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世界卓球 蘇州でスマング! 速報
※スマッシュと見せかけてロビングする高度で無意味な技術

惜しいーっ

北北北来たーっ いやいや、縁起でもない。ここからだ。
ゲームカウント2-1

なーんか、女の方、バック面に変なラバー貼ってるな? 粒々の。こらっ。
むむう。

そういえばこの北朝鮮ペアは2年前のパリで優勝したペアではないか。顔からして。

どうだ? ん?
北朝鮮、なんと9-7の場面でネット際に高々と上がったボールをスマッシュすると見せかけてストップミス。

スマップミスだ!

吉村真晴/石川佳純 vs. キム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮)

世界選手権の個人戦で日本選手が最後に決勝に進んだのは1979年ピョンヤン大会で小野誠治が優勝した時以来だ。

くうーっ。

さあ速報するぞーっと思ったらメディアルームのモニターには同時進行の別の試合が。別の意味でくーっ。なんとかしよう。

何しろ決勝進出がかかっているのだから。

丹羽の魅力

2015/04/30

丹羽という選手は本当に面白い。

これまで、丹羽の試合態度が一生懸命ではないとか、すぐに諦めて試合を捨てるので見ていて腹が立つという批判を何人もから聞いた。

しかし私は、そういうところが丹羽という選手の面白さだと思う。そこを楽しまなくては損だ。考えてみよう。世界選手権やオリンピックでテレビで何十万人かが見ているとわかっている状況で、他人にどう思われるかをまったく意に介さないで試合をできる男がいったいどういう人間なのかということを。

鉄の心臓、氷の情熱、馬耳東風、カエルの面に小便、それが丹羽なのだ。

そう思ってみればこの男の試合のなんと面白いことか。応援団も観客も相手も徹底的に盛り下げて凍てつかせた上で、無表情でしかし狂った闘鶏のように打ちまくる。どうやらその肉体だけは熱く燃えているらしいことが、ときおり二本の指先でぬぐう汗が示す。

仲村さんいわく「あれじゃ相手は絶対調子でません。出しようがないです。ラリーが続かな過ぎてボール打たせてもらえないんですから」

そういう男だからこそ中国に勝つチャンスがあるのだ。腹が立つどころか、丹羽ほどアブない魅力を放つガキはいない。卓球界にこんなに面白い男がいるのが心底うれしい。
今日はアクセスの問題で、平野美宇の試合も丹羽/健太がメダルを決めた試合も水谷が逆転勝ちした試合も見られなかった。

無念。

なにしろ記者席の無線LANの信号が弱いのなんの。ほぼゼロか1メモリという具合で話にならなかった。LANケーブルも引いてあるが私のパソコンはその差込口がないため、USBへの変換アダプターを近くの店に買いに行った。ところがそれを指してもつながらず、Mac用だからWindowsと合わないのではとアドバイスされるなどして、電器屋に3往復もしたあげく、記者席のLANケーブルは外国にアクセスできないようになっていることが判明。

「無線の信号は弱くLANケーブルも使えなかったらどうやって仕事したらいいのか」とスタッフに言うと「済みません。それがルールなんです。メディアルームと会場を往復しながらやってください」とのことだ。

結果、石川と木子の試合は、背中に会場の歓声を聞きながらメディアルームのテレビ画面を見ながらやったのであった。世界選手権に来てるのに。
  • 蘇州の電器屋 日本と変わらない

  • メディアルーム とほほ

ニッタクの温(おん)くんは、中国籍だが日本生まれ日本育ちで、文化も精神も日本人だ。とはいえ家庭環境のため中国語もネイティブというお得な人である。

世界選手権では中国人スタッフと自由に意思疎通ができるので、その「便利さ」は計り知れない。

その温くんが昨日、たまたま隣り合った中国人のカメラマンと話したところ、そのカメラマンは温くんの来歴を知るや「お前は日本に魂を売った。中国人とは認めない」と本気で非難したという。

温くんが身につけていた物だか服だかを見て「それも日本語が書いてあるんだろう」とえらい剣幕だったそうだが、そこに書いてあったのは「Boston New York」という文字だったという。そういう話か・・・。
ゲームカウント0-4

シングルスのメダルはならず。

よし。この後の混合ダブルスで金メダルを狙え。
ゲームカウント0-3となり後がない石川

最後のボールは石川が木子のフォアサイド深くにサイドを切る見事なツッツキをしたが、おどろいた木子の苦しまぎれのドライブの回転がかかっていなくてブロックでネットミス。せっかく優勢になったのにそれが原因で点を取られることもあるのだ。卓球は難しい。
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※上記リンクは2015年4月時点のものです。