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 赤ちゃんが卓球ラケットを上手に操り、ボールを打っているYou Tubeの映像が話題となっている。映像のジェイミーくんはイギリス生まれの18ヵ月。父親のケビンさんが副会長を務めるイギリスのウールウェルクラブでの映像だ。

 卓球台の上にちょこんと座り、父親が送るボールを次々と打ち返している。驚くのはボールをただラケットに当てているだけではなくきちんとスイングしていること。集中している時の命中率はかなり高い。
 両親ともに卓球選手というジェイミーくん。母親が親戚に見てもらおうとYou Tubeにアップした動画が瞬く間に世界中で話題になり、BBCニュースでも取り上げられた。現時点での画像のアクセス数は140万件を越える。

ジェイミーくんの映像はYou Tubeよりごらんください。
http://www.youtube.com/watch?v=1n5uFGk2pnc
 2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の3県で2012年1~7月の間に行われる11の大会が「国際卓球連盟連帯大会」として開催されることとなった。
 国際卓球連盟(ITTF)から被災地へ日本卓球協会を通じ支援金が送られ、この支援金を運営費の一部として活用する大会が連帯大会となる。大会の参加者には記念品として復興タオルやキーホルダーが配布されるという。

 1月22日、岩手県花巻市ではこの初回大会となる「岩手県中学校選抜卓球選手権大会兼全国大会予選会」が開催。24の男女中学校チームが参加した。
「国際卓球連盟連帯大会」についてはITTFのホームページでも紹介されている。
http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=26899&Category=General&Competition_ID=&

● 国際卓球連盟連帯大会スケジュール
1月22日 第13回岩手県中学校選抜選手権大会
2月12日 第38回宮城カップ
3月4日  岩手ダブルス選手権大会
3月4日  第5回宮城スプリングカップ大会
未定   第39回福島県小・中学選手権予選(福島県内の6カ所で開催)
7月14日 第30回福島県レディース選手権大会
 2月7~11日にカタール・ドーハでITTFワールドツアー・カタールオープンが行われ、男女シングルスで許昕(中国)と陳夢(中国)が優勝を飾った。また女子アンダー21では石川佳純(全農)が優勝した。

 男子シングルスで許昕は準決勝で馬琳(中国)、決勝で王皓(中国)とのチームメイト対決をフルゲームの接戦で制し、ツアー4度目の優勝を遂げた。許昕は中東のツアーに相性がいいのか、4回の優勝中、3回が中東でのツアーだ。7名の日本男子選手が参加したツアーだったが、水谷隼(明治大)のベスト8が最高の成績。準々決勝で馬琳に対して3-1とリードを奪うも、逆転で準決勝進出はならなかった。

 女子シングルスでは昨年の11月に行われた世界ジュニアで圧倒的な強さを見せ、四冠を達成した陳夢(中国)がツアー2度目の出場で早くもタイトルを獲得した。トップの中国選手の出場がなかった今大会。第2シードの石川佳純(全農)、第3シードの福原愛(ANA)にも上位進出が望めたが、石川は石賀浄(韓国)に福原は李暁丹(中国)にそれぞれ2回戦で敗れ上位進出はならなかった。
 アンダー21では石川とゴーズィが優勝。両者ともスロベニアオープンに続き2連覇を遂げた。

● 各優勝者
男子シングルス:許昕(中国)
女子シングルス:陳夢(中国)
男子ダブルス:馬琳/許昕(中国)
女子ダブルス:李暁丹/文佳(中国)
男子アンダー21:ゴーズィ(フランス)
女子アンダー21:石川佳純

※写真は女子シングルス優勝の陳夢(写真は2011年11月の世界ジュニア)
 2月11日、東京・墨田区総合体育館でジャパントップ12が開催。男子シングルスは高木和卓(東京アート)、女子シングルスは若宮三紗子(日本生命)がともに初優勝を飾った。

 高木和は予選リーグの村松雄斗(エリートアカデミー)戦で0-2とゲームをリードされる苦しい展開だったが、村松のミドルへの緩急をつけた攻めで逆転勝ち。決勝ではチームメイトの大矢英俊(東京アート)とのゲームオールの競り合いを制した。地元・墨田区出身ということで、優勝者インタビューでは「家族も応援に来てくれたけど、周りは強い選手ばかりなので、プレッシャーを感じるというより向かっていく気持ちで戦えた。両親に感謝したい」と笑顔を見せた。3位は大矢と激戦を展開した塩野真人(東京アート)と時吉佑一(時吉スクール)。

 若宮はバック表ソフトの強打と、前陣で広角に攻めるフォアドライブ連打がさえ渡った。準決勝では、ダブルスパートナーでもある藤井寛子(日本生命)にゲームカウント0-3から3-3とされ、「苦労して3ゲーム取ったのに、あっという間に追いつかれてしまった」と試合後に振り返ったが、最終ゲームは8-9から3点連取で振り切った。決勝は田代早紀(日本生命)を4-2で下した。藤井優子(日本生命)も準決勝に進み、ベスト4をニッセイ軍団が独占した。

 カタールオープンと日程が重なったため、女子の福原・石川・平野、男子の水谷・岸川・吉村・丹羽らが不出場となった今大会。恒例の代々木第二体育館から、真新しい墨田区総合体育館に場所を移しての開催となったが、多くの観客が詰めかけ、好プレーには大きな拍手と歓声が送られた。下写真は左から高木和、若宮、ふたりの表彰
 2月3日(金)、東京・京橋のTokyo Institute of Photographyに於いて、東日本大震災復興支援の「チャリティーピンポンパーティー」が開催された。主催は写真を通じて被災地支援を行っている(株)シー・エム・エス。(株)スヴェンソンとヤマト卓球(株)が協力し、ヤマト卓球代表の松下浩二氏やフリーアナウンサーの福澤朗氏らがゲストとして参加。両氏のエキシビションマッチや1球100円でピンポン球を購入した参加者とのラリーなどのイベントも行われ、卓球台を囲んで復興支援というひとつの思いを胸に楽しいチャリティーパーティとなった。

※写真左:参加者とプレーする福澤朗アナ、右:卓球ボールにサインする松下氏と福澤氏(写真提供(株)シー・エム・エス・Saori Nishi)
 1月27日に日本卓球協会は、日本女子の世界選手権団体戦の5番手(石垣)を発表したが、男子はまだ未発表。現段階では、松平健太(早稲田大・全日本選手権3位)、松平賢二(青森大・全日本選手権3位)が世界選手権団体戦の5番手としては有力だ。男女の5番手が発表されると予想されたが、男子は2月上旬のワールドツアー(プロツアー)が終わってからの発表となった。
 5番手を巡る兄弟での争いとなりそうで、兄賢二は全日本選手権の準決勝敗退後、「まだ個人戦しか出たことがないので、ぜひ団体戦に出たい」と意欲を示した。
 また、おそらく同時期に全日本男子はロンドン五輪のアジア大陸予選(4月19日~22日)に出場する3番手を発表する予定となっている。世界ランキング等を考えると、丹羽孝希(青森山田高・世界23位)が有力視され、同32位の吉田海偉(OVERLIGHT)、同46位の松平健太が候補として名前を連ねていた。しかも、選手個人の世界ランキングを元にシミュレーションされる世界チームランキングがシード権に関係するために、選手のランキングは重要な要素になる。

 ところが、ここで急浮上しているのが、水谷を破って新全日本チャンピオンとなった吉村真晴(野田学園高)だ。全日本選手権では強烈なプレーでポテンシャルの高さを示した。ところが、吉村の世界ランキングは103位と上記の3人と比べると相当低い。普通にランキングを考えたら選出はあり得ないのだが、今後の国際大会での活躍とランキングの上昇を見越して、勝負に出るのか、という点にも注目が集まっている。
 2月25日(土)~26日(日)、山梨県・甲府市総合市民会館に於いて日本卓球リーグ実業団連盟と韓国実業団チームによる国際交流大会「日韓実業団卓球定期戦」が行われる。試合は団体戦と個人戦の2種目で入場料は無料。日韓トップの実業団選手たちの試合をぜひ観戦に行こう!

● 2012年 日韓実業団卓球定期戦 日本シリーズ
開催日:2月25日(土)~26日(日)
会場:甲府市総合市民会館(JR中央本線甲府駅より車で10分)
【スケジュール】
2月25日(土) 13:00~ 開会式
        13:30~ 日本 対 韓国(団体戦)
        17:00~ ファンサービス
2月26日(日) 10:00~ シングルス
        15:30~ 表彰式(閉会式)

●日本代表選手
〈男子〉
高木和卓(東京アート)
塩野真人(東京アート)
下山隆敬(協和発酵キリン)
軽部隆介(シチズン)
久保田隆三(シチズン)
瀬山辰男(リコー)
森田有城(住友金属物流)
坂本竜介(協和発酵キリン)
〈女子〉
森薗美咲(日立化成)
野中由紀(日立化成)
田代早紀(日本生命)
藤井優子(日本生命)
天野優(サンリツ)
山梨有理(十六銀行)
福岡春菜(中国電力)
土井みなみ(中国電力)
 1月25~29日にスロベニアでITTFワールドツアー・スロベニアオープンが行われ、女子アンダー21で石川佳純(全農)が優勝、森薗美咲(日立化成)が2位に入った。また男子シングルスでは張継科(中国)が女子シングルスでは丁寧(中国)が優勝した。

 男子シングルス決勝は張継科と馬龍の対決。フルゲームの接戦となったが、第7ゲームは張継科が馬龍をふり切り11-7でゲームオーバー。2011年2月のドイツオープン以来となるワールドツアー(旧:プロツアー)のタイトルを獲得した。また国際大会で連勝が続いていた馬龍は、224日ぶりの敗戦となった。
 女子シングルスの決勝は丁寧が劉詩雯を4-2で破り優勝を決めた。日本女子は福原、石川、平野が準々決勝に進んだが、福原は劉詩雯に、石川は丁寧に平野は郭炎にとそれぞれ中国選手に敗れた。
 日本選手対決となった女子アンダー21の決勝戦は、石川が森薗を4-3でくだし優勝を決めた。

●各優勝者
男子シングルス:張継科(中国)
女子シングルス:丁寧(中国)
男子ダブルス:馬龍/張継科(中国)
女子ダブルス:丁寧/郭炎(中国)
男子アンダー21:ゴーズィ(フランス)
女子アンダー21:石川佳純
※日本男子選手の出場はなし
 1月27日(金)、日本卓球協会は3月25日~4月1日にドイツ・ドルトムントで開催される世界卓球選手権大会(団体戦)の日本代表メンバー女子の強化本部推薦選手を発表した。
 女子の最後の一人に選抜されたのは、石垣優香(淑徳大)。過去2年間に世界ランキング50位内の外国選手を7名に勝利、うち2名は20位内という国際競争力の実績をかわれた。石垣は世界選手権の団体の代表は初となり、女子のカット型としては、04年ドーハー大会の谷口直子(現性:脇ノ谷)以来、8年ぶりとなる。男子のラスト1名は2月下旬に発表予定。
今回発表で確定している代表メンバーは以下のとおり。

【世界卓球選手権大会(団体戦)日本代表メンバー】
※掲載は2012年1月発表の世界ランキング(=WR)順
★男子
水谷隼(明治大/WR9)
岸川聖也(スヴェンソン/WR16)
丹羽孝希(青森山田高/WR23)
吉村真晴(野田学園高/WR103)

☆女子
石川佳純(全農/WR8)
福原愛(ANA/WR9)
平野早矢香(ミキハウス/WR12)
藤井寛子(日本生命/WR28)
石垣優香(淑徳大/WR38)
 2月11日(土)、東京・墨田区体育館で行われる「大林カップ・第17回ジャパントップ12」に出場の選手が日本卓球協会より発表された。出場選手は以下のとおり。

●男子
森本耕平(愛知工業大)
時吉佑一(時吉スクール)
高木和 卓(東京アート)
塩野真人(東京アート)
久保田隆三(シチズン)
伊積健太(中央大)
小野竜也(協和発酵キリン)
大矢英俊(東京アート)
森田侑樹(シチズン)
町飛鳥(青森山田高)
村松雄斗(エリートアカデミー)
東勇渡(エリートアカデミー/帝京)

●女子
田代早紀(日本生命)
森薗美咲(日立化成)
若宮三紗子(日本生命)
藤井優子(日本生命)
石垣 優香(淑徳大)
松澤茉里奈(淑徳大)
藤井寛子(日本生命)
谷岡あゆか(エリートアカデミー/帝京)
平野美宇(ミキハウスJSC山梨)
松平志穂(四天王寺高)
前田美優(ミキハウスJSC)
伊藤美誠(豊田町卓球スポ少)

※カタールオープン(2/7~11開催)に出場の以下の選手は出場しません
男 子:水谷隼、岸川聖也、丹羽孝希、松平健太、吉村真晴
女 子:石川佳純、福原愛、平野早矢香、宋恵佳