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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

主催側が用意してくれた、カメラマン用のイス。お風呂で使うイスですよね。並んでいる風景を後ろから撮ってみました。踏み台としても使えるので便利なんですが、一部の男性群は○○○イスって呼んでました。いやはや。
「協会の推薦で水谷とダブルスを組んで出させてもらい、優勝するしかないという気持ちで出たので優勝できてうれしい。国際大会でボル/ズース(ドイツ)に勝てたのが自信になった。隼はブロック力がすごく高くて安心してプレーできるし、サーブレシーブがすごくうまい」(岸川)
「岸川選手とは、国際大会でも強豪を倒したので自信はあった。遊澤さんと韓さんとのベスト8決定戦が勝負だと思っていた。岸川選手はバック処理がうまくて、次に僕が打つ球が打ちやすい。僕がシングルスで優勝して代表に選ばれれば、必然的に世界選手権でダブルス組むことになると思うので、明日は優勝したいですね」(水谷)
●男子ダブルス決勝
岸川・水谷(スヴェンソン) 8、-4、9、3 木方・真田(協和発酵)

 社会人ペアを威力あるドライブで打ち抜いた高校生ペアが初優勝! 岸川のパワフルなバックドライブ、水谷の思い切りの良い3球目攻撃が見事に噛み合った!

 岸川、水谷両選手とも両ハンドで攻めることができ、台上も強いために死角が見当たらない。また、これまでどちらかというと下がってつなぎ中心のプレーが目立った水谷が、相手の強打に対しても思い切って回りこんで逆襲するなど積極的なプレーを見せた。

下写真左:名将・吉田監督がベンチでふたりをアシスト
下写真右:表彰台で笑顔! ふたりとも一般種目では初タイトル
●女子ダブルス決勝
金沢・藤井(日本生命) 8、9、-7、-6、8 田勢・潮崎(十六銀行)

★★★ 優勝ペアのコメント ★★★

「去年はシングルス、今年はダブルスで初めて優勝できて本当にうれしい。練習の内容も藤井さんと相談して工夫してきたので、結果が出せて良かったと思います。」(金沢)
「金沢さんとは2年くらいダブルスを組ませていただいてて、今まで試行錯誤しながら、いろんな大会を通じてひとつずつ成長していけて、今日は今までやってきたことが集大成として、いい形で出たかな、と思っています。」(藤井)
「シングルに的を絞ってやりたいところを、直前もダブルスの練習をたくさんして意気込みを感じられました。そんなに良いプレーではなかったと思いますが、二人で作戦をネチネチ考えながら優勝できたんじゃないかなと思っています」(村上恭和監督)
 準々決勝でディフェンディングチャンピオンの吉田海偉選手(日産)を4-2と追い詰めた元チャンピオンの偉関晴光選手(TEAM JUIC)。2-2のタイブレイクまで持ち込み、会場を沸かせた。rベテランらしいコース取りとボールの変化。昔のようなボールの威力はないが、相手のタイミングを外す打球は絶妙。「チャンスはあったね。惜しかった」と試合後の偉関は語った。若手にとっては「偉関越え」は依然難しいことを今大会は示した。鉄人にまだ引退はない。
●男子シングルス準々決勝
吉田(日産自動車) 5、-8、7、-10、9、6 偉関(TEAM JUIC)
大矢(青森山田高) 5、11、7、8 下山(早稲田大)
田崎(協和発酵) 7、10、10、14 横山(青森大)
水谷(青森山田高) 5、-6、-7、9、8、9 木方(協和発酵)

 会場をもっとも沸かせたのは、中陣から果てしなく続くような大ラリー戦を展開した水谷と木方の一戦。2年前は木方のフィッシュ・ロビングに対し、単調な攻めを繰り返して粘り負けた水谷だったが、今年は要所でこれまでにないパワーボールを打ち込んでいた。
 「きつかったです。年末の選考会では勝ったのですが、その時とやり方を木方さんが変えてきた。サービスも変え、その時よりもフォアハンドを多く使ってきた。最終セットにもつれ込んだら危なかったので、6セット目を絶対取りたかった(水谷)」

下写真:水谷、木方のロビングを連続スマッシュ!
●男子ダブルス準決勝
岸川・水谷(スヴェンソン・青森山田高) -8、7、2、8 倉嶋・田勢(協和発酵)
木方・真田(協和発酵) 11、10、11 渡辺・並木(シチズン時計)

●女子ダブルス準決勝
田勢・潮崎(十六銀行) -4、9、8、9 梅村・岸田(文化シヤッター・日本生命)
金沢・藤井(日本生命) 7、7、-1、-9、8 藤沼・平野(ミキハウス)
●女子シングルス6回戦
樋浦(ミキハウス) -5、8、4、5、7 金沢(日本生命)
石川(ミキハウスJSC) 10、9、7、9 石垣(秀光中等教育)
藤井(日本生命) -7、7、9、11、8 福原(グランプリ)
田勢(十六銀行)6、6、-9、7、5 藤沼(ミキハウス)
照井(秀光中等教育) 5、3、-8、8、-3、11  脇ノ谷(サンリツ)
平野(ミキハウス) 7、7、5、8 梅村(文化シヤッター)
潮崎(十六銀行) -8、4、7、-7、4、-7、7 岸田(日本生命)
小西(アスモ) -4、-11、-10、5、7、11、9 渡辺(中央大)


下写真左:学生チャンピオン渡辺、小西との大激戦に沈む
下写真右:石川は余裕の戦いぶりで石垣を下し、ベンチとハイタッチ
 女子シングルス6回戦で、樋浦令子(ミキハウス)が、持ち前のアグレッシブな両ハンドドライブで金沢咲希(日本生命)の鉄壁のショートを打ち抜いた!
「今年は対金沢選手を想定した練習を多くしてきて、そのプレーがうまく試合に出ました。とにかく勝ちたいという気持ちでまけないようにしました。明日も1試合1試合頑張ります」(樋浦)。
 世界選手権ブレーメン大会、アジア競技大会で日本女子チームを支えた金沢。今大会は不調のまま、無念の全日本敗退となった。

下写真左:金沢はベンチでも苦しい表情
下写真右:樋浦の積極的なバックハンド攻撃
 女子ベスト8決定戦(6回戦)が行われ、優勝候補の福原愛(グランプリ)が藤井寛子(日本生命)に1-4で敗れた。福原は、1ゲーム目を先取したものの、その後のゲームは競り合いながら、あと1点が奪えず。藤井の安定感のある両ハンドドライブの前に、先に打ちミスが出てしまった。今回の全日本は混合ダブルス優勝、女子ダブルス4回戦(初戦)敗退、女子シングルスはべスト16という成績で終えた。
「自分の持ち味を出すことができなかった。藤井さんには苦手意識が消えなかった。(負けた原因は?)気持ちの問題です。今回の全日本は最低まではいかないけど、よくもなかったんじゃないかと思います」

●女子シングルス6回戦
藤井(日本生命) -7、7、9、11、8 福原(グランプリ)

下写真左:愛ちゃん、今年の全日本はベスト16止まり
下写真中央:落ち着いたプレーでラリー戦を制した藤井
下写真右:試合後の記者会見では気丈な対応を見せた