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速報・現地リポート

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第5回世界ジュニア選手権大会

女子団体 決勝
○木子 11-7、 11-8、 6-11、 11-6 イリチ
○李暁丹 7-11、 6-11、 12-10、 11-9、 11-5 サマラ
○文佳 9-11、 11-1、 11-5、 5-11、 11-4 オーザ
中国が競り合いながらも終わってみれば3-0の完勝。やはりもっとも競り合ったのは日本だった。
写真の左はルーマニアのエースのサマラ。小技よし、大技よしで今後世界のシニアにも頭角を現す選手だろう。写真の中は、中国のエース、木子。力強いプレーでシングルスでも優勝候補だ。写真の右は文佳。伸びが止まっている感じを受けるが、何とか決勝で1点を取り優勝を決めた
 世界ジュニア選手権の会場となっているのはカリフォルニアのパロアルト。アメリカ西海岸サンフランシスコから60キロほど離れた郊外の、スタンフォード大学のスポーツセンターが会場。ニューヨークやワシントンの東海岸と違って、さすがにカリフォルニア。12月と言っても太陽の光はまぶしい。気温は東京よりもやや高めくらいだが、日差しがウエストコーストなのだ。
 さてこのスタンフォード大は1891年に創立された名門私立大学。東のハーバード、西のスタンフォードと呼ばれる全米屈指の大学で、そのキャンパスはなんと甲子園球場830個分。実際に移動しても迷子になるほどだ。またここはアメリカ、と言うより世界のコンピュータビジネスの中心と言われるシリコンバレーの中心地。昨日行った寿司屋MIYAKは味もおいしかったが、メニューにアップルロール、IBMロールHP(ヒューレットパッカード)ロールがあり、ちなみにトライしたアップルロール(編集部はすべてアップルのマッキントッシュなので……)は太巻きをまぐろで包んでいたし、IBMロールは太巻きをウナギでロールしていた。名前とロールの関連性は不明だ。
 この地はアジア系が多い。スタンフォードのキャンパスも中国系の学生、中には日本人の学生もいた。それにしてもこの大学の施設は素晴らしい。あとウン十年若かったら、こういう大学に留学したかった。せめて子どもに夢を託そうか……。(今野
 優勝候補の男子の中国がフランスに苦しんだ。黒人選手のサリフが2点取る大活躍。この選手は小技がうまくないが、抜群の身体能力でラリー戦に強い。日本戦の時にはサリフは上田に負けたが、試合をするたびに力を発揮。準々決勝のロシア戦で1勝して、勢いに乗った。2-2のラストで長身のボベが宋時超を追い詰め、「中国、敗れる」と思ったが、そこから底力を見せ逆転した。しかし、客観的に見れば中国の力は遙かに上。フランスのチームスピリットと勢いがここまでの接戦にした。
 一方、ラストの試合途中で中国ベンチの選手がレッドカードをもらい退場を命じられると、猛烈に抗議。また試合後も中国は審判に抗議。また観客席では中国系アメリカ人とフランスの応援団が言い合いになるなど、後味が悪かった。特に中国ベンチは応援ではなく、相手を威嚇、挑発するような態度を見せ、勝っても台の上に乗って勝利を誇示するなどスポーツマンシップに欠ける行為が目に余るものがあった。王者としての品格を中国に求めるのは無理なのだろうか。
フランスは負けても自ら中国ベンチに握手を求め、潔く敗北を認めた。フランス人のスポーツに対する姿勢と中国人では相当に違うようだ。中国コーチも選手をあおった節もあり、また試合後の抗議と言い、ジュニア選手を教育する立場の人がこれでは……。ジュニアの試合で勝ち負けは大切だが、スポーツの本質を選手に教育することも重要なのだ。
写真は左が中国から2点取ったサリフ。右がラストで中国が勝った瞬間、台に飛び乗った宋時超
日本男子は準決勝で韓国に敗れた。今大会絶好調の上田をトップに起用した河野監督。相手は中国からの帰化選手の丁祥恩。競り合いながらもあと一本が取れなかった。2番で松平は大きなラリー戦に持ち込み徐を下したが、その後3番、4番を落とした。水谷、松平健太を欠いた日本だが、選手はよく頑張った。個人戦に期待したい。
「よく頑張ってくれました。賢二は昨日の自分のふがいなさを今日の2番で取り返して勝ってくれた。あの相手はジュニアサーキットファイナルの優勝者ですから、強い相手です。御内は韓国には分が悪かったので甲斐を起用した。決勝までは行きたかったけど、経験のない選手なので3位は立派。団体戦初出場の選手ばかりだから。戦術をもっとしっかりできるようにしないと勝てない」と試合後の河野監督。
男子団体 準決勝

日本 1-3 韓国
●上田 9-11、 7-11、 9-11 丁祥恩
○松平 12-10、 12-14、 11-6、 6-11、 11-6 徐賢徳
●甲斐 11-3、 7-11、 6-11、 3-11 李尚洙
●松平 10-12、 8-11、5-11 丁祥恩

中国 3-2 フランス
●宋時超 11-5、 6-11、 17-15、 5-11、 6-11 サリフー
○許鋭鋒 11-6、 11-9、 11-2 ボベ
○閻安 10-12、 11-7、 11-9、 11-5 ル・ブルトン
●許鋭鋒 8-11、 12-14、 11-13 サリフー
○宋時超 9-11、 11-3、 4-11、 11-8、 11-9 ボベ

写真左:エースとして韓国と対戦した上田。後一歩及ばず
写真中:2番で徐賢徳に勝った松平賢二
写真右:日本から2点を奪った丁祥恩。中国からの帰化選手

女子団体 準決勝

 中国 3ー0 韓国
○木子 11-2、 11-5、 11-3 チョ・ジュンミ
○李暁丹 11-6、 11-6、 8-11、 11-3 キム・ミンヒ
○文佳 11-1、 11-4、 11-3 ソン・マウン

 ルーマニア 3ー2 ポーランド
●イリチ 10-12、 9-11、 8-11 パルティカ
○サマラ 11-9、 11-7、 11-5 ボンク
●ゲメス 18-16、 6-11、 9-11、 6-11 グルジボウスカ
○サマラ 11-4、 11-5、 9-11、 11-9 パルティカ
○イリチ 12-10、 11-9、 11-9 ボンク

写真左:中国の木子
写真中:ルーマニアのエース、サマラ
写真右:ラストで勝利を挙げたルーマニアのイリチ

女子団体 5~8位決定戦
 日本 3-0 チャイニーズ・タイペイ
○石川 11-5, 11-7、11-7 彭婉華
○石垣 11-7、11-2、11-8 鄭怡静
○藤井 11-9、11-8、11-7 張雅全

女子団体 5~6位決定戦
 日本 3-1 ロシア
●石垣 5-11、 11-5、 11-7、 12-14、 9-11 コロジャジナヤ
○石川 11-6、 11-9、 11-1 トロシネワ
○若宮 11-2、 11-5、 11-9 バラノワ
○石垣 10-12、 11-7、 11-8、 4-11、 11-5 トロシネワ

「選手はよく頑張りました。まだ相手の戦型によって卓球が替わる。アジアのほうがやりやすそうだ。ルーマニア戦は少し受け身になったかもしれない。今回は一番になるつもりで十分な準備はやってきたが残念。昨日は追われる感じで、今日は追う立場になって、卓球が違ってきた。技術的には中国にも劣っていない」と中国戦のあとの大岡監督のコメント。最終的には5位の日本だったが、終わってみれば一番中国を追い詰め、真剣にさせたチームになるだろう
女子団体準々決勝

 日本 1-3 中国
○石垣 11-4、 11-4、 5-11、 11-3 文佳
●石川 9-11、 11-8、 6-11、 11-8、 8-11 木子
●若宮 3-11、 3-11、 14-12、 12-10、 9-11 李暁丹
●石垣 5-11、 3-11、 7-11 木子

韓国 3-1 チャイニーズ・タイペイ
ポーランド 3-0 ドイツ
ルーマニア 3-1 ロシア
男子団体準々決勝

 日本 3-2 チェコ
●松平 11-8、 11-8、 8-11、 10-12、 8-11 トレグレル
○上田 7-11、 11-7、 11-9、 11-7 オベスロ
●御内 9-11、 14-16、 11-7、 11-8、 5-11 プラセク
○松平 4-11、 11-2、 11-9、 11-8 オベスロ
○上田 11-5、 11-7、 5-11、 11-2 トレグレル

韓国 3-0 ドイツ
フランス 3-1 ロシア
中国 3-1 イングランド
女子 第1ステージ(予選リーグ3試合目)
 日本 3─0 ニュージーランド
○石垣 11-2、 11-5、 11-5 チェン
○藤井 11-4、 11-3、 11-5 シュ
○石川 11-4、 11-5、 11-3 ヤン

男子 第1ステージ(予選リーグ3試合目)
 日本 3─0 カナダ
○上田 11-6、4-11、11-9、12-10  シェン
○松平 11-3、 11-8、 8-11、11-8 ヤン
○甲斐 13-11、11-5、9-11、10-12、11-3 ホ

第1ステージの最終戦が行われ、日本は男女ともストレートで圧勝。準々決勝に駒を進めた。
準々決勝は現地時間4時半(女子)と6時(男子)に行われる。女子は2位通過でドロー。なんと第1シードの中国を引いた。男子はチェコと対戦、勝てば韓国か