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8月5日から開催される高校生の頂点を決めるインターハイが間近に迫っている。
今回は個人戦シングルスの32シードを紹介しよう。

男子の第1シードは昨年1年生にして準優勝だった及川(青森山田)。青森山田勢は三部が第3シード、坪井が第4シードと3人が外シードにおり、3者の同士討ちは準決勝まではない。
先日、お伝えしたとおり、吉村(野田学園)は山口県予選を通過できなかった。ジュニアチャンピオンの名前がないのは少々寂しいが、その過酷な山口県予選を勝ち上がった代表は、平野、伊丹、高取、遠藤の野田学園勢だ。遠藤は高橋(明豊)のシード下に入っている。

女子は昨年の優勝、準優勝、3位がキッチリと第1〜3シードに入り、第4シードは一昨年優勝の前田(希望が丘)と、実力拮抗の4人が外シードを埋めている。
注目は、今年の全日本選手権でブレイクした加藤(県岐阜商業)と芝田(四天王寺)のふたりだ。両者は近い山に入っており、勝ち上がればベスト8決定でぶつかる。勝者が鉄壁のカットマン佐藤(札幌大谷)への挑戦権を得る形だ。

高校チャンピオンを争うインターハイの開幕はもうすぐ!熱戦を期待しよう!
  • 男子シングルス32シード

  • 女子シングルス32シード

 現ヨーロッパ王者で世界ランキング4位のドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が7月5日(土)、元スウェーデン代表の卓球選手、ジェニー・メルストロームさんとドイツのケルン郊外にあるアルテンベルグ大聖堂で結婚式を挙げた。挙式にはボル(ドイツ)、クズミン(ロシア)、シュラガー(オーストラリア)を始めとする卓球関係者も参列し、2人の門出を祝った。

 現在、中国超級リーグに参戦しているオフチャロフは、挙式の2日後には中国へとんぼ返り。ハネムーンはしばらくお預けのようだ。

※左写真提供:マンフレッド・シリング
  • 昨年のヨーロッパ選手権でのジェニーさん

  • 世界選手権東京大会でのオフチャロフ

 7月1〜5日にアメリカ・ミシガン州のグランドラピッズで行われたUSオープン。日本からは日本卓球リーグ実業団連盟派遣の男女各8名が参加し、女子シングルスで藤井優子(日本生命)が決勝で世界ランク40位のカットのリー・シュエ(フランス)を下し優勝を果たした。男子シングルスでは上田仁(協和発酵キリン)が準決勝で大矢英俊(東京アート)との同士討ちを制し決勝へ進出。決勝ではタオ・ウェンジャン(中国)に敗れたものの準優勝を果たした。
 また、男女・混合のダブルス3種目でも日本ペアが3位までを占め、女子アンダー21でも土田美佳(中国電力)が優勝と、日本選手が好成績を収めた大会となった。

各種目の上位の結果は以下のとおり。

【USオープン上位結果】
● 男子シングルス優勝:タオ・ウェンジャン(中国) 
※2位:上田仁(協和発酵キリン)
● 女子シングルス優勝:藤井優子(日本生命)
※ 3位:天野優(サンリツ)、根本理世(十六銀行)
●男子ダブルス優勝:大矢英俊/水野裕哉(東京アート)
※2位:上田仁/森本耕平(協和発酵キリン) 3位:御内健太郎、加藤悠二(シチズン)
●女子ダブルス優勝:北岡エリ子/根本理世(日立化成/)
※ 2位:藤井優子/土田美佳(/中国電力) 3位:天野優/中島未早希(サンリツ)
● 混合ダブルス優勝:上田仁/藤井優子
※ 2位:大矢英俊/天野優 3位:森本耕平/土田美佳、横山輝/市川梓(原田鋼業/日立化成)
● 男子アンダー21:チェンティン・リャオ(タイペイ)
●女子アンダー21:土田美佳
 6月30日〜7月4日に中国の四川省成都市で行われた中国(成都)ジュニア&カデットオープンで早田ひな(石田卓球クラブ)がカデット女子で優勝。先日行われた中国(太倉)オープンに続き2連覇を達成した。早田はジュニアでは準々決勝でム・ジンユ(中国)に敗れベスト8に終わったが、柴田理彩(御津ク)とのジュニア団体、カデットダブルスでもそれぞれ3位に入賞した。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【中国(成都)ジュニア&カデットオープン優勝記録】
● ジュニア男子団体優勝:中国A
● ジュニア女子団体優勝:中国 ※3位:日本(早田、柴田)
● カデット男子団体:韓国
● カデット女子団体:韓国
● ジュニア男子シングルス:リウ・ディンショウ(中国)
● ジュニア女子シングルス:ファン・シチ(中国)
● カデット男子シングルス:リ・シンヤン(チャイニーズタイペイ)
● カデット女子シングルス:早田ひな
● ジュニア男子ダブルス:アン・ジェヒュン/チョウ・デセオン(韓国)
● ジュニア女子ダブルス:カン・ダヨン/キム・ジホ(韓国)
● カデット男子ダブルス:キム・デウ/ワン・ミンハ(韓国)
● カデット女子ダブルス:カン・ダヨン/キム・ジホ(韓国) ※3位:早田ひな/柴田理彩
 今年で第27回を迎える全国ラージボール大会が岡山県岡山市の桃太郎アリーナ(岡山県総合グラウンド体育館)で開催。今年も2628名がエントリーし、4日間に渡って盛大に行われた。

 男子シングルス一般Aは、昨年も同種目(ロ)で優勝した香坂亮志(東京・天狗乃舞)が優勝。準決勝でゲームカウント1ー1(ラージボールは2ゲーム先取)の0ー8から奇跡的な逆転勝ちを収め、決勝でも元五輪代表の仲村錦治郎(ヤマト卓球クラブ)を大接戦の末に下した。
 強豪ひしめく男子40Aは、昨年度の全日本マスターズ40代も制した渡部将史(琉球アスティーダ)が優勝。男子50A(イ)では、79年世界チャンピオンの小野誠治(ヤマト卓球クラブ)が、ついに全国ラージ初優勝を果たした。

 女子シングルス一般A優勝は藤原美葵(ヤマト卓球クラブ)。小学生時代から全国のトップクラスで活躍した実力を活かし、堅実なバック連打と威力あるフォア強打のコンビネーションを見せた。女子シングルス40Aは宍戸裕子(花野井クラブ)が優勝。女子シングルス50A(イ)は元全日本チャンピオンの大津絵美子(丸亀SC)が制した。

 プラスチックボールが初めてお目見えし、セルロイドボールと混在する形で行われた今回の全国ラージボール大会。ふたつのボールを巡り、大会前の準備や情報戦、大会本番での駆け引きなど、例年にはない要素も見られた。大会の詳細な報道は7月19日(土)発売の卓球王国9月号に掲載します!
  • 男子シングルス一般A優勝の香坂選手

  • 女子シングルス一般A優勝の藤原選手

  • 元世界チャンプの小野選手はついに全国ラージ初V

  • 強打は健在、女子シングルス50A(イ)優勝の大津選手

  • メインアリーナ55台、サブアリーナ10台を収容した桃太郎アリーナ

7月3〜6日まで東京・墨田区総合体育館にて行われていたインカレ(全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部)。
男子は明治大が決勝で昨年優勝の愛知工業大に勝利し、2年ぶりの優勝。女子は淑徳大が決勝で東京富士大を破り、2連覇を達成した。

結果は以下のとおり
男子
優勝:明治大
準優勝:愛知工業大
3位:早稲田大、法政大

女子
優勝:淑徳大
準優勝:東京富士大
3位:中央大、専修大

詳しい報道記事は卓球王国9月号(7月19日発売予定)に掲載します。
お楽しみに!
  • 男子優勝の明治大

  • 女子優勝の淑徳大

高校生の夏の祭典、インターハイ(南関東総体)が1カ月後に迫っている。
今年の舞台は山梨県・甲府市だ。
甲府市では18年前の1996年にインターハイが行われており、今回で2回目の開催地となる。ちなみにその時のシングルス優勝者は木方慎之介(東京・実践学園)と馬佳(高知・明徳義塾)だ。現在ふたりとも選手を引退し、バリバリ仕事をしていると思うと月日が流れるのは早い。

シングルスの優勝者も気になるところだが、まずは最も盛り上がるインターハイの華、男女の学校対抗の代表校を紹介しよう。

学校対抗代表校
男子女子

北海道・東北
尚志学園札幌大谷
駒大苫小牧駒大苫小牧
青森山田弘前実業
専大北上大野
古川学園聖和学園
秋田秋田商業
鶴岡東鶴岡東
帝京安積桜の聖母

関東
明秀学園明秀学園
青藍泰斗真岡女子
桐生樹徳
埼玉栄正智深谷
市立浦和南秋草学園
千葉経大附木更津総合
日大豊山和洋女子
実践学園武蔵野
三浦学苑文大杉並
湘南工大附横浜隼人
日本航空相原
甲府商業日本航空
甲府商業

北信越
新潟産大附新潟産大附
高岡龍谷高岡龍谷
遊学館遊学館
福井商業福井商業
松商学園松商学園

東海
富田県岐阜商業
静岡学園浜松商業
愛工大名電愛み大瑞穂
杜若桜丘
白子白子

近畿
近江滋賀学園
東山華頂女子
上宮四天王寺
大阪桐蔭芦屋学園
滝川第二三田学園
育英奈良女子
奈良粉河
粉河

中国
鳥取敬愛倉吉北
出雲北陵明誠
関西山陽女子
近大附福山進徳女子
野田学園岩国商業

四国
城南徳島市立
尽誠学園尽誠学園
松山北済美
明徳義塾明徳義塾

九州・沖縄
希望が丘希望が丘
敬徳佐賀商業
瓊浦長崎女子商
慶誠慶誠
明豊明豊
宮崎商業日南学園
れいめい鹿児島城西
普天間コザ

卓球王国9月号(7月19日発売)にてインターハイ事前特集を予定しているので、そちらもチェックしてほしい。
個人戦の組み合わせ抽選は7月5日に行われる予定のため、情報が入り次第、アップする予定です。

個人戦は全日本ジュニア王者の吉村和弘(山口・野田学園)がシングルスの県予選を通過できなかったという異例の事態になっている。では誰が代表になったのか? それはシングルスシード発表時に紹介しましょう。
 日本卓球協会がアジア競技大会の日本代表男女5名ずつをJOCに推薦したが、5番目は期待の若手の起用となった。
 男子は高校3年の村松雄斗(JOCエリートアカデミー)だが、先のジャパンオープンでは準決勝に進み、水谷を苦しめるなど若手の域を超えた実力を発揮した。
 一方、女子では14歳の平野美宇(JOCエリートアカデミー)が選ばれた。ワールドツアーでも成績を残し、世界ランキングでも30位まで急上昇し、こちらも期待だけでなく、実力が伴ってきた。

 この二人は山梨県出身で、卓球熱心な祖父を持つ従兄妹(いとこ)同士。小さい頃は一緒に練習し、今またトレセンでともに練習に励んでいる。また村松は昨年右ひじを手術し、平野は右腕に故障を抱えるなど不安もあるが、ともに乗り越えていってほしい。村松は8月にユース五輪を控えており2大会連続(前回、丹羽孝希が金メダル)の金メダル獲得が期待されている。
  • 世界ランク30位までランキングを上げた平野美宇。写真は世界ジュニア大会

  • ジャパンオープンでの活躍が光った村松雄斗。写真はジャパンオープン

 日本卓球協会強化本部は選考基準に基づき、9月27日から韓国の仁川(インチョン・卓球会場はスウォン)で開催される第17回アジア競技大会の卓球競技への日本代表男女5名ずつを6月28日の日本卓球協会臨時理事会に提案し承認を受け、JOC(日本オリンピック委員会)に推挙する。

●男子
水谷隼
丹羽孝希
松平健太
岸川聖也
村松雄斗
●女子
石川佳純
福原愛
若宮三紗子
平野早矢香
平野美宇

 アジア競技大会はアジアオリンピックとも言われる4年に一度のビッグゲームだ。オリンピック同様に、大会への参加は世界選手権と違って協会としての代表ではなく各国のNOC(自国のオリンピック委員会)の代表としての派遣となる。
 そのために、オリンピック同様に、この卓球の代表も日本卓球協会からJOCへの推薦という形をとる。卓球の種目は男女団体・男女シングルス(2名ずつ)・男女ダブルス(2組ずつ)・混合ダブルス2組。
 2年に一度開催されるアジア選手権大会はATTU(アジア卓球連合)主催のゲームなので協会派遣だが、アジア競技大会はマスコミの注目度といい、活躍ぶりによるJOCの中での各競技などの評価といい、重要な大会の位置づけになっている。
  • 世界卓球で活躍し、アジア大会でもメダルが期待される石川佳純

  • 確実に力をつけ、世界のトップクラスに位置するエース、水谷隼

 6月28日の日本卓球協会の理事会で来年4月26日から中国の蘇州で開催される世界選手権個人戦の日本代表の選考基準が発表され、承認された。
 男女ともほぼ同じで、まとめると以下のようになる。

1 15年1月発表の世界ランキング20位以内の最上位選手1名
2 15年1月の世界ランキング100位以内の最上位選手1名 *(1)の選手をのぞく
3 国内選考会(12月)優勝者 1名
4 平成26年度全日本選手権大会(1月)優勝者
5 2014年1月〜12月までの国際大会で世界ランキング30位以内の選手(同一選手、日本選手はのぞく)4名以上(女子は3名以上)に勝利した選手の中から強化本部が評価した選手 1名
6 1〜4で該当者が3〜5名に満たない場合は、国際競争力とその潜在性を考慮して強化本部が推薦 若干名

 東京大会の国際卓球連盟(ITTF)の会議で、世界選手権の規模縮小のため、参加人数を絞り込む方針が決定している。
 個人戦の場合、1協会3名を基本にして、世界ランキング100以内に選手が入っていれば1名増え、さらにランキングで20位以内に入っていればさらに2名増え最大5名まで(地元協会は最大6名まで)、ダブルスは男女と混合で2ペアだけに限定されている。

 今まで以上に、熾烈な国内競争になり、従来のような「若手枠」のような選考をしづらくなるのではないだろうか。