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世界卓球 ドルトムントむんむん速報

2ゲーム目もぎりぎり。いいぞ岸。キシキシ言わせいや。
弱いどころか岸川からゲームポイントを奪ってるじゃないか!
あんなバックハンドしておいて!もう、打ち方なんかどうでもいいんじゃないかやっぱり。
3番、岸川が登場。
相手のプラトノフ(WR194)のバックハンドは「個性的にもほどがある」打ち方だ。しかもこの異様に低い構え。日本でなら確実に直されている打ち方だ。もっとも、弱いんじゃ仕方がないが。
その凄い天才・チチェチニンをマツ賢は根性で下した。偉い。
あのカットを打って肩を壊してなければいいが。

卓球のボールはたったの2.6gだが、あれだけ切れたカットを回転をかけて持ち上げようとすると肩を壊すのだ。1975年のカルカッタ大会で、高島のカットを打ったステパンチッチが肩を壊したし、その高島も1973年サラエボ大会ではボ・パーソンのドライブを受けて腰を痛め、個人戦を棄権したのは有名な話だ。
チチェチニン、最後のラリーで物凄いフォアカット。絶対ネットミスする弾道からコート上でブワーッと浮き上がって入った。どんだけ切れてるんだ一体。あれは上からのカメラでは見えまい。絶対卓球は下から撮るべきだ。いや、凄かった。チチェチニン恐るべし。

しかし短パン長すぎねえか。
こういう展開は痛いほどよくわかる。わかるぞマツ賢。私もカットマンにはよくこういう目に合う。しかし君は私ではないだろう?持ちこたえてくれ。
編集部の友くんに言わせると、このチチェチニンこそ本当の天才だという。なぜなら、打ち方がメチャクチャでいつも転びそうな格好をして間違って打っているような打ち方で大物に勝ったりするからだという。これは、良い打ち方をして入れるよりずっと難しいので、実はとんでもない天才だというのが友くんの見方だ。これだから卓球は面白い。
天才カットマン、チチェチニンを1本でしとめた。
あまりに大差で勝つと心配な面もある。卓球を知る者はわかるだろう。相手がカットならなおさらだ。
オーダーが手に入った。なかなか情報が入手できないのだ。

水谷(WR6)  3-1 サムソノフ(WR13)
松平賢(WR41) -  チチェチニン(WR79)
岸川(WR17)  -  プラトノフ(WR194)
4ゲーム目は水谷が11-8で取りサムソノフを3-1で下した。

今野さんによれば「今、ITTFのライブスコアリングが動かないのは、会場とテレビとインターネットのライブスコアをいっしょにやろうとして回線がぐちゃぐちゃにコングラッチュレーション!」だからだそうだ。

唾棄すべき駄洒落にも面白いものとつまらないものがあるが、これは気に入った。柳澤太朗は「まったく面白くない」そうだ。快心のギャグが私に通じてご満悦の今野さん。