根らもエールを送った

  • 高校、大学の先輩に続いた! 悲願のV奪還

  • さすがのプレーを見せた大藤

  • 横井が赤江を仕留め、流れをがっちり引き寄せた

  • 四天王寺・村田監督も驚くほどの会心のプレーで優勝を決めた栗山(手前)/兼吉

  • これで3連覇の四天王寺。今年も笑顔で決勝を終えた

  • 燃える野田学園、今回も初優勝には手が届かなかった

  • 貝塚第二はエースの赤江が敗れて万事休す

 卓球の世界ランキングは、過去1年間のITTF主催のワールドツアーなどのワールドイベントや大陸の大会(アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなどでのカップ戦や選手権)での上位8大会のランキングポイントの合算で決まっている。
 来年1月の世界ランキングで日本代表が決まるということは、該当するのは2019年1月から12月までの大会となる。(世界選手権など一部の大会のポイントは2年間有効)

 2019年に入ってからの男女6選手のポイントは以下の通りだ。
[男子]
張本智和 10660
水谷隼  8200
丹羽孝希 7690
[女子]
伊藤美誠 10865
平野美宇 9590
石川佳純 9585
*以上は8月のブルガリアオープンまでの上位8大会の獲得ポイント

 男子は張本が頭ひとつリードした状態で、シングルス枠を賭けた水谷と丹羽の2番手の争いが熾烈だ。世界ランキングでは丹羽が10位、水谷が14位だが、丹羽の持ち点は消えていくためい、19年の獲得ポイントでは水谷がリードするも二人の間の差は510点しかない。丹羽はワールドカップに出場し、水谷は出場できないので、実質的には横一線と言えるだろう。

 女子はさらに僅差で、伊藤が獲得ポイントでは1位でリードしているがワールドカップには選ばれないためにこのリードは10月末に縮まってしまう。また、2位争いの平野と石川は5点差しかない。女子は3人によるデッドヒートが12月まで続くだろう。

 残り4カ月間でITTFワールドツアーは獲得ポイントの高いプラチナが2大会(ドイツ・オーストリア)、レギュラーのツアーがスウェーデンの1大会、そして優勝獲得ポイントが1100点あるITTFチャレンジプラスが2大会(パラグアイ、北米)、それにワールドカップとチームワールドカップ、アジア選手権がある。選手たちはそれらの大会で、参加資格のあるトーナメントにはすべて挑戦していくことになる。
 過去にも、世界ランキングによる代表選考で福原愛、平野早矢香、石川佳純がほぼ横一線になり、最後の世界選手権の1試合で代表が決まったこともあった。

 史上まれに見る厳しい代表権争いを演じる卓球。強化サイドからすれば、代表が決まるまでに本格的な強化は難しく、大会への調整やコンディションの維持が優先されるだろう。最近の大会で日本選手が早いラウンドで負けることも多くなっているが、選手たちの身体面とメンタルの疲弊感も気になるところだ。
 あと4カ月、おそらく代表選手が出場するのは7大会、もしくは8大会。五輪の代表枠をめぐる争いは佳境を迎え、目を離せない状況になってきた。

  • 全日本チャンピオンの伊藤は今年の獲得ポイントでは現在1位をキープ

  • 今年の獲得ポイントでは石川とほぼ並んでいる平野

  • 現在の世界ランキングでは日本人1位だが、今年だけのポイントでは3位の石川

 今週、日本代表はこぞって東欧で開催されているチェコオープンに参戦している。この大会はITTF(国際卓球連盟)が主催するワールドツアーのひとつである。先週から開催されたブルガリアオープンといい、日本から選手・スタッフたちが大挙して押し寄せるのは、もちろん来年の東京五輪を見据えているからだ。
 
 卓球関係者は4年に一度、必ずこう思う。
「五輪の卓球の代表枠をもっと増やせないのか」
 卓球の一国の代表枠は、最大でシングルス2名と団体戦の1名の合計3名のみ(団体戦は3名が出場/東京からは混合ダブルスの種目が追加)。日本卓球協会に登録している男女358,600名(前年度より約1万人増加)、未登録の卓球愛好者を含めると約120万人ほどの卓球愛好者がいると推測されている日本からはわずか6名の選手しか五輪の舞台に立てない。
 競技人口を考えれば「超狭き門」だ。さらに狭いのはもちろん中国。中国卓球協会の劉国梁会長は以前に「民間の卓球愛好者は8300万人、さらに卓球学校や体育学校の選手が3万人、プロ選手が2000人いる」と発言している。つまり、中国は8300万人強の卓球選手の中から6名が選ばれる。

 世界の卓球界では中国と日本が突出して競技人口が多い。それ以外では登録人口55万人のドイツ、20万人のフランス、競技者は少ないが愛好者が多い韓国が約40万人と言われ、五輪のたびに卓球愛好者は柔道やレスリング、水泳などのように、種目別や体重別のメダルが設定されている競技をうらやましく思うのだ。

 さて、東京五輪の日本代表は来年(2020年)1月に発表されることが決まっている。シングルスの2名は世界ランキング上位2名が内定となり、団体戦用の3人目は日本卓球協会が推薦する。ただし、本戦でのシード権を獲得することを考えると世界チームランキングが重要になるため、ランキング下位の選手を団体戦用に選ぶことは現実としては難しい。
 そう考えると、今の日本選手では男子は世界ランキング(8月現在)5位の張本智和、同10位の丹羽孝希、同14位の水谷隼の3人に代表は絞られてきた。女子では6位の石川佳純、8位の伊藤美誠、10位の平野美宇の3人が濃厚だ。残り4カ月で、これらの選手を世界ランキングで追い抜くのは至難である。

 もちろん、最後の最後にどうなるかは予断を許さない。リオ五輪の時も、男子の吉村真晴が最終選考前の最後の半年間で急激に世界ランキングを上げて、3番手に入ったケースもある。

  • 世界ランキング5位の張本。今年の獲得ポイントでも一歩リード

  • 今年の獲得ポイントでは現在2位につけている水谷

  • W杯に出場する丹羽は水谷とほぼ並んでいる状態