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速報・現地リポート

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北京五輪 アジア大陸予選会

 第1ステージとなるグループリーグが終了した。上位3人までの選手がここから第2ステージに進出し7つの五輪枠をかけ争う。各グループの上位3選手は以下通り。(※南アジア所属選手の最上位は順位に関係なく、南アジア地域枠として出場権を獲得する)

●男子各グループ順位
=Aグループ=
1.王励勤(中国/4勝)
2.尹在榮(韓国/3勝1敗)
3.ツァイ・シャオリー(シンガポール/1勝3敗)

=Bグループ=
1.水谷隼(日本/4勝)
2.リ・チョルグク(北朝鮮/3勝1敗)
3.サハ(インド/1勝3敗)
 Bグループ勝ち上りを予想された張雁書(チャイニーズタイペイ)が、まさかのグループリーグ敗退。WR337位ベトナムのヌグイェンに敗れる波乱があった。

=Cグループ=  ※イスマイロフ(タジキスタン)が棄権したため、5人リーグ戦へと変更
1.ジャン・ソンマン(北朝鮮/4勝)
2.張ユク(中国香港/3勝1敗)
3.岸川聖也(日本/2勝2敗)

=Dグループ=
1.蒋澎龍(チャイニーズタイペイ/5勝)
2.アチャンタ(インド/3勝2敗)
3.キム・ヒョクボン(北朝鮮/3勝2敗)

●女子各グループ順位
=Aグループ=
1.王楠(中国/3勝)
2.キム・ミヨン(北朝鮮/2勝1敗)
3.ムアンスク(タイ/1勝2敗)

=Bグループ=
1.福岡春菜(日本/3勝)
2.ヒョン・リョンヒ(北朝鮮/2勝1敗)
3.陸雲鳳(チャイニーズタイペイ/1勝2敗)

=Cグループ=1.張瑞(中国香港/4勝)
2.キム・ジョン(北朝鮮/3勝1敗)
3.潘俐君(チャイニーズタイペイ/2勝2敗)

=Dグループ=
1.唐イェ序(韓国/4勝)
2.コムウォン(タイ/2勝2敗)
3.黄怡樺(チャイニーズタイペイ/2勝2敗)
●女子予選グループ・日本選手の結果

★福岡春菜(中国電力) ……グループB1位
 6、6、-6、-6、9、4 ヒョン・リョンヒ(北朝鮮/グループB2位)
 5、-9、7、3、-12、9 陸雲鳳(チャイニーズタイペイ/グループB3位)
 6、5、6、-6、-7、-8、2 ダス(インド/グループB4位)

 初戦からインドのダスに苦しい戦いを強いられた福岡だが、続く2戦とも競り合いを制してトップ通過!
●男子予選グループ最終結果

★水谷隼(青森山田高) ……グループB1位
 9、5、2、3 張雁書(チャイニーズタイペイ/グループB4位)
 -11、-7、-5、8、3、7、6 イ・チョルグク(北朝鮮/グループB2位)
 -10、5、10、7、2 サハ(インド/グループB3位)
 2、9、6、9 ヌグイェン(ベトナム/グループB5位)

★岸川聖也(スヴェンソン) ……グループC3位
 9、5、-9、-5、-8、-7 ジャン・ソンマン(北朝鮮/グループC1位)
 -7、4、-6、9、-11、5、-9 張ユク(中国香港/グループC2位)
 -8、9、4、7、-12、5 Pha.サンガンシン(タイ/グループC4位)
 7、5、5、4 ルハグバドルジ(モンゴル)

 水谷隼はグループ2位となった北朝鮮のエース、イ・チョルグクに0-3のビハインドから大逆転勝ちを収め、苦しみながらもグループ1位通過。明日の第2ステージAトーナメントで、五輪出場権獲得を目指す。
 一方、岸川聖也は初戦で北朝鮮の攻撃的チョッパー、ジャン・ソンマンにいきなりの敗戦。中国香港の張ユクとも激戦を演じたが敗れ、まさかのグループ3位。しかし、明日の第2ステージBトーナメントを勝ち抜けば、五輪出場の可能性は十分にある。相当な重圧と戦いながらの五輪予選、とにかく切り替えが大事だ。
 福岡が参加しているBグループ以外のA/C/Dグループのドローは以下の通り。
 思わぬ波乱は起きるのか!? 五輪出場権をかけた戦いが始まる。

[女子Aグループ]
王楠(中国)/キム・ミヨン(北朝鮮)/ムアンスク(タイ)/ガタク(インド)
[女子Cグループ]
張瑞(中国香港)/キム・ジョン(北朝鮮)/潘俐君(チャイニーズタイペイ)/ヌグ(マレーシア)/バトサイハン(モンゴル)
[女子Dグループ]
黄怡樺(チャイニーズタイペイ)/コムウォン(タイ)/ベー・リーウェイ(マレーシア)/アッガルワル(インド)/唐イェソ(韓国)

大会の詳しい試合方式などは、日本卓球協会(JTTA)の北京オリンピックアジア大陸予選会のページをご覧下さい。
http://www.jtta.or.jp/result/2008/08olympic/m_results.html
 ニッポン女子最後一枠のとなる五輪代表の座をつかみ取るため、大会に参加している福岡春菜はBグループへ。
 まずはグループリーグをきっちりと勝ち上り、五輪出場権獲得への歩みを進めたい。
 現世界王者ながら、大陸予選にまわった王励勤(中国)はAグループに。
 Dグループでは蒋澎龍が、頭一つ抜け出た存在に見えるが、先日の世界選手権決勝トーナメント1回戦の日本戦(対水谷)では見るからに不調だった。もし、調子が戻っていないようならば、グループ戦で思わぬ苦戦になるかもしれない。
ドローは以下の通り
 五輪出場をかけたアジア大陸予選のドロー、日本選手2名の出場グループは以下のような顔ぶれとなった。
 水谷が入ったBグループで、気になる存在は2人。ライバルとなりそうなのは張雁書(チャイニーズタイペイ)。そしてダークホース的存在のイ・チョルグク(北朝鮮)は、先の世界選手権広州大会でも高い運動能力を活かし、北朝鮮のエースとして活躍した右のペンドライブ型だ。
 岸川のCグループには、パワープレーが持ち味の張ユク(中国香港)がいるが、岸川が得意のバックドライブで先手を取れば勝機はありそうだ。北朝鮮のジャン・ソンマンは強烈なフォア強打を得意とするカットマン。過去にリ・グンサンという名チョッパーを生んだ北朝鮮だけに、その存在には注意が必要だ。
 世界選手権団体戦・広州大会の興奮が冷めやらぬ中、北京五輪アジア予選(3月6~9日)が香港にて開催される! 日本からは男子が水谷隼(青森山田高)、岸川聖也(スヴェンソン)の2名が、女子は福岡春菜(中国電力)が出場し、北京五輪への切符獲得を狙う。

 主な出場メンバーは以下のとおり。
 ※赤字は女子選手

[日本]水谷隼、岸川聖也、福岡春菜
[中国]王励勤、王楠
[中国香港]張ユク、張瑞
[韓国]尹在栄、唐イェソ
[チャイニーズタイペイ]蒋澎龍、張雁書、黄怡樺、陸雲鳳、潘俐君
[シンガポール]ツァイ・シャオリ
[北朝鮮]キム・ヒョクボン、イ・チョルグク、ジャン・ソンマン
     キム・ミヨン、キム・ジョン、ヒョン・リョンヒ
[インド]カマル、ロイ、サハ
     ガタク、ダス、アッガルワル