●男子シングルス1回戦
水谷隼 -7、-7、-8、3、7、6、8 森薗
女子の福原・森薗戦に続き、男子の同士討ちも大熱戦となった。
森薗が水谷を3−0とリードし、もしやと思わせたが、やはり水谷の堅陣は固い。
「最初はフォアの調子が悪くて、オーバーミスばかりだった。4ゲーム目からはようやく修正できた」(水谷)と、試合の中で修正する水谷の高い対応力は素晴らしい。
森薗は、バックで水谷を振り回し、カウンターブロックを駆使して、水谷をロビングに追い込むプレー。それに苦しんだ水谷は「相手のフォアを早めに突くようにして、バックにしぼらせなかった」と戦術を変えて、森薗を崩す。
速い決め球が打てるところでもあえてゆるいボールを送ることで、森薗のカウンターを封じた。
水谷が速いボールを打てば、森薗のカウンターは自然と速くなる。緩いボールを送り、森薗のカウンターのスピードを落とし、次球を急所へ打ち込んだのだ。
「この大会は賞金も高いし、メンタルが重要になる。最初は調子が悪かったが、4ゲーム以降は自分でも不思議なくらい調子が良い。このまま思い切って優勝を狙います」と力強いコメントを残し、水谷が準々決勝へ進出だ!