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速報・現地リポート

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世界卓球 ドルトムントむんむん速報

マッチポイントを握ったガオ・ニン、チャンスポールをラケットの角に当てるミス。
サムソノフがゲームカウント0-2でガオ・ニンにリードされている。
3ゲームめ5-5だ。ガオ・ニンが勝つと日本の相手はシンガポールになる。日本にとってはかえって戦いやすいとみた。さらに、相手がシンガポールなら岸川の起用もあり、そこでの復調をきっかけにしてドイツ戦、はては中国戦での大爆発にもつながる可能性が出てくる。なにしろ卓球はデリケートなスポーツなのだ。
3番はシンガポールのヤン・ツーが勝ったのでベラルーシ1-2シンガポールとなった。5番のチチェチニン対パン・シュエジエはまずチチェチニンが勝つだろうから、今やっている4番のサムソノフ対ガオ・ニンで勝負が決まる。
ベラルーシ対シンガポールの3番、プラトノフとヤン・ツーの激しいラリーの応酬を見て
柳澤「ああいうラリーをしているようじゃダメですね。決められもしないのに回り込んだりして。中国には通用しないです」
「世界の頂上から見ればレベル低いってことだな」
「・・・我々どこから見てるんですかね」
「それはお前、世界の頂上からよ。幽体離脱してな」
一方のコートでは男子のベラルーシ対シンガポールだ。この試合の勝者が明日の日本の相手である。1番はサムソノフが取り、2番でチチェチニンがガオ・ニンとゲームオールをやっているのだがチチェチニンのプレーがたびたび観客を沸かせる。とにかく切れすぎているのだ。あるラリーでは、チチェチニンのカットがネットインして入ったのだが、相手コートに1回バウンドしてダイレクトに自分のコートにボールが戻った。どよめく観客。どれだけ切れているのか一度触らせてもらいたいものだ。それでも試合はガオ・ニンが勝ち、ベラルーシ 1-1 シンガポールとなった。

梁柱恩のクセ

2012/03/29

男子決勝トーナメント1回戦で、香港と台湾がやっている。1番でやっている香港の梁柱恩(リー・チューヤン)はペンホルダーなのだが、ラリーが終わると必ずシェークに持ち帰る。まず左手に持って次に右手に持ち、プレーを始める直前までシェークのままである。私の学生時代の同僚にも、同じことをするやつがいたし、シェークなのにペンに持ち変えるヤツもいて前々からこの習慣には注目をしていたのだ。世界レベルでも同じことをする人がいることがわかってちょっと面白い。梁柱恩はたった今、荘智淵に負けた。
昨日のグループリーグ戦でスウェーデンとスロベニアがやっているとき、選手招待席にワルドナーとフェッツナーの姿が見えた。ワルドナーは今でもドイツのリーグでプレーをしているから、このままコートに立っても大抵のヤツには負けないだろう。現代卓球を創った男だ。
会場の売店でサンドウィッチを食べた。前に並んでいた人のが美味しそうだったので同じものを頼んだのだ。
GRILLSCHINKENだとのことなのでこれはチキン、つまり鶏肉だろうと思った。食べてみるととても美味しい。それで王国取材陣にも買うことを勧めたのだが、そのとき店員に聞いてみるとなんと豚肉だった。SCHINKENとはチキンのことではなくてハムだということだ。それにしてもコーラが3.8ユーロ(約400円)とは高い。

模様替え

2012/03/29

今日から決勝トーナメントなので、メインアリーナは2コートだけに模様替えされていた。日本は男女とも今日は試合がないので私はゆっくりと速報をするつもりだ(矛盾してるが)。
昨夜のドローの結果、明日の準々決勝は日本男子はおそらくベラルーシと再戦、女子は韓国とだろう。チケットは売り切れで会場は超満員とのことだ。日本男子が明日勝てば、明後日は決勝進出をかけて地元ドイツと激突する。会場はムチャクチャになることだろう。今から武者震いする。
今、女子の韓国対ハンガリーをやっていて、1番で金璟娥とロバスがフルゲームを演じているのを平野と石川が見守っている。

不覚

2012/03/29

今野さんにクレーン車のことを話したら、あのクレーン社は大会のスポンサーになっているLIEBHERRという重機会社のもので、そもそもが宣伝のためにああやってわざと置いてあるのだという。「てっきり幕を張るためだけに用意したのかと思いました」と言うと「ここドルトムントですよ。幕張じゃないんだから」と得意気だ。不覚だ。