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欧州リポート

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 2月20日にドイツ・DTTL(ブンデスリーガ男子1部)が行われた。

 2位オクセンハオゼンvs.4位グレンツァオの試合では、1-1となった3番で岸川聖也vs.松平賢二の日本人対決が実現。互いにゲームを取り合うシーソーゲームはゲームオール7本で岸川に軍配が上がり、岸川は今季10勝目。岸川の勝利で2-1としたオクセンハオゼンだが、アポローニャ(ポルトガル)がガルドス(オーストリア)に敗れて2-2に。
 5番ダブルスで再び日本人対決となり、今度は松平/ブラシュチック(ポーランド)が岸川/フレイタス(ポルトガル)を3-2で下して勝利した。

 敗れたオクセンハオゼンは3位に転落。グレンツァオは4位のままだが、プレーオフ進出へ前進した。

【DTTL試合結果】
2/20
グレンツァオ 3-2 オクセンハオゼン
フルダ-マーバーツェル 3-0 ハナウ
ザールブリュッケン 3-1 プリューダーハオゼン

【DTTL順位】 ※2/20終了時点
1位:デュッセルドルフ(16勝0敗)
2位:ザールブリュッケン(12勝3敗)
3位:オクセンハオゼン(11勝4敗)
4位:グレンツァオ(10勝5敗)
5位:フルダ-マーバーツェル(7勝6敗)
6位:ブレーメン(6勝8敗)
7位:プリューダーハオゼン(6勝9敗)
8位:ヘルネ(2勝13敗)
9位:ハナウ(2勝13敗)
10位:グラフェルフィン(1勝12敗)

【日本人選手の成績】
岸川聖也(オクセンハオゼン)
 2/20 2-3 グレンツァオ
○岸川 -7、5、10、-10、7 松平
 岸川/フレイタス 4、-8、9、-8、-10 松平/ブラシュチック○
通算:単10勝4敗、複2勝1敗

松平賢二(グレンツァオ)
 松平 7、-5、-10、10、-7 岸川○
○松平/ブラシュチック -4、8、-9、8、10 岸川/フレイタス
通算:単6勝12敗、複3勝1敗

 2月13日、ドイツ・ブンデスリーガ2部南部の試合で、平野友樹(野田学園高)が所属しているフリッケンハオゼンと坪口道和(日産横浜クラブ)が所属しているグレンツァオIIが対戦した。 11月20日以来のブンデスリーガの試合となった平野は単複で2勝をあげて勝利に貢献。坪口は単1勝をあげるも、チームの勝利にはつながらなかった。 坪口は単17勝4敗と活躍しているが、チームは0勝9敗3分で最下位。一方、平野のフリッケンハオゼンは11勝1敗で首位を独走している。

【日本人選手の成績】
平野友樹(フリッケンハオゼン・2部南部)
 2/13 9-2 グレンツァオII
○平野/フー・ヨン -7、8、9、9 バーガー/ウェンゲル
○平野 11、6、11 ウェンゲル
通算:単7勝、複6勝1敗

坪口道和(グレンツァオII・2部南部)
 2/13 2-9 フリッケンハオゼン
 坪口/ダデチン 10、-8、-9、9、-3 ボージック/ナジー○
 坪口 -10、-6、9、-4 ボージック○
○坪口 -5、5、8、5 コソウスキ
通算:単17勝4敗、複5勝9敗
 2月1・4・8日にドイツ・DTTL(ブンデスリーガ男子1部)が行われた。

 1日には岸川聖也が所属するオクセンハオゼンがハナウに3-0で勝利。岸川はトップでカイナット(スロバキア)を3-2で下した。オクセンハオゼンは通算11勝3敗とし、ザールブリュッケンと勝敗数で並び、得失ゲーム差で2位に浮上した。

 グレンツァオの松平賢二は8日のヘルネ戦に出場。3番でボトロフ(ドイツ)に3-1で勝利。チームも3-0で勝利し、4位キープだ。

【DTTL試合結果】
2/1
オクセンハオゼン 3-0 ハナウ
2/4
プリューダーハオゼン 3-2 ヘルネ
2/8
デュッセルドルフ 3-1 グラフェルフィン
グレンツァオ 3-0 ヘルネ

【DTTL順位】 ※2/8終了時点
1位:デュッセルドルフ(16勝0敗)
2位:オクセンハオゼン(11勝3敗)
3位:ザールブリュッケン(11勝3敗)
4位:グレンツァオ(9勝5敗)
5位:フルダ-マーバーツェル(6勝6敗)
6位:プリューダーハオゼン(6勝8敗)
7位:ブレーメン(6勝8敗)
8位:ハナウ(2勝12敗)
9位:ヘルネ(2勝13敗)
10位:グラフェルフィン(1勝12敗)

【日本人選手の成績】
岸川聖也(オクセンハオゼン)
 2/1 3-0 ハナウ
○岸川 -6、6、11、-2、8 カイナット
通算:単9勝4敗、複2勝

松平賢二(グレンツァオ)
 2/8 3-0 ヘルネ
○松平 -8、7、10、6 ボトロフ
通算:単6勝11敗、複2勝1敗

 1月28~30日、オーストリア・シュヴェヒャートにあるシュラガーアカデミーにてヨーロッパユーストップ10が行われた。
 種目はジュニア男女シングルス、カデット男女シングルスの4種目。それぞれ、ヨーロッパ各国から集まった有望な若手10名ずつが総当たり戦で覇を競った。 

 ジュニア男子は昨年の世界ジュニアベスト8のロビノ(フランス)が9戦全勝で優勝。2位にはゴーズィ、3位にはロレンツ、4位にはフローレが入り、フランス勢が上位を独占した。

 ジュニア女子は世界ジュニアベスト16のP.ゾルヤ(ドイツ)が優勝。5位のクリーゴフ(ドイツ)に敗れたが、8勝1敗の成績を残した。

 カデット男子はランドリュー(フランス)が優勝。昨年のヨーロッパユース選手権のダブルスで準優勝しているが、これまで世界ジュニアやITTFプロツアー・ジュニアサーキットにも出場しておらず、国際的には無名な選手だ。

 カデット女子はファイファー(フランス)とトロスマン(イスラエル)が7勝2敗で並び、直接対決で4-3で勝利しているファイファー(フランス)が優勝。カデット男子優勝のランドリューと同様に、ファイファーも昨年のヨーロッパ選手権ダブルス準優勝の実績がある。

 以上のように、4種目中3種目を制したフランス。1993年に世界チャンピオンに輝いたガシアンが引退した2000年代以降はやや低迷を続けていたフランスだったが、ジュニアの強化を推進し、ここ数年でその成果が実を結び始めている。

[UNIQAヨーロッパユーストップ10優勝記録]
ジュニア男子:ロビノ(フランス)
ジュニア女子:P.ゾルヤ(ドイツ)
カデット男子:ランドリュー(フランス)
カデット女子:ファイファー(フランス)
 1月23~30日の間に行われたドイツ・DTTL(ブンデスリーガ男子1部)の結果。12連勝中で首位のデュッセルドルフは、ズース、バウム(ともにドイツ)、ヤカブ(ハンガリー)のメンバーで3連勝。3-2の接戦を2試合切り抜け、連勝を15に伸ばした。

 グレンツァオの松平賢二は、28日のザールブリュッケン戦と30日のハナウ戦に出場。ザールブリュッケン戦ではトキッチ(スロベニア)に敗れたが、ハナウ戦ではヤン・ツー(シンガポール)に勝利した。
 オクセンハオゼンの岸川は出場しなかった。

 今節では、上位チームが順当に勝利し、順位に変動はなかった。

【DTTL試合結果】
1/23
デュッセルドルフ 3-2 フルダ-マーバーツェル
ブレーメン 3-0 ハナウ
1/28
デュッセルドルフ 3-2 ヘルネ
オクセンハオゼン 3-1 プリューダーハオゼン
ザールブリュッケン 3-0 グレンツァオ
1/29
フルダ-マーバーツェル 3-0 ブレーメン
1/30
プリューダーハオゼン 3-0 グラフェルフィン
オクセンハオゼン 3-0 ヘルネ
グレンツァオ 3-0 ハナウ
デュッセルドルフ 3-1 ザールブリュッケン

【DTTL順位】 ※1/30終了時点
1位:デュッセルドルフ(15勝0敗)
2位:ザールブリュッケン(11勝3敗)
3位:オクセンハオゼン(10勝3敗)
4位:グレンツァオ(8勝5敗)
5位:フルダ-マーバーツェル(6勝6敗)
6位:ブレーメン(6勝8敗)
7位:プリューダーハオゼン(5勝8敗)
8位:ハナウ(2勝11敗)
9位:ヘルネ(2勝11敗)
10位:グラフェルフィン(1勝11敗)

【日本人選手の成績】
松平賢二(グレンツァオ)
 1/28 0-3 ザールブリュッケン
 松平 -9、7、-8、-6 トキッチ○

 1/30 3-0 ハナウ
○松平 -6、-6、7、6、9 ヤン・ツー
通算:単5勝11敗、複2勝1敗

 1月14・16日、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)準々決勝が行われた。

 岸川聖也が所属しているオクセンハオゼン(ドイツ)はオレンブルグ(ロシア)に1-3で敗戦。1番でアポローニャ(ポルトガル)がオフチャロフ(ドイツ)にストレートで勝利し、流れをつかみかけたが、大黒柱のサムソノフ(ベラルーシ)に2点を奪われた。岸川はサムソノフとゲームオールの試合を演じるも、最終ゲーム7本で力尽きた。

 最多5回の優勝を誇るシャルロワ(ベルギー)はアンジェ(フランス)に1-3で敗れた。長年チームを支えてきたJ.セイブ(ベルギー)が2失点を喫した。

 エヌボン(フランス)はニーダーオーストリア(オーストリア)に3-2で勝利。クレアンガ(ギリシャ)が陳衛星、シュラガー(ともにオーストリア)のツインエースから勝利をあげた。

 2連覇中のデュッセルドルフ(ドイツ)はUMMC(ロシア)に3-1で勝利。4番ではボル(ドイツ)が陳杞(中国)をゲームオール12本で下した。

●ECL準々決勝
1/16 オレンブルグ(ロシア) 3-1 オクセンハオゼン(ドイツ)
1/14 アンジェ(フランス) 3-1 シャルロワ(ベルギー)
1/14 エヌボン(フランス) 3-2 ニーダーオーストリア(オーストリア)
1/14 デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 UMMC(ロシア)
 昨年12月10日に行われたECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)ラウンド6(グループリーグ最終戦)の結果。

●グループA
12/10 エヌボン(2勝2敗/フランス) 3-0 グレンツァオ(1勝3敗/ドイツ)

 1勝2敗同士のエヌボン(フランス)とグレンツァオ(ドイツ)がグループリーグ突破をかけた対戦。トップでエヌボンのバイ・フォンティアン(中国)がガルドス(オーストリア)に0-2からの逆転勝ち。これで勢いがついたエヌボンがストレートで勝利。グループ2位となり、グループリーグ突破を決めた。

最終順位:1.オレンブルグ(3勝1敗/ロシア)2.エヌボン(2勝2敗/フランス)3.グレンツァオ(1勝3敗/ドイツ)

●グループB
12/10 UMMC(3勝3敗/ロシア) 3-0 シャルロワ(4勝2敗/ベルギー)
12/10 フルダ-マーバーツェル(2勝4敗/ドイツ) 3-2 ルバロワ(3勝3敗/フランス)

 まずはUMMC(ロシア)が、グループリーグ突破を決めていたシャルロワ(ベルギー)に勝利。2位につけていたルバロワ(フランス)は最下位フルダ-マーバーツェル(ドイツ)の意地の前にまさかの敗戦。グループリーグ突破を目前で逃してしまった。

最終順位:1.シャルロワ(4勝2敗/ベルギー)2.UMMC(3勝3敗/ロシア)3.ルバロワ(3勝3敗/フランス)4.フルダ-マーバーツェル(2勝4敗/ドイツ)

●グループC
12/10 オクセンハオゼン(4勝2敗/ドイツ) 3-1 ロスキレ(1勝5敗/デンマーク)
12/10 ポントワーズ(2勝4敗/フランス) 3-2 ニーダーオーストリア(5勝1敗/オーストリア)

 すでにニーダーオーストリア(オーストリア)とオクセンハオゼン(ドイツ)のグループリーグ突破が決まっていたグループC。シュラガーと陳衛星(ともにオーストリア)を温存させたニーダーオーストリアはポントワーズ(フランス)に2-3で敗れて全勝はならなかった。オクセンハオゼンは、岸川が2勝をあげて快勝した。

最終順位:1.ニーダーオーストリア(5勝1敗/オーストリア)2.オクセンハオゼン(4勝2敗/ドイツ)3.ポントワーズ(2勝4敗/フランス)4.ロスキレ(1勝5敗/デンマーク)

●グループD
12/10 アンジェ(2勝2敗/フランス)  3-0  エルニーニョ(1勝3敗/チェコ)

 グループA同様、グループ2位の座をかけた対決となったグループD。何志文(スペイン)、イオニス(ギリシャ)という個性派エースがいるアンジェ(フランス)がストレートで勝利し、トーナメント突破を決めた。

最終順位:1.デュッセルドルフ(3勝1敗/ドイツ)2.アンジェ(2勝2敗/フランス)3.エルニーニョ(1勝3敗/チェコ)

 1月16日、ドイツ・DTTL(ブンデスリーガ男子1部)が3試合組まれた。開幕から11連勝中で首位を独走しているデュッセルドルフは7位プリューダーハオゼンと対戦。2番でボル(ドイツ)が梁柱恩(香港)に苦戦して3-2で辛勝したものの、結局ストレート勝ち。連勝を12に伸ばした。

 2位ザールブリュッケンは6位ブレーメンを下して2位キープ。9位グラフェルフィンvs.10位ヘルネの試合はヘルネが勝利し、順位が入れ替わった。

【DTTL試合結果】
1/16
ヘルネ 3-1 グラフェルフィン
デュッセルドルフ 3-0 プリューダーハオゼン
ザールブリュッケン 3-1 ブレーメン

【DTTL順位】 ※1/16終了時点
1位:デュッセルドルフ(12勝0敗)
2位:ザールブリュッケン(10勝2敗)
3位:オクセンハオゼン(8勝3敗)
4位:グレンツァオ(7勝4敗)
5位:フルダ-マーバーツェル(5勝5敗)
6位:ブレーメン(5勝7敗)
7位:プリューダーハオゼン(4勝7敗)
8位:ハナウ(2勝9敗)
9位:ヘルネ(2勝9敗)
10位:グラフェルフィン(1勝10敗)

 2011年最初のドイツ・DTTL(ブンデスリーガ男子1部)が先週末に行われた。

 岸川聖也が所属するオクセンハオゼンは1月7日にデュッセルドルフと対戦。岸川がバウム(ドイツ)に勝利するも1-3で敗れた。
 9日にはグラフェルフィンと対戦。ここまで1勝と苦戦しているチームに対し、3-0のストレートできっちり勝利。3位をキープしている。

 松平賢二が所属しているグレンツァオは、7日のブレーメン戦、9日のフルダ-マーバーツェル戦にともに勝利。松平も1勝ずつをあげ、勝利に貢献。オクセンハオゼンに次いで4位に浮上した。

【DTTL試合結果】
1/7
デュッセルドルフ 3-1 オクセンハオゼン
ザールブリュッケン 3-0 ヘルネ
プリューダーハオゼン 3-0 ハナウ
グレンツァオ 3-2 ブレーメン
1/9
オクセンハオゼン 3-0 グラフェルフィン
グレンツァオ 3-1 フルダ-マーバーツェル
デュッセルドルフ 3-0 ブレーメン
ザールブリュッケン 3-2 ハナウ

【DTTL順位】 ※1/9終了時点
1位:デュッセルドルフ(11勝0敗)
2位:ザールブリュッケン(9勝2敗)
3位:オクセンハオゼン(8勝3敗)
4位:グレンツァオ(7勝4敗)
5位:フルダ-マーバーツェル(5勝5敗)
6位:ブレーメン(5勝6敗)
7位:プリューダーハオゼン(4勝6敗)
8位:ハナウ(2勝9敗)
9位:グラフィルフィン(1勝9敗)
10位:ヘルネ(1勝9敗)

【日本人選手の成績】
岸川聖也(オクセンハオゼン)
 1/7 1-3 デュッセルドルフ
○岸川 8、6、8 バウム
 岸川 -1、-5、-3 ボル○

 1/9 3-0 グラフェルフィン
○岸川 6、5、6 フラシュ
通算:単8勝4敗、複2勝

松平賢二(グレンツァオ)
 1/7 3-2 ブレーメン
○松平 -5、12、1、-9、9 ヒールシャー
 松平 -6、-9、-10 クリサン○

 1/9 3-1 フルダ-マーバーツェル
○松平 6、-9、6、-9、10 スヴェンソン
通算:単4勝10敗、複2勝1敗

 1月2日、ドイツカップ選手権準決勝以上(DTTBファイナル4)が行われ、デュッセルドルフが優勝した。

 ドイツカップはブンデスリーガに所属する男子チームによるトーナメント戦。昨年8月末から行われてきたが、1月2日の準決勝にはデュッセルドルフ、オクセンハオゼン、ザールブリュッケン、フルダ-マーバーツェルが残り、デュッセルドルフとオクセンハオゼンが決勝に進出。オクセンハオゼンの岸川は3番シングルスと5番ダブルスで勝利を挙げる活躍を見せた。
 しかし、決勝戦はデュッセルドルフが3-0でオクセンハオゼンに勝利して優勝。岸川は3番でバウム(ドイツ)にストレートで敗れている。

DTTBファイナル4
●準決勝
デュッセルドルフ 3-1 フルダ-マーバーツェル
オクセンハオゼン 3-2 ザールブリュッケン
●決勝
デュッセルドルフ 3-0 オクセンハオゼン
○ボル 9、8、-11、8 フレイタス
○ズース -10、8、10、7 アポローニャ
○バウム 8、2、8 岸川