●男子決勝トーナメント1回戦
村松 6、2、6、6 アファナドル(プエルトリコ)
村松はアファナドルを寄せつけず、4試合連続のストレート勝ちでベスト8入り!
試合後に「調子はすごく良いです。攻守の切り替えがうまくいっている」と語った村松。変化の大きいバックカットから、前にススッと出てフォアの連続ドライブ、さらに代名詞である一発のバックドライブ。かつての「守り切るカットマン」の面影はそこにはなく、完全に試合を支配していた。
「まだ前後の動きは遅い部分があるので、もっと早くしていきたい」とも語っているが、実は前後の動きも相当良い。好調であるがゆえに「もっとやれる」という感触があるのではないか。ユース五輪というビッグゲームに、これだけのピークを持ってこれたのは大きい。このまま一気に突き進んでほしい。
準々決勝の対戦相手は、韓国の金民爀。昨年の世界ジュニアを制した張禹珍(ジャン・ウジン)によく似たタイプの右シェークドライブ型だが、パワーとコースの厳しさは先輩ほどではない。ただし、韓国のジュニア選手はカット主戦型が多く、どの選手もカット打ちはうまい。韓国はすでに女子の朴セリがベスト16で姿を消しており、金民爀は全力でメダルを獲りにくるだろう。接戦は覚悟しなければならないが、今回の村松の調子なら勝利の可能性は高い。