速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

全中国運動会・速報2013

●男子シングルス3回戦
馬龍(北京市) 9、10、-6、-3、7、10 梁靖崑(河北省)
王皓(解放軍) -10、-7、-9、12、7、9、5 程靖チィ(河北省)
王励勤(上海市) 3、6、9、-5、6 陳杞(解放軍)
崔慶磊(河北省) 10、9、10、8 馬琳(広東省)

男子シングルス3回戦は、まず4試合が先に行われた。残り4試合は現地時間の19時(日本時間20時)から行われる。

このラウンドで目を引いたのが、河北省の選手たちだ。まず「何のスポーツの選手?」と思うほどガッチリした体躯で、全身を使った豪快なフォアドライブを打ちまくった程靖チィ(チョン・ジンチィ)。王皓から3ゲームを連取し、第4ゲーム10-9でマッチポイントを奪って、王皓ファンに悲鳴を上げさせた。この人が08年世界ジュニア選手権の中国代表だったことを覚えている人は、かなりのマニア。

速報担当の注目株は、馬龍と互角の打撃戦を繰り広げた梁靖崑。9月3日まで行われていたアジアジュニア選手権で優勝した選手。超級リーグで張継科に勝つほどの実力はダテではなかった。
アジアジュニアの疲れもあってか、馬龍戦の終盤で左太ももを傷めて敗れたが、この選手も馬力がある。馬龍のパワードライブを前陣で正確にブロックし、フォア対フォアでは優位に立ってさえいた。馬龍に全く力負けしていなかった。

そして、なんと馬琳をストレートで破った崔慶磊(ツイ・チンレイ)。超級リーグではかなりの実績を誇る選手で、今年6月のジャパンオープンでのプレーは期待はずれだったが、今大会の個人戦に入ってから、気合いの入ったプレーを見せている。ひょうひょうとしたプレースタイルなのだが、馬琳の変化サービスを苦にせず、コースのわかりにくい台上プレーから、突然のパワードライブ。あの馬琳が、最後までペースをつかめないまま敗れた。

河北省の男子選手というと、「中国女子チームの練習パートナー」というイメージがつきまとっていたが、どっこい侮れないのだ。
  • 程靖チィ、ちょっと勝利を意識した感あり

  • 日本にとっても怖い存在になる梁靖崑

  • 馬琳に完勝した崔慶磊

  • 馬琳、最後の全中国はベスト16止まり