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世界選手権広州大会(条太の広州ぶるるん日記)

街を散策

2008/03/02

最終日の今日は、男子決勝が夜の7時半からある以外は試合がないので、広州に来て初めて皆で街に出て昼食を食べた。

珍しくて街の写真を撮りまくったが、ここに載せることはしない。他人の旅行の写真くらいつまらないものはないからだ。ちょっと珍しい光景だけを載せておく。

左:赤信号を平気で道路を渡る庶民
信号、要らないのではないか。

中央:エキシビジョン・センター(博覧中心)
日本でもなんとかセンターというのがあるが、中国ではセンターを直訳して中心と書いていた。なんか楽しい。

右:小心地滑
小心とは注意ということらしい。日本語だと、小心者が地滑りをする感じで可笑しい。マークが念入りなのも楽しい。

7時半から始まる決勝への興奮をあえて抑えて、しばらく淡々と書きたい。
昨夜の夕食は、今大会を通して最高の夕食であった。昼食を抜いただけのことはある。質的には過去5日間と大きく違わなかったものの、量で確実にそれらを上回った。もちろん、いつもの宿舎のラウンジでだ。

いろいろ話したのだが、あまり思い出せる話がない。11時開始、2時終了。
昨日の女子の決勝の観客は凄かった。多くの人は、中国がシンガポールに負ける可能性は2%ぐらいしかないと思っていただろう。それでもあの観客だ。

今日は一体、どんなことになるのだろう。男子の場合、韓国が中国に勝つ可能性は女子より遥かに高いと少なくとも観客は思っている。20%ぐらいは韓国が勝つかもしれないと思っているだろう。しかも、しかも昨日の日本-韓国戦で証明された、あの卓球の凄さ。恐らく、とんでもない数の観客が押し寄せて、とんでもない応援をするに違いない。

凄い。今から身震いする。私は絶叫マシンと化すだろう。私は幸せ者だ。テレビ東京は、この試合こそゴールデンタイムで放送するべきだ。愛ちゃんの人気、昨日までの日本チームの快進撃、それらはすべて、今日の男子決勝の放送をするための長い長いお膳立てだったと思うぐらいだ。

嬉しいこと

2008/03/02

昨日、女子決勝を見ていたら、愛ちゃんと平野が記者席の下のところに立っているのが目についた。よく見ると、こちらを見て会釈している。私は彼女らと面識はないので、他の人に会釈しているんだろうと思って無視していると、どうもそうではないようだ。「俺のこと?」という感じで自分を指差すと、「そうだ」という合図。すると愛ちゃん、パソコンのキーボードを打つしぐさと、その画面を見るジェスチャー。「まさか」と思ってフロアに下りていくと、なんと、愛ちゃんと平野、大会中、ずっとこのブログを読んでいたという。「神様仏様平野様とか読んでましたよー」 絶句。そんなことは想定していない。まずいこと書いてなかっただろうか。「こんなもの大会中に読んで、プレーに悪影響なかった?」と聞くと「そんなことないですよ」と言われたのでほっとした。面白いと思って読んでくれていたらしいので嬉しい。

私はポリシー上、自分から選手に近づいて親しくしたりすることは一切しないのだが、選手から来た場合は話は別だ。今後、彼女らのことを書く場合、贔屓というかなんというか、書き方が変わるかもしれないが、それも面白い材料にできればと思っている。
日本でのテレビ東京の放送を見た人からの情報によると、女子の解説の岸田さんが、「逆モーション」を連発していたという。嬉しいなあもう。岸田さん、ちゃんと私のアドバイスを聞いてくれたのだ。たいがい、こういう場合「やっかいなやつに絡まれたな」と相手にされないのが普通なのだが(そういう目に会うのは慣れている)、実行してくれるとは嬉しい。ネタはもっともっとあるので、更に攻めて行きたい。

しかし、あまり連発すると、接頭語になんでもかんでも「逆に」を連発する人のようになってしまうので、注意が必要だ。「逆に、逆モーションですよね、これ」なんて、何が言いたいのかわけがわからない状態になりかねない。
中国優勝!
リ・ジャウェイ4-11張怡寧

リ・ジャウェイはときどき物凄いスマッシュが入るが、ミスも多く、全体の確率で張怡寧が上回った。

これでゲームカウント
リ・ジャウェイ1-2張怡寧
中国の8連覇に王手をかけた。

11-8で張怡寧が2ゲームめ奪取。
これでゲームカウントは1-1。
フォアへのロングサービスをリ・ジャウェイ、レシーブスマッシュで張怡寧ノータッチ。

リ・ジャウェイ、バックドライブ同士で完全に張怡寧を上回っているので、張怡寧はリ・ジャウェイのフォア攻め。しかしリ・ジャウェイはフォアがバキバキのスマッシュでこれが入る、信じられない光景。